タグ

考察と医療に関するCujoのブックマーク (95)

  • がん放置を勧める「近藤理論」を放置してはいけない

    医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授・部長/外来化学療法室長 勝俣範之氏 2016/5/10 小崎丈太郎=日経メディカルCancerReview 出典:2016年4月12日、日経メディカルCancerReview(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 近藤誠医師(近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来所長、元慶應義塾大学医学部放射線科講師)が提唱する“がん放置理論”を信じて、せっかく早期で発見できたがんを進行がんにしてしまう患者が後を絶たない。学術論文を引用しながら標準的治療の効果を否定し、誤ったインフォームドコンセントを広げる近藤理論に専門家は断固、反論すべきだと勝俣医師は主張する。 近藤誠先生が書かれた「がん放置療法のすすめ」や「医師に殺されない47の心得」(いずれも文藝春秋)などのいわゆる医療否定がベストセラーになっています。勝俣先生は「医療否定の嘘

    がん放置を勧める「近藤理論」を放置してはいけない
  • The Culture of Fear (誰が煽っているのだろう) - 感染症診療の原則

    米国でベストセラーとなったThe Culture of Fearは日語訳があって(『アメリカは恐怖に踊る』)amazonで中古をみつけることができました。著者はもともとジャーナリストであった、南カリフォルニア大学教授→現在はオレゴンの大学の学長をしているBarry Glassner教授。 メディアによって煽られた不安によって、望ましくない行動をとる、という米国社会の問題を扱うです。 p.231からが 恐怖の予防接種『ワクチンルーレット』 です。 (略) "問題の騒動がはじまったのは、正確に言えば1982年4月19日の夜だった。その夜、ワシントンDCにあるNBC系列のWRCテレビが『DPT-ワクチン・ルーレット』と題する1時間のニュース・マガジンを放映。その瞬間、あらたな医学現象が誕生した。ワクチン後遺症である。 番組では、子どもへの接種が義務づけられているジフテリア、百日咳、破傷風の三

    The Culture of Fear (誰が煽っているのだろう) - 感染症診療の原則
  • がんの「早期発見」は、すべきではない!?(市川衛) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    「がんは早期発見」は、もはや常識。非常に早期のがんでも発見できる技術の開発も進んでいます。ところが最近、「がん検診は意味がない、どころか不利益が大きい」という意見も聞かれるようになりました。いったい、どちらが正しいのでしょうか? がんを見つけても、命が救えなかった韓国の女性の甲状腺がんの罹患率と死亡率グラフは、韓国の女性の「甲状腺がん」について調査した論文の結果です。オレンジの実線が、新しく甲状腺がんと診断された人の率を示しています。1999年ごろから、ものすごい勢いで増えていることがわかりますよね。 実はこれ、早期発見が進んだ結果です。韓国ではここ15年ほど、甲状腺がん検診を受ける人がとても増えました。その結果、次々と早期のがんが見つかっているんです。 問題は、ここからです。 グラフの横軸のわずか上をご覧ください。非常に見にくいですが、点線が引かれていることがわかります。これは、甲状腺が

    がんの「早期発見」は、すべきではない!?(市川衛) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 報ステ「甲状腺がん特集」で疑問に思った事(その二) - 杜の里から

    (その一はこちら) 画面には福島県立医科大学附属病院の俯瞰映像が映し出されます。 [ほとんどの手術が行われている福島県立医大。そのすべてに携わるのが、鈴木眞一教授だ。 「過剰診断」なのかどうか聞いた。] 鈴木 「今回見つけてあるものは、もうすでにリンパ節に転移したり、甲状腺外に出ていたり、またそれが強く疑われるものに対して治療していますので…」 [鈴木教授は摘出手術した甲状腺がんのおよそ75%にリンパ節への転移があった事などから、「過剰診断」ではないと強調した。 一方で、「放射線の影響は考えにくい」という立場だ。 とすると、手術が必要なこれだけの数の甲状腺がんが、潜在的に存在していたというのか?] 鈴木 「そうだと思います。」 記者 「逆に、手術しなきゃいけない症例がほったらかしにされていたという事かなという風に思っちゃうんですよね…」 鈴木 「そこは…」 記者 「結果的にはみんな手術して

    報ステ「甲状腺がん特集」で疑問に思った事(その二) - 杜の里から
  • コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ

    ―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などの病気との関係を明らかにし、日人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県柏崎、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2004年現在)管内にお住まいの方々に、アンケート調査の回答をお願いしました。そのうち、40~69歳の男女約9万人について、その後平成13年(2001年)まで追跡した調査結果に基づいて、コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について調べた結果を、専門誌で論文発表しましたので、紹介します(Journal of the National Cancer Institute 2005年97巻293-300ページ)。 コーヒ

  • プリオンなんて嘘だと思ってた - ibaibabaibaiのサイエンスブログ

    はじめはプリオンなんて信じなかった. だって話が出来過ぎではないか.たんぱく質の1次元配列は同じでも,その折りたたみの形状が複数ある.みんながAという折りたたみ方をしているときに,それよりちょっとだけ安定なBという形状のものを入れると,それが自己触媒的に伝わっていき,とうとう全部がBになってしまう. これだけで,統計物理だの非線形科学だのに興味を持っている人間にはツボとしかいいようがない.たとえば,結晶を作るときに「種」を入れると,それまで「偽りの安定状態」にあった過飽和溶液から急速に固体が出現する.こうした正のフィードバック現象は,こうした学問に携わる者の心の底に棲みついている.それが突然思ってもみなかったふうに登場したのである. しかも,プリオンには「ストレイン」という系統のようなものがいくつもあって,たとえば系統Bに感染すると全部が系統Bに,系統Cに感染すると全部が系統C,という風に

    プリオンなんて嘘だと思ってた - ibaibabaibaiのサイエンスブログ
  • インフルエンザワクチン懐疑記事の訂正版と反論記事 - うさうさメモ

    WHOはインフルエンザワクチン接種を推奨している, うさうさメモ 続報です。 インフルエンザワクチン、WHO「感染予防効果は期待できない」 免疫悪化との研究も(魚拓), Business Journal 3月6日に改訂版が公開されました。しかし、記事の趣旨はほぼ変わっていません。また、WHOがインフルエンザワクチンを妊婦、子ども、高齢者、慢性疾患のある人などにたいして毎年接種することをはっきり推奨していることについては相変わらずスルーしています。 この更新の三日後、六木博之(六分儀ヒロユキ)氏による、元記事に対する反論記事が掲載されました。 「インフルエンザにウイルスワクチンは無意味」のウソ 「病院が金儲けのため」は陰謀論?, 六木博之 この記事について、六木氏はtwitter上で以下のように発言されています。 相変わらず、「However among the elderly, in

    インフルエンザワクチン懐疑記事の訂正版と反論記事 - うさうさメモ
  • 深夜のインターネットは「こころの回復」に適していない - シロクマの屑籠

    精神科・心療内科における「休む(休養)」の当の意味 せせらぎメンタルクリニックさんのブログが素敵な記事を書いておられたので、ちょっと言及します。 精神科・心療内科に通っている患者さん、とりわけうつ病の患者さんには休養が大切といわれます。しかしベッド上で臥床しているだけが休養ではなく、「こころを休める」ような活動も重要で、その活動内容には多かれ少なかれ個人差があることが示されています。回復途上の患者さん自身も、その周辺で回復を待っている人も、これは心得ておいたほうが良いポイントだと思いました。 私も、回復しはじめた患者さんには「あなたがやって楽しい事を、少しやってみませんか?」「遊びに出かけたりできそうですか?」としばしば勧めます。うつ病の患者さんを遊ばせるとは何事だ!と怒る人もいるかもしれませんが、欲や睡眠がとれるぐらいに回復した患者さんの場合、ストレスが少ない形でアクティビティを刺激

    深夜のインターネットは「こころの回復」に適していない - シロクマの屑籠
  • 高校のときの担任の先生が、癌になってしまったという知らせを聞きました。 同級生みんなで先生にメッセージを書こうということになったのですが、なにを書いたらいいのかわかりません。 あまり病状がよくないらしいので、はやくよくなってくださいね、治療がんばってくださいなどと、言っていいものなのかと思い、悩んでいます。 | ask.fmhttps://ask.fm/kmngr

    これは、そんな事でいいの?と思われるかもしれないんだけど、先生にメッセージを書くにあたり、病気の事は書かないでいいです。むしろ、あなたがいま何をしているか、なつかしい思い出はなにか、あなたが最近何で幸せを感じたか、楽しかったか、最近美しさを感じたことはあるのか、どこかに行ったか、なにか大変だったか、それを乗り越えたか、乗り越えようとがんばっているところか、将来何がしたいか、そういう事を書くべきだと思います。メッセージは、寄せ書きにするんでしょうか?もしできれば、間に合うのなら、寄せ書きじゃなくて、一人一人、短くてもいいから封筒に入れて、お手紙をたくさん渡すのがいいのじゃないかな。 なぜかというとどうしても短いメッセージってみんな病気や体調の事を書いてしまうからです。それって、まあ、がんという、あまり治らない病気に対しては酷なことだし、そもそも、「はやくよくなってくださいね」とか、たくさん書

    高校のときの担任の先生が、癌になってしまったという知らせを聞きました。 同級生みんなで先生にメッセージを書こうということになったのですが、なにを書いたらいいのかわかりません。 あまり病状がよくないらしいので、はやくよくなってくださいね、治療がんばってくださいなどと、言っていいものなのかと思い、悩んでいます。 | ask.fmhttps://ask.fm/kmngr
    Cujo
    Cujo 2015/10/21
    目からうろこ
  • Epidemiology誌の津田敏秀氏の甲状腺癌の論文について | EARLの医学ノート

    ■この件はこのブログで触れる予定ではなかったのですが,インターネット上のとある場所に書き込みがあり,思うところがあって記事を書きました. ■東日大震災に伴う福島第一原発事故においてはインターネット上で様々な情報が飛び交っているのは御承知の通りで,その中にはデマが多数混じっていること,これらのデマに便乗して活動している学者がいることも事実です.その上で,とりわけ注目されている小児の甲状腺の問題はこの4年間で多数のデータ報告が出てきました.放射能の影響がどの程度あるのか,今後も見ていく必要がありますが,少なくともデータを客観的かつ公平にバイアスなく解析・考察する必要性がでてきます. ■そのような中,先日,岡山大学の津田敏秀先生の論文がEpidemiology誌にpublishされました.甲状腺癌の推移のモニタリングは今後も必要であり,データを解析しようとした津田先生の姿勢は,内容の妥当性は別

    Epidemiology誌の津田敏秀氏の甲状腺癌の論文について | EARLの医学ノート
  • ギニアにおけるエボラ出血熱の流行をめぐる「知」の流通と滞留 - アジア経済研究所

    ■ 時事解説: ギニアにおけるエボラ出血熱の流行をめぐる「知」の流通と滞留 ■ 中川 千草 ■ 『アフリカレポート』2015年 No.53、pp.57-61 (画像をクリックするとPDFをダウンロードします) はじめに 2014年3月23日、WHOはギニア保健省からの報告を受け、同国内の森林地方(Guinée forestière)でエボラ出血熱(以下、Ebola virus disease=EVDとする)が発生したことを報告した。感染地域はまたたく間に広がり、都市部や隣国への到達までに時間はかからなかった。2014年7月にナイジェリアへの空路による感染拡大が確認され、8月にWHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを機に、今回の流行は世界的に知られる事態となった[中川ほか 2014]。2015年3月にはギニア、リベリア、シエラレオネ3国でEVD感染による死亡者数が1

  • 反ワクチン運動をやめたわけ|ナカイサヤカ

    アメリカのワクチン支持の親たちのサイト、Voices for Vaccines (http://www.voicesforvaccines.org/) に掲載された若いお母さんの手記 元記事はこちら。 Leaving the Anti-Vaccine Movement - http://www.voicesforvaccines.org/leaving-the-anti-vaccine-movement/ 反ワクチン運動を離れて                        ミーガン・サンドリン最初にどうして反ワクチンになったかをお話しせずにどうしてワクチン賛成になったのかをお話しすることはできません。 長女が4ヶ月になったころ、私は「こだわり育児」(クランチ・ペアレンティング)を見つけました。布おむつと「完全主義」と自宅出産でいっぱいの世界に私は入っていきました。叱りつけない愛情育児が良

    反ワクチン運動をやめたわけ|ナカイサヤカ
    Cujo
    Cujo 2015/09/03
    助産婦さんがそっち傾向にははまりやすいのって出産という行為が一般にもっとも身近な「奇跡」だからなのかも。。。。
  • ネットでインフルエンザワクチンは効果がないと言うデマが広まった件 その1 - Windows 2000 Blog

    3rdに引っ越しました。 2010/12/31 以前&2023/1/1 以降の記事を開くと5秒後にリダイレクトされます。 普段の日記は あっち[http://thyrving.livedoor.biz/] こちらには技術関係のちょっとマニアックな記事やニュースを載せます。 Windows2000ネタ中心に毎日更新。 インターネットでインフルエンザワクチンは効果がないと言うデマが広まっているのですが、調べてみたところひどすぎたのでまとめてみました。 インフルエンザワクチンは打たないで!【常識はウソだらけ】 - NAVER まとめ まず、一番に目がつくのがNAVERのまとめ WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数 | ビジネスジャーナル もう一つは、WHOがインフルエンザワクチンは予防不可というニュース。 これについて詳しく調べてみました。 読むの

    ネットでインフルエンザワクチンは効果がないと言うデマが広まった件 その1 - Windows 2000 Blog
  • WHOはインフルエンザワクチン接種を推奨している - うさうさメモ

    2015.3.16追記 インフルエンザワクチン懐疑記事の訂正版と反論記事 続報を書きました。 2015.1.26追記 元記事は現在「1月23日に掲載致しました件記事につきまして、現在追加取材中につき一時的に非公開にしております」と記載され公開停止されています。しかしながら、いったん拡散された誤情報は転載等によりネット上でなんどもよみがえり、利用されることがあります。この記事はそのようなときのためにとりあえずは消しません。Business Journal により適切な訂正がなされることを願います。 インフルエンザの流行がピークを迎えています。そんな中、下記のような記事が公開されました。 WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数, Business Journal, 2015.01.23(魚拓) この記事には「世界保健機関(WHO)のホームページを

    WHOはインフルエンザワクチン接種を推奨している - うさうさメモ
  • 2013-11-11

    JBpressの医療関係の記事には問題が多い。今回は人工透析の「自己責任論」についての記事が載った。 糖尿病の合併症の一つが糖尿病性腎症であり、進行すると人工透析が必要になる。現在の日における透析導入原因の疾患の第一位は糖尿病性腎症である。糖尿病が事や運動といった生活習慣と深く関係しており、治療に患者の自己管理が重要であるのは事実である。しかしながら、以下に引用する「節制していれば糖尿病にならないし、人工透析だって必要がない。人の心がけの問題である」という川嶋朗医師の主張は医学的には間違っている。聞き手が川嶋諭氏(JBpress編集長)で、答えているのが川嶋朗医師(東京女子医大准教授)である。 ■健康保険に逆マイレージ制を導入しよう 不摂生が原因の人工透析患者に身障者認定は必要か:JBpress(日ビジネスプレス) 答 (中略)しかし、糖尿病は生活習慣病ですから、きちんと体をコント

    2013-11-11