バルト3国独立は違憲か=ロシア議員が主張、外交摩擦に バルト3国独立は違憲か=ロシア議員が主張、外交摩擦に 1991年1月、独立を求めるバルト3国の一つリトアニアの首都ビリニュスに進撃してきたソ連の戦車(AFP=時事) 【モスクワ時事】ロシアの下院議員(与党・統一ロシア)が「ソ連時代の1990年のバルト3国独立の決定は違憲だった」と主張し、最高検に合憲性の有無を調査するよう訴え、波紋を広げている。バルト3国側は強く反発。ペスコフ・ロシア大統領報道官らが火消しに追われている。 北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を阻止したいロシアがウクライナに軍事介入後、バルト3国で反ロ感情は一段と高まった。米軍も東欧やバルト3国で軍備強化に動く。下院議員の訴えには、欧米をけん制したい意図がありそうだ。 報道によると、下院議員を突き動かしたのは、ミロノフ前上院議長(野党・公正ロシア)が最近「(旧ソ連の