日本の“歴史修正主義”への懸念 2015年は第二次世界大戦の終結から70年目の節目の年にあたり、政府、国会から声明が発表される見通しとなっている。戦後50年を迎えた1995年には、村山富市首相が日本の戦争を「国策の誤り」と指摘し、日本の過去の侵略を謝罪する談話を発表した。この談話は世界中から高い評価を受け、その後の日本の歴代内閣はおおむねこれを踏襲してきた。 1995年の村山談話は、日本の過去の戦争に対する政府の最終見解として受け止められた。(写真・時事) 2012年末、首相の座に返り咲いた安倍晋三氏は、戦後70年目の終戦記念日に村山談話に代わる新しい談話を発表する意向を表明した。(※1)首相は、侵略の定義は定まっておらず(少なくとも首相が受け入れるものはない)、そのため日本の戦争が侵略戦争であったかどうか疑問をもっていると述べるなど、新しい談話の中身をうかがわせるような発言をしている。
村上春樹を世界的な作家にしたのは翻訳家の貢献が大きい。ドイツでは村上作品の英語版からの重訳に疑問の声も上がっている。ドイツにおける村上作品の翻訳事情に迫る。 14年1月にドイツで刊行された村上春樹氏の最新作。 日本を代表する“グローバル作家”と評されている村上春樹氏が65歳の誕生日を迎える2日前の2014年1月10日、最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』のドイツ語版(Die Pilgerjahre des farblosen Herrn Tazaki)が発売された。13年10月に発売日が公表されて以来、ファンもマスコミもこの日を待ちわびていた。そして当日、全ては予想通りに進行していった。多くの書店では最も目立つ入り口付近に新刊が平積みにされ、電子書籍版も同日に発売。新聞の書評やラジオでの報道なども、318ページに及ぶ村上作品をむさぼり読もうとする読者の興奮をあおり、大きな盛り
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『21世紀の資本』が世界的なベストセラーとなり、一躍有名になったフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏〔AFPBB News〕 トマ・ピケティ氏のベストセラー『21世紀の資本』には、富がいよいよ一部に集中するようになったもう1つの先進国として日本が登場する。 日本は間違いなく、この本がよく売れているもう1つの先進国だ。ピケティ氏は先日東京を訪れ、熱烈な歓迎を受けた。 だが、日本は同氏の理論が最も当てはまらない場所かもしれない。 日本の富の格差は決して大きくない 1991年の日本の資産バブル崩壊は、この国の富裕層が米国や多くの欧州諸国ほど多くの財産を築かなかった理由の1つだ。日本の富裕層上位10%が保有する富の割合は、ノルウェーやスウェーデンなど平等主義で有名な国よりも低い。実際、クレディ・スイス・リサーチ・インスティチュートが調査した46の経済国・地域の中で下から2番目の低さで、唯一ベルギー
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