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ブックマーク / atomica.jaea.go.jp (4)

  • トリチウムの生物影響 (09-02-02-20) - ATOMICA -

    <概要> 将来のエネルギー源として計画が進められている核融合(炉)にかかわる環境・生物影響、とくにトリチウムの人体への影響が注目される。トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。 <更新年月> 2000年03月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年である。大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施

  • フォールアウトからの人体内セシウム(40年の歴史) (09-01-04-11) - ATOMICA -

    <概要> 人体内の放射性セシウムは尿や組織の放射化学分析により、あるいはホールボデイカウンタを用いて検出・測定ができる。1945年、米国ネバダ砂漠で行われた最初の核実験以来繰り返された核実験やチェルノブイリ原子力発電所事故などにより放出されて物連鎖を介して人体に摂取され、蓄積されたセシウム137の放射能がセシウム137の体内量である。体内量は摂取する物の汚染の程度や汚染の継続時間によって異なる。また、物の摂取量や生物学的半減期に違いのある性や年齢によっても体内量は異なる。 ホールボデイカウンタで測定された日人の成人男子について1963年から1994年までの体内量の推移、同程度の期間測定が行われたスウェーデンとカナダにおける体内量の推移を中心に述べる。性、年齢層などのパラメータと体内量の関係、さらに乳児期の体内量の推移の特異性についても述べる。 <更新年月> 2006年12月 <

    Cru
    Cru 2011/09/14
    大気圏内核実験人体内セシウム推移。中学生尿中セシウム、グラフにSurveyって書いてるけど母集団が良く分からんなぁ。全体の傾向では1965前後がピーク。
  • トロトラストによる放射線の晩発障害 (09-03-01-11) - ATOMICA -

    <概要> 二酸化トリウムコロイドを主剤とするX線 造影剤トロトラストは、わが国では広島、長崎の原爆に次ぐ大規模な放射線による健康障害をもたらした。体内に注入されたトロトラストは肝臓や骨髄などに沈着しα線を長年月にわたって放出する。数十年経過後、肝がん、肝硬変や白血病を発症し、死亡率も高いことが明らかにされている。 <更新年月> 2001年03月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 1895年、レントゲンによってX線が発見されて間もなくX線の透過力と写真作用は1915年頃から病気の診断に利用されるようになった。鮮明なX線写真を得るために造影剤が用いられるがヨウ素系の造影剤にくらべて、二酸化トリウム(ThO2)はきわめて勝れていることが明らかになった。当初は血管塞栓や痛みを伴うことが問題になったが、1929年にドイツのハイデン社が、二酸化トリウムのコロイド状水溶液を開発

    Cru
    Cru 2011/08/01
    セシウムはアルカリ金属、トリウムはアクチノイド。機構は異なりそうだが、生物濃縮はあると。障害部位も異なりそうだな。
  • 大気中の物質循環研究とフォールアウト (01-08-04-28) - ATOMICA -

    <概要> 地球環境はこれまでにない急激で、広範囲な化学変化を起こしており、これが社会的にも経済的にも大きな影響を与えている。このため、大気や海洋における物質輸送解明のトレーサーとしての利用を目的として、人工放射性降下物(フォールアウト)である環境放射能の観測が40数年にわたって行われ、温室効果をもたらす二酸化炭素増加の解明に結びつく知見が得られている。 <更新年月> 2006年08月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 1.人工放射性降下物(死の灰のゆくえ) 大気圏での人工放射性核種の濃度変動の実態とその変動要因を明らかにすべく、ビキニ事件からまもなくの1954年4月に放射性降下物(いわゆるフォールアウト)の観測を開始し、現在に至るまで40数年間途切れることなく継続されている。対象は重要な核種である90Sr(半減期28.7年)、137Cs(半減期30年)およびPu同

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