広告塔 外国人戦闘員はISISのプロパガンダにもたびたび登場している Al-Hayat Media Center/slamic State Group このところテロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)からの脱走が後を絶たない。昨年12月以降、ISISは脱走を試みたとして大勢の戦闘員を拘束し処刑している。だが、中にはISISが脱走を装って欧米出身の戦闘員を母国に送り込んでいるケースもあるようだ。 こうした偽脱走兵はISISの巧妙なメディア操作のおかげで、母国の政府に気付かれずに帰国しているという。「脱走兵には2種類ある。1つは恐怖に駆られて逃げ出すタイプ。もう1つは、脱走兵と称して送り出された危険なテロリストだ」と、シリア北部の都市ラッカの反ISIS団体「ラッカは静かに殺戮されている(RSS)」のアブ・モハマドは言う。 ISISには90カ国から約2万人が戦闘員として参加。シリア人戦