User Plus app
「IA」という言葉が、Web業界の中で皆さんに認知されるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。ここで言うIAとは「情報アーキテクチャ」のことを指します。 Webサイトを構築する上で、欠かせないのがこの情報アーキテクチャだと言われてます。簡単に言うと、Webサイト全体の設計図であり方針です。その設計図や方針を具現化するためには、やはり伝えるための手段が必要になります。 この連載では、伝えるための手段としてのツール紹介や、伝えるために必要なヒントを中心に、Webサイト構築に関わる方々に有益な情報をお届けします。 IAについて 「IA」そのものについての説明は割愛しますが、ひと口に「IA」と言っても以下の2つの意味があります。 Information Architecture:情報アーキテクチャ(分野) Information Architect:インフォメーションアーキテクト(スキル) とくに
世の中は論理思考ブームのようで、MECE(mutually exclusive, collectively exhaustive)つまり「互いに重ならず、すべてを網羅する」というキーワードを聞く機会が増えました。 そもそも論理思考がブームで良いのか?という話は置いておくとして、実はこれまでの紙媒体のマニュアル制作の基本精神とは、まさにこのMECEだったんですよね。つまりページ増を防ぐために情報は重複させずに、すべての機能説明や注意を網羅しなければならない、という訳です。経験を積んだマニュアル制作者が論理思考や情報の構造化に強いと言われる所以は、ここにあったのです(最近はこの能力の低下が目立ってきているようですが)。 なんですが、メーカーなどの情報の提供側からするとMECEで良くても、ユーザー側にはとんでもない話となります。これは当たり前の話で、情報が他の見出しと重複しているかどうかなんてユ
縁側*ccで何度か取り上げられている(その1、その2 他)「ファセット分類(Facet Classification)」なんですが、いまいち本質が掴めずに、いろいろと考えあぐねていました。 Googleで検索してみても、情報アーキテクチャ的な意味以外での使用法もあるようですし、「Web情報アーキテクチャ」中の説明もピンと来ません。ただ、図書館情報学に携わっている方がファセット分類の効用を主張されている節もあるようで、この辺にヒントがあると考えること幾星霜(嘘)、ファセット分類の本質は非MECE(mutually exclusive, collectively exhaustive、 互いに重ならず、すべてを網羅する )にあることに、やっと思い至りました。 一般的には、「ファセット分類はディレクトリ型分類とは違って、属性中心の分類である」と表現されがちですが、カテゴリを中心にディレクトリ型の
はじめまして。アライド・ブレインズの阿部です。私は、インフォメーションアーキテクトとして6年ほどウェブサイトの設計、企画などをしてきたのですが、今週から全五回にわたってアクセシビリティと情報アーキテクチャ(IA)について本サイトで短い連載をさせていただきます。 はじめに みんながウェブを作る時代とその弊害 口上は早々に切り上げて、ウェブ制作の現場について、感じている事を簡単にまとめさせていただきます。思い起こすと、Windows95が世に出た10年前、TCP/IPがOSレベルでサポートされ、ダイアルアップでのインターネット通信が可能になり、ワープロしか使っていなかった人々が、Internet Explorer(以下IE)やメールを使い始め、「ホームページ」が一般的な言葉になり、多くの企業ウェブサイトが立ち上がり始めました。 そのときのホームページはデザインがバラバラなのが当たり前で、メン
情報アーキテクチャ、インタラクションデザイン記述のためのビジュアルボキャブラリー version 1.1b-j (29 June, 2002) based on version 1.1b (6 March 2002) 目次 サマリー バージョン履歴 はじめに 基本概念 基本要素:ページ、ファイル、そしてそれらの集まり 関係性の記述:コネクターと矢印 すべてを一度に:並列セット 一時中断:連続ポイント 共通要素:エリアと反復エリア 再利用可能な要素:フローエリアと参照 条件要素の基本概念 選択せよ:意志決定点 探検者(パスの誘導):条件的なコネクターと矢印 複数の選択:条件的な分岐 一つか複数か:条件的な選択肢 一つの決定、複数のパス:クラスター 制約条件あり:条件的なエリア 結論 ダウンロード可能なパーツライブラリ サマリー ダイアグラムはウェブ開発チーム内で情報アーキテクチャやインタラク
IA Summit 2007 Redux in Tokyo 金曜日(4月20日)の夜のことですが、コンセントを会場に催されたIA Summit 2007 Reduxに参加してきました。IA方面で活躍されている方々の生の声が聞ける数少ない貴重な場であるだけに、年に一度のこのIA Summit報告会は、なんとしてでも参加しなければならないのです(切実)。開始時刻の19時を30分ほど過ぎてから会社を出ましたが、タクシーで到着したときには既に会場はほぼ満席。同僚二人としばらく立ち見をしていたら、親切にも情報大工のひとりごとのたかやまさんともうお二方が席を詰めるべく移動してくださったので、最後まで座って話を聞くことができました、ありがとうございます。ちなみに配布資料(PDF形式)が公開されているので、興味のある方は眺めてみると吉かもしれません。 途中WebPatternsの紹介では、自分がかつてJ
ついさきほど、IA Summit 2007 Redux in Tokyoが終了しました。 報告会は、約30名の方に参加いただきました。 7時からスタートし、9時半頃まででいったん報告が終了し、その後は11時過ぎまでディスカッションが続きました。 以下、トピック内容(あるいはくいつきがよかった内容)。 (070422追記しました) 配布資料 http://iaaj.org/resource/iasummit_redux_07.pdf 図書館の情報デザイン はたして図書館にアーカイブ以上の機能が必要なのかどうか シアトルのカフェ文化が発達している土壌が関係あるのかね 情報デザインと情報アーキテクチャ 情報デザインはコミュニティデザイン、とも言えるだろう 情報アーキテクチャのほうが目的志向があるのではないか? パターンランゲージ 乱立することの気持ち悪さ解消のためなのか、設計のためなのか プロセ
【World IA Day 2019 Tokyo チケット追加販売のお知らせ】 World IA Day 2019 Tokyoチケットは、ご好評について増席を決定しました。追加の50席について、2/4(月) 正午より、販売をいたします。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に購入ください。また、OOUIについての注目の高さから、本イベントはオンライン配信も決定しました。当日参加できない方はオンラインでご覧いただけます。 今年もWorld IA Dayの季節がやってきました。 IAAJでは、今年もIA Instituteに賛同してWorld IA Dayを東京でも開催します。 今年のテーマは、OOUI。 ぜひご参加ください。 申込: Tech Playのサイトからどうぞ >> https://techplay.jp/event/716389 続きを読む → 今年もWorld IA Dayを東京にて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く