活発な噴火活動で面積が拡大した小笠原諸島の西之島について、国土地理院は現地調査に基づいて新しい地図を作成しました。島の面積はおよそ9倍に拡大しています。 国土地理院は去年10月から12月にかけて現地調査を行い、その結果に基づいて26年ぶりに島の地図を新しくしました。 それによりますと、島の面積はおよそ2.7平方キロメートルと元の島のおよそ9倍に拡大し、島で最も高い火口付近の標高は143メートルと以前の6倍近くの高さになっています。 西之島については、海上保安庁も今回、新しい海図を完成させ、日本の領海がおよそ70平方キロメートル、排他的経済水域が西の方向におよそ50平方キロメートル、それぞれ拡大しています。 西之島の新しい地図と海図は、今月30日に発行されることになっています。 西之島では、ことし4月、およそ1年半ぶりに新たな噴火が確認され、現在も拡大し続けています。