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2008年4月4日のブックマーク (7件)

  • なぜ私はアイヌ問題を書き始めたか - 我が九条

    私がアイヌ問題を書き始めたのは、ある左派ブロガーのチベット問題に関する記述に疑問を感じたからである。その左派ブロガーはチベットは中国が入ってくる以前のチベットは神権政治が行なわれた抑圧国家であり、中国によるチベット支配はチベットに恩恵をもたらした、と書いていた。さらにあちらこちらのコメント欄でも同じ主張を繰り返していた。左派ブロガーとして名を知られた人なので、私としてはそれを左派の論理で批判する必要を感じ、アイヌ問題を論じ始めたのである。ただいささか陰謀論に堕したその議論は説得性を欠いており、結果として広まらなかったが、アイヌ問題に関する関心の強さを感じ、チベット問題を考える視座を提供するためにアイヌ問題を論じ続けた。もはやチベット問題とは関係がなくなったが、人権侵害に対する戦いは、どちらか一方に関われば、もう一方がおろそかになるのではなく、むしろ相乗効果をもたらすものだ。もちろん緊急性に

    なぜ私はアイヌ問題を書き始めたか - 我が九条
    D_Amon
    D_Amon 2008/04/04
  • エミシの歴史の終焉 - 我が九条

    「日」がその境界を北進させ続けたのは、北アジアの物品がほしかったからであろう。エミシは「日」の北辺に位置する「日」の外部であり、同時に北アジア交易ネットワークと「日」との結節点に位置していたのである。我々はややもすれば北アジアの社会を「辺境」と捉え、生産力の劣った社会とみがちである。そして農耕社会が成立しなかった北アジア地域において交易ネットワークが成立していることに奇異な感想を持ってしまうかもしれない。一般に交易の「商品」は余剰生産物で発生するものであり、北アジアのように農耕社会が成立しない「遅れた社会」では自給自足の社会が成立していた、と考えがちである。 ハンガリーの経済学研究者のカール・ポランニーは『経済と文明』の中で、我々が「交易」という概念で捉えがちな経済的利益から離れた交易に着目する。それは異文化集団同士の安全保障のための威信財の交易である。異文化集団の間ではとかく文化

    エミシの歴史の終焉 - 我が九条
  • 多い方がいいに決まってる - 非国民通信

    夏のボーナス20万円の差、公務員と民間で明暗(Business Media 誠w) 冬のボーナスの支給額を覚えているだろうか? 「下がったので、思い出したくない」という人もいるだろう。2007年冬のボーナス(事業所規模5人以上、パート含む)の1人当たりの平均支給額は41万7507円、前年比-2.8%で4年ぶりに減少した(厚生労働省調べ)。原材料高などによる企業の収益環境の悪化が反映した形になったが、どうやら夏のボーナスも懐が寒くなりそうだ。 (中略) 民間企業の夏のボーナスは厳しい予想となったが、公務員はどうだろうか? 第一生命経済研究所の予想は前年比0.2%増の60万1371円、三菱UFJリサーチは同0.8%増の63万円となった。公務員のボーナスについては「2007年度に民間企業との賃金格差を埋めるために、月給が前年比0.35%引き上げられた。このため公務員のボーナスは増えるだろう」 昨

  • 嫌中的なアプローチはチベットの利益にならない - 赤の女王とお茶を

    んじゃないでしょうか。単純に。 例えばこちらも最近話題のオーストラリアの反捕鯨運動を見るとよく分かるんですが、あからさまに日を嫌っている人達の言葉やパフォーマンスは、反発を招けど決して正しい効果は持ち得ません。 日や日人の態度を硬化させるだけで、捕鯨抑制に理解を示そうとする人にすら反感を抱かせるし、たとえ正しい理屈を言っても届かなくしてしまうわけです。 チベット問題に関して重要なのは中国当局が合理的判断によってチベットへの暴力行使を止め、自治の方向へ向かい始めるような流れを作ること。 面子を重視する中国のこと、嫌中的なアプローチでは多様な中国内の親チベット派にすら反感を抱かせかねません。 それでも悪いのは中国だ?もちろんその通り。 しかし今この場合最優先なのはチベットの利益であって、中国の不利益ではない。 とかく社会運動で重要なのは、目的を見失わないこと。ドラッカーもいうように、ビジ

    嫌中的なアプローチはチベットの利益にならない - 赤の女王とお茶を
  • チベット問題に関する志位書簡について | 世界の片隅でニュースを読む

    チベット問題はよほど日人の心をつかむのか、日のネット言説は一時期チベット一色だった。 トルコでクルド人が虐殺されても、ブータンでチベット系の王権がネパール系住民を「民族浄化」しても、パレスチナでイスラエル軍が暴虐の限りを尽くしても、日ではほとんど話題にならない。チベットの暴動だけが関心を呼ぶのは、それが「中国による弾圧」であるからにほかならない。日の現代ナショナリズムの最も重要なファクターは中国への蔑視と敵視であり、チベット問題は低俗なナショナリズムの自己満足の道具に成り下がっているのが実情である。 日政府や日軍による国家犯罪をどんな手を使ってでも正当化し、普段「人権」「自由」といった価値を攻撃している右翼ナショナリストが、チベットに限って国家の弾圧に抗しているのは失笑するしかないが、他方で左翼系のネット言説でも右翼に隙を見せたくないのか、この問題ではナイーヴなリアクションが目

    チベット問題に関する志位書簡について | 世界の片隅でニュースを読む
  • ★ 電脳ポトラッチ: 非モテ論議続き(temtanさんへの回答)

    非モテ論議続き(temtanさんへの回答) ● 前回のエントリの非モテ論議が失敗するありがちなパターンについて、細かいツッコミが入ったのでお答えします。 「議論が失敗する」のが「極端なケース」ではなく良くあることならば、「ありがち」というのは何を指していて「極端なケース」は何を指しているのでしょうかね? Diary of Dary 非モテ論議に首を突っ込んだばかりの初心者は、わたしもそうだったのだけど、前エントリに書いたような提案をする人が多いんですよ。「相性の合う人を捜せばいい」的な楽観論を提示したり、自分や周囲の人の恋愛経験から語ったり。それがまず「ありがちなパターン」ということ。 ところがそれらの意見は、まずもって非モテに受け入れられたためしがない。多くの非モテは、「非モテのことを分かっていない。それ以前の問題なんだ」と消極的に否定し、一部の「極端な」非モテは、ブコメないしコメント

  • 鈴木邦男をぶっとばせ!

    映画「靖国」の上映を新宿の映画館が中止した。「右翼の妨害が恐いから」という理由だ。「反日映画を潰した! 我々右翼の勝利だ」と言う人もいる。そんなことはない。日教組問題と同じで、右翼の敗北だ。「ほらみろ、右翼はだ騒いで妨害してるだけだ」と思われる。これでは誰も思想団体だとは思わない。 映画「靖国」は4月12日(土)から都内の4館で上映される。いや、その予定だった。新宿バルト9、銀座シネパトス、渋谷Q-AXシネマ、シネマート六木だ。ところが、新宿バルト9は上映を中止した。新宿3町目にあり、映画館が一杯入っているし、他にファッション事の店が多数入っている。若いカップルに人気のスポットだ。そこに右翼の黒い街宣車が何十台も押しかけ、大音量で、「反日映画をやめろ!」「それでも日人か!」「非国民め!」と怒鳴られたら大変だ。そう思った。このビルは「新宿バルト9」だけではない。この映画のためにビル全