学食。その言葉を聞いてどんなイメージを抱くだろうか。一昔前の筆者の学生時代には、「肉料理中心で、安いのにお腹がいっぱいになる」メニューが多かった。しかし、現代の学食は一味も二味も違う。様々な付加価値を持った学食が登場しているのだ。現代の学食事情を見ていくと、大学が直面している課題も見えてくる。 味は本格的、でも値段は学生目線 学食に加えられた価値としてまず上がるのが「高級化・本格化」だ。 東京都文京区にある東洋大学・白山キャンパスでは、インド人シェフによる本格的なインドカレーがドリンク、サラダ付きで500円で食べられる。注文を受けてから焼き上げる熱々のナンとスパイスを使ったカレーは学生に人気だ。 同大学には、すき焼き、しゃぶしゃぶで有名な「スエヒロ」が手がける店まであり、うどんやカレーなどの定番メニューのほか、ステーキまで食べられるという。 このような学食を提供するのは東洋大学だけではない
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