Posted by:早尾貴紀 この文章は、イスラエルの反シオニスト団体「民主的行動機構」のヤコブ・ベン・エフラートが、 「ガザを支配するイスラエル」 に寄せられた異論に応えたものです。併せてお読みください。 【追記】 訳者として補足の文章を「スタッフノート」にアップしました。 「ハマス政権の評価をめぐって――ヤコブ・ベン・エフラートの論考への訳注として」 のほうも併せてお読みください。 ガザ戦争に対するイスラエルの責任 (先の論考 「ガザを支配するイスラエル」 に対する釈明) ヤコブ・ベン・エフラート 私の論考「ガザを支配するイスラエル」は、驚いたことに、非常に多くの反応を引き起こしたが、なかには、もっぱらこの事態の責任をイスラエルにのみ帰したことに対する異論も含まれていた。確かにあれだけの短い一論考では、発端をはるか1967年までさかのぼるこの戦争を包括的に分析してみせることは不可能だっ