僕は頭がいい、というのは問題発見能力が高いということだと思うんです。一般に言われる、学校の成績などの頭の良さは、与えられた問題を解決する能力ですが、何もない状態で問題を発見する能力とは根本的に違う。彼は後者の能力が非常に高い」 思考がジャンプする 世界には様々な天才発明家たちが存在する。39歳にして、NTTの研究員からマサチューセッツ工科大学メディアラボに転身し、教授となった情報工学者・石井裕(57歳)が天才として挙げたのは、コンピュータのマウスを開発したことで知られる発明家、ダグラス・エンゲルバート(88歳)である。 「アウトラインプロセッサー、マルチウィンドウ、ハイパーテキストなど、彼が45年前に発明したコンピュータ技術のデモは、いま見ても新鮮です。45年もの間、コンピュータの世界には彼の発明を超える進歩はなかったわけです。 そんな彼が一度だけ私のラボを訪れたことがありました。私はここ
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