何人かは最初の攻撃を生き延び別の車に逃げ込んだが、その車も標的にされた――。パレスチナ自治区ガザ地区で米国のNGO「ワールド・セントラル・キッチン」(WCK)のスタッフがイスラエル軍の攻撃で死亡した問題で、発生当時の様子が次第に明らかになってきた。この問題を機に、バイデン米大統領はイスラエル支援の見直しを示唆して人道状況の改善を迫っており、イスラエル側の出方が焦点となっている。 イスラエル軍が5日に公表した調査結果や米メディアの報道によると、イスラエル軍の無人機(ドローン)による攻撃が始まったのは1日夜。米国や英国など外国籍6人を含むWCKのスタッフ計7人が倉庫での荷降ろし後、3台の車に分かれて走行している最中だった。最初に1台が攻撃され、数人が逃げ出して別の2台の車に移ったものの、その2台も次々に攻撃を受けた。イスラエル軍は「無人機のオペレーターがイスラム組織ハマスの戦闘員が乗っていると
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