7日夜行われた安倍総理大臣の記者会見には諮問委員会の尾身茂会長が同席し、7つの都府県が緊急事態宣言の対象となった根拠を説明しました。 そのうえで東京と大阪の状況について「イタリアでは累計の感染者数が倍になるまでの時間が2日から2.5日だった。東京では3月上旬は10日ほどだったのが、最近は5日ほどとなっている。また大阪も6.6日だ。感染経路がわからない患者の割合も東京は7割近く、大阪も5割近くに上っている。神奈川、埼玉、千葉はこうした指標から見れば東京ほどではないが、東京と生活圏を同じくしているために指定されている。また兵庫も大阪と生活圏が一体となっている」と説明しました。 また、福岡について尾身会長は「累計の感染者数は少ないが、数が倍になる時間が全国で最も短く6日の時点で2.9日だった。感染経路がわからない患者の割合も全国で最も高く、6日の時点で72%に上っているため対象地域に加えられた」