米国に住むユダヤ人の多くが銃の所持には消極的だったが、いま考えを改めざるをえない状況になっている。米経済メディア「ブルームバーグ」が米国フロリダ州のユダヤ人たちを取材した。 米国フロリダ州には、74万人近いユダヤ人が住んでいる。イスラエル外で最もユダヤ人が集まっている場所のひとつだ。 フロリダは最も容易に銃を入手できる州のひとつでもある。銃の購入は米国では追跡されておらず、FBIの犯罪歴調査がその代わりになる。フロリダではその調査件数が2023年3月以降減っていたが、10月になって増加に転じた。 FBIがフロリダで10月に処理した調査は12万4000件で、9月からは30%増、全米の平均8%増の4倍近くにもなった。同州での犯罪歴調査は、2022年から12%増になっている。 「ブルームバーグ・ニュース」の取材に応じたフロリダに住むユダヤ人の多くが、これまで銃の所有をためらってきたものの、10月