「ゲゲゲの鬼太郎」の作者で2015年に死去した漫画家水木しげるさんが、165体もの妖怪を描いた未発表イラスト21枚を残していたことが21日分かった。全国各地の妖怪が大胆かつ緻密に描かれ、怪しくも楽しい「水木ワールド」の魅力が全開。このほど彩色作業が完了し、命日「ゲゲゲ忌」の30日に「妖怪たちのいるところ」と題し刊行される。 長女で水木プロダクション(東京)代表の原口尚子さんは「お蔵入りしかけた仕事が日の目を見て、水木も喜んでいるはず。没後3年たち遺品の整理も一段落したので、これが最後の新作本になると思う」としている。