“Now Everyone Can Fly”をスローガンに、アジアの空に初めてLCC(格安航空)を誕生させ、「世界最高のLCC」と賞賛されてきたアジア最大の格安航空会社、エアアジア(本社・マレーシア、グループ統括拠点・インドネシア)を創業したトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)は、QZ8501便の墜落事故直後、そう言ってうな垂れた。 破竹の勢いで事業を拡大したカリスマ経営者を襲った悪夢 世界の航空会社で唯一サッカークラブを所有(英国プレミアリーグ)、F1にも参入するなど(2014年7月にチーム売却)、米経済誌「フォーブス」など多くのメディアがフェルナンデスCEOをアジアで最高の経営者と称えてきた。 筆者も単独取材などで面識があるが、事故後の彼は、いくつもの試練を乗り越えてきた勇敢な挑戦者の覇気は消え、「こんな意気消沈ぶりはない」(親しい友人)。 エアアジアのトニー・フェルナンデス
![謎多き墜落事故で揺らぐエアアジアの日本市場”再起” 価格破壊の革命児、トニー・フェルナンデスCEOの拡大路線に打撃 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e8f53d564b96cc0b7a185e1d4e467e9d8b63de8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fd%2F1200mw%2Fimg_0d8ef62656c02eeb366d2c41054bec4038741.jpg)