経済産業省の若手官僚(キャリア職)がこの1年間に23人もの大量退職していたことが明らかになった。同省ではこれまでに15人程度辞めたことはあったが、これほどの大量退職したことは過去に例がないそうで、その理由が何なのか問題視されている。 同省は「霞が関」の中央官庁の中でも産業、エネルギー政策を担うエリート官庁で、国家公務員試験(総合職)の合格者の中でも優秀な人物を毎年50人程度、採用してきている。 転職に有利? 辞めたのは入省して20年以内の若手キャリアで、採用を担当する同省秘書課では「新規分野が広がっている民間から、経産省のキャリアのある人材を求める動きが強まっているため、転職する人が増えたのではないか」と分析、若手キャリアを引き留めることに苦労している。産業界では、IT、バイオ、情報通信など次々と新しい分野でのベンチャー企業も増えており、こうした分野からの引き合いもあるようだ。転職先の多く
![経産省若手キャリア官僚、大量退職の〝怪〟](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19b3ba5f7a2634dd1db40a552d91fd1edd1f17b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwedge.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2Fa%2F1024%2Fimg_dac35666f0dac1a3430f5f2e5499345914676346.jpg)