7日午前10時15分ごろ、尖閣諸島・久場島付近の東シナ海で石垣海上保安部(沖縄県石垣市)所属の巡視船「よなくに」(1349トン)に中国のトロール漁船(166トン)が接触。漁船は約40分後に同保安部の巡視船「みずき」(197トン)にも接触した。2隻は船体がへこむなどしたが乗組員にけがはなかった。 第11管区海上保安本部(那覇市)は同日午後、日本の排他的経済水域(EEZ)内で漁船を停船させて立ち入り検査を開始。同保安本部は同日夜、みずきに対する公務執行妨害の疑いで漁船の船長を逮捕する方針を固めた。 海上保安庁によると、漁船の乗組員は15人で、すべて中国人。よなくにが久場島の北北西12キロ付近で操業していた漁船に領海から退去するよう警告したところ、動き出した漁船の左舷側の船首が、止まっていたよなくに左舷側の船尾にぶつかり、そのまま逃走。その後、同島の北西約15キロで別の巡視船とともに漁船を停