村上龍さんのJMM(Japan Mail Media)に投稿されている肥和野 佳子さんのエッセイ「NEW YORK, 喧噪と静寂」は、いつも頷きながら読まされる部分が多くて、JMMの中で私が一番好きなレポートです。2010年11月24日に配信された「日本人の海外志向の減少とドメスティックな米国人」(http://ow.ly/3hluZ)では、豊かな国の人間は外国に出たがらないことや、人の流れは経済発展途上の国から豊かな国に向かって動くことなどを挙げて、日本の若者が海外に出て行かなくなったのは国が豊かになったからであって、けして不自然で問題なことではないという意見を述べられています。 私もその意見に強く共感したので、国境を超える人の動きの変化を入管統計であらためて確認してみてみたくなりました。入管統計は、なんと私が生まれた60年前の1950年からのデータをダウンロードすることができますが、当