※文:とみさわ昭仁 コミックス第80巻収録 「発見!最強のバーコードの巻」 今回取り上げられているゲームは、エポック社の「バーコードバトラー」だ。1958年に創業したエポック社は、第一号商品の「野球盤」を初めとして、「魚雷戦ゲーム」「パーフェクトボウリング」「パーフェクション」といったアナログゲームのヒット作を連発し、1975年には国産第一号となるテレビゲーム機の「テレビテニス」や「スーパーカセットビジョン」など、家庭用ゲーム機の歴史を作ってきたメーカーのひとつでもある。 そんな「バーコードバトラー」を題材にして、はたして両さんはどんな遊びを見せてくれるのか。コミックス第80巻に収録されたエピソード、「発見!最強のバーコードの巻」をさっそく見ていこう。 ■シーン1 ある日の派出所内の風景。デスクの上には様々なお菓子やティッシュなど日用品の箱が散乱している。それらのパッケージは、ところどころ
※文:とみさわ昭仁 コミックス第15巻収録「私設警察!の巻」 初めて『こち亀』を読んだ日のことはよく覚えている。まだ中学生、15歳のときだった。親戚の不幸で福島の田舎に帰るとき、途中駅の売店で少年ジャンプを買ってもらった。母の実家で、葬儀の合間に読んだそのジャンプに『こち亀』の新連載第1回が掲載されていた。 第1回が掲載されたのは1976年の9月21日発売号。この年は、米国アタリ社が『ブレイクアウト』を発表した年だ。日本では『ブロックくずし』という名で親しまれた。 コンピュータを利用したゲームはそれ以前から存在していたが、広く一般に知られるようになったのは、この『ブロックくずし』からだと言ってもいい。つまり、テレビゲームの歴史と『こち亀』の歴史は、ほぼ同時に始まったとも言えるのだ。 とはいえ、まだそれほど世間一般での馴染みは薄かったためか、 『こち亀』にテレビゲームが登場するのはずっとあと
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