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ブックマーク / snow-man.cc (11)

  • 魁!!漫画塾

    西暦2015年、謎の大災害からの奇跡的復興を遂げた第三新東京市に「使徒」と呼称される謎の敵生命体が攻めてくる。ネルフ総司令・碇ゲンドウは、長く訣別していた息子シンジを呼び戻す。使徒と戦える唯一の兵器「エヴァンゲリオン」に乗せるために。 アニメの大ブームや映画については、今さら僕が何か言うことなどないだろう。後にはペンペン草一生えていないという状況下で、いまさら新しいことなど何も言えまい。それでも言いたいことがないわけではないのだが、ここでは謎に関しての私見とか、用語解説とか、そういうことは一切やらない。 この批評は「漫画エヴァ」についての批評である。アニメとは若干ストーリーも違う。そのため、今回の批評は「アニメエヴァ」との比較を中心にやってみることにした。濃いエヴァファンには期待はずれな内容だろうが、このコーナーの趣旨を理解していただくより他にない。 アニメと漫画エヴァでいちばん

  • むちむち☆メモリアル

    「雪男くん、話ってなに?」 ボクのクラス一の美少女・蛆崎香織(うじさき・かおり)ちゃんが伝説の木の下にやってきたのは、約束の時間の十分後だった。 「話というのはほかでもないんだ」とボクはうつむきながらつぶやいた。香織ちゃんがまぶしすぎて、小心者のボクは目をあわせることなんかできやしない。 「実は、ボクとつきあっ」 「イヤ」 「即答かよ!!」 香織ちゃんは「チッ」と舌打ちしながら、もぞもぞとポケットを探った。そして年季の入ったジッポーとマイセンライトを取り出し、おもむろに煙草に火をつけた。 「雪男くんなら、あたしなんかよりもっといい娘がきっと見つかるわ。だから、ね?お互い、いいお友達のままでいましょうよ」 香織ちゃんはやさしくボクに微笑んだ。 「そんな!」ボクは詰め寄った。 「香織ちゃんはボクのこと、嫌いなの?」 「嫌いってわけじゃないのよ」と香織ちゃんは困った顔でまた

    Crowser
    Crowser 2011/09/29
    雪男さんの最高傑作。
  • 魁!!漫画塾

  • 魁!!漫画塾

  • 第七回「女生徒」

    太宰治(1909~1948) 青森県津軽に生まれる。名は津島修治。18歳で芥川龍之介の自殺に衝撃を受けて以降、計四度の自殺未遂を繰り返す。帝大仏文科に入学するも授業料未納で除籍。人間の偽善と虚無を描く自虐的な作風で「無頼派」と呼ばれ、戦後文学の第一人者となる。39歳で玉川上水に女と投身心中。他の代表作は「斜陽」「走れメロス」「人間失格」「津軽」「グッド・バイ」など。 あさ、眼をさますときの気分は、面白い。お部屋のお掃除をして朝ご飯をべて学校に行くと、美術の先生にモデルになってくれなんて頼まれる。こんな心の汚い私をモデルなんかにして、先生の画はきっと落選だ。家に帰ると客がいて、母親のためにいい娘を演じていやいやお料理。お風呂に入ってお洗濯を済ませたら、布団にどさんと倒れ込む。眠りに落ちる時の気持って、へんなものだ。おやすみなさい、私は王子さまのいないシンデレラ姫。 お風呂場に電燈をつけて

  • かまくら式フリーソフトレビュー

  • あの頃テキストサイトと

    All these places have their moments どんな場所にも思い出が満ち溢れている With lovers and friends I still can recall 愛する人や友達と過ごした日々を、 僕はまだ昨日のことのように思い起こせる Some are dead and some are living 亡くなってしまった人たち、元気でいる人たち In my life I've loved them all. すべて僕が愛してきた、かけがえのない人たち ■序章■ それはまだこの界隈に「テキストサイト」などという言葉が存在せず、僕らが自分たちのコミュニティを指して「日記系」と呼んでいた頃の話。僕はひたすらに暇を持て余す21歳の大学生だった。あまりにも暇で暇で、勢いに任せて自分のホームページなんてものを開いて間もない頃のことだ。 その記念すべき僕の最初のホームペ

  • 魁!!漫画塾

    南丸洋二が持つ超能力は実は世界を脅かすほどの強大な力を秘めていた。「窓の外」に手が届く力とはいったい何なのか? 丸神町を舞台に謎の能力を巡り繰り広げられるSFサスペンス。 前作「寄生獣」は実に面白い奇作だった。普通、奇作でヒットを飛ばした後の漫画家はそれ一作で枯れてしまいその後は設定が奇抜なだけの失敗作でファンを失望させるものだが、岩明は例外だった。期待を裏切るどころか、前作以上に面白い作品を描いてしまった。 賛否両論あるかもしれないが、メッセージ作家・岩明の思想の前進という意味において、「七夕の国」は前作「寄生獣」を上回る傑作だと僕は思っている。 岩明が「寄生獣」で読者に突きつけたテーマは人間の質とは何か、であった。 人間の弱さ脆さ、エゴ、そして恐ろしさ。なにが善で何が悪かという安易な位置づけをせず、岩明はそれらをただ淡々と、不気味に描いていた。 ひるがえって「七夕の国」はどう

  • 白痴辞典

    アホの子 あほのこ 「天然」「未熟」などの萌え要素を備えた、知的レベルが一般人未満白痴以上の段階にある者のこと。 一億総白痴化 いちおくそうはくちか 22世紀までに日人全員を白痴化させよう、という文科省が推進している裏計画のこと。 第一段階としてゆとり教育が打ち出された。

  • 日記傑作選~「例え話」編~

    02/3/18 例えば、つきあって初めてのクリスマスを迎えようとするカップルの話。 男の子は苦労してクリスマス・イブに合わせて一流ホテルを予約し、嬉しそうに女の子にそれを告げる。でも、女の子は喜ぶどころか眉をひそめてしまう。そして悲しそうに言う、私は親の言いつけで外泊が許されていないのよ、何度もそう言ってるじゃない、と。 男の子は説得する。何も毎回毎回泊まってくれと頼んでるわけじゃない。クリスマス・イブ、一年でたった一日の特別な日くらいは親を騙したっていいじゃないか。友達の家でパーティーをやってそのまま泊まる、とでも嘘の電話を入れればいいじゃないか。でも女の子は首を振り続ける。あなたと朝まで一緒にいたいのはやまやまよ。でも私は、親に嘘をつけない。それだけはできないの。 男の子はそれでも説得する。もうホテルは取ってしまったんだ。親に一度限りの嘘電話を入れる、たったそれだけのことで僕たちは最高

  • 少年はいかにして信仰を捨てたか

    僕が小学生だった頃の話。 僕は当時発売されたばかりの「ゲームボーイ」に夢中だった。 いまでこそ携帯ゲーム機なんて当たり前の存在だけれど、いにしえの昔には「ゲーム&ウォッチ」なんてモノまで狂ったようにやりこんでいた僕にゲームボーイの登場は衝撃以上だった。 カセットを取り替えて違うゲームができる携帯機。そんな夢のようなもので遊ぶことができるだなんて。僕ら当時の小学生は、そんなハイテク時代に生まれてこれたことを心から感謝していたものだった。今にしてみれば笑ってしまうような「ハイテク」ではあったけれど。 そんな携帯ゲーム機黎明期に、一つのキラーソフトが発売された。今やマイクロソフトと並ぶ天下の嫌われ者大企業、スクウェア様からお出になったRPG、「魔界塔士Sa・Ga」である。 現在はともかく、当時のスクウェア様はほんとに志あるいいゲームをお作りになっていた。「魔界塔士Sa・Ga」もその「ス

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