前回エントリー と同一の結論を繰り返しておきます。次の二点です。「我々が二分法を用いるとき、すでに前提として二分法がいくつも用いられており、そしてその前提となる二分法の存在はややもするとと見逃されがちなんじゃないか?」ということと、もう一つは、「ある人々が自明と思っている二分法が、他の人にとってはぜんぜん自明じゃないということがよくあるんじゃないか?」ということだ。 スポンサーリンク 渡辺将人『見えないアメリカ』という本を読んだことがある。 アメリカにおいて保守とリベラルの対立は、日本の右翼と左翼の反目を凌ぐものがあるとは、まま言われるこてとではある。でもこれ知ってますか? 日本でもおなじみのスターバックスは、本家では「リベラルが好む」とされる代表的なブランドと目されているんだそうだ(P17)。 見えないアメリカ (講談社現代新書) 作者: 渡辺将人 出版社/メーカー: 講談社 発売日: