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ブックマーク / keiseiryoku.hatenablog.com (11)

  • 総合格闘技というメジャー、総合格闘技漫画というマイナー - 備忘録の集積

    読みました 『鉄風』3巻、読みました。 鉄風(3) (アフタヌーンKC)posted with amazlet at 10.10.07太田 モアレ 講談社 (2010-10-07) Amazon.co.jp で詳細を見る 3巻目は総合格闘技を始めた主人公・石堂夏央のデビュー戦から始まります。格闘漫画となるとテンポや見せ方を決めるコマ割りが重要になってきます。1、2巻ではまだコマの使い方がうまいかどうか分からず不安がありましたが、3巻で安心しました。これで気長に4巻が待てます。 総合格闘技漫画 総合格闘技というと、打撃あり、組み付きありの格闘技であり、強い(あるいは強そう)という認識はありますが、その割に総合格闘技というジャンルをメインに据えた漫画はありませんでした*1。ボクシングならグローブをつけて打ち合う、柔道なら胴衣を着て投げるといたイメージがすぐに湧きますが、総合格闘技と聞いてもイン

    総合格闘技というメジャー、総合格闘技漫画というマイナー - 備忘録の集積
  • 俺の赤い星 - 備忘録の集積

    面白い漫画やアニメって、美味しそうな事シーンが多いよね、と彼はいった。僕の脳裏には「モニュ、モニュ」と肉をべるグラップラーの姿や骨付きの肉にかぶりつくジブリスターズの面々がよぎる。彼もその辺りを語るだろうと思って、相づちを打ちながら話しを促す。彼はまずドラえもんを例に出した。大長編で、日誕生で、カブを作るだろう。パッカリと開いて、中からカレーライスやカツ丼、なんでも出てくる。カブは器と蓋、つまりパッケージの役割を果たしているんだけど、カブとしてべることもできて、のび太は平気な顔で生のカブにらいつく。子供の頃、あれがたまらなく好きで、たまらなかったなあ。 たまらなく好きで、たまらなかったという冗長な繰り返しが素敵で、僕は微笑んだ。バカにしてるのか、と彼は少し不機嫌な様子を見せたが、話の先を促すともとの調子で語り出した。カイジって、知ってるだろう? カイジが地下労働施設に囚われの身に

    俺の赤い星 - 備忘録の集積
  • はてな放浪記、読み物を求めて - 備忘録の集積

    はじめに 私は脳髄の空腹を満たしてくれるような美味しい文章に出逢ったとき、ブックマークで「読み物」のタグをふってとっておくのですが、気が付けば「読み物」タグをふった記事は百を軽く越えてしまっていました。 はじめの頃こそ「読み物」タグのなかでも階級付けを行うつもりがあったのですが、そもそも高い階級にヒットしていなければ「読み物」タグをふってないことに気づきました。おかげでまとめにくい。どうやってまとめればいいのやら。 いつかまとめようと思っていながら、一年経ったときに何もせず、ブクマ数100を超えたときにも何もせず、このまま放っておいたら永久にまとめないような気がして、荒っぽいながら強引にまとめてしまいたいと思います。 もしもし はてなに住まうマダムはなぜ面白いものを書けるのでしょう? エロワード連発なのに清々しいのはなぜでしょう? もしもし亀よ、亀さんよ、と歌えば、あらやだエロい。日常のあ

    はてな放浪記、読み物を求めて - 備忘録の集積
    Delete_All
    Delete_All 2010/03/22
    どうもー。また増田にいってみようかなーなんて思ったり…。
  • 【転載】クジラはおさかなさん【天才?】 - 備忘録の集積

    【写真】南太平洋でデート楽しむザトウクジラ | Joongang Ilbo | 中央日報 ザトウクジラの画像は素敵なのですが、記事が…… 普段は海水温が低い高緯度地方で過ごし、繁殖期間には熱帯や亜熱帯水域に移動して産卵する 産卵て。思わずクジラが体外受精しているところを想像してしまいました。 いえ、いえ! 叩きたい側ではございません。むしろ助け船をば! 泥船ですがね! というよりは、これにかこつけて過去に書いたオハナシの転載です。 それでは、はじまり はじまり! - 「くじらはおさかなさん」 *** こまっしゃくれた兄妹がお喋りをしていました。 「おまえ、クジラって知ってるか?」 「知ってるよ、知ってる、レティシャ知ってるもん」 「じゃあなんだかいってみろよ」 「こんな、こおんな大きいお魚さんでしょう。ボスタフの百万倍おっきいの」 「嘘ついてら、百万倍なんかあるわけないだろ」 そこへ通りす

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  • 断片:自明性の彼方に - 備忘録の集積

    彼が部屋に入ると早速下を脱ぎ始めた。そして下を手につけて私をテーブルへ案内してくれた。私は彼と一緒にテーブルについて、向かい合った。彼は神経質そうに眉間にしわを寄せて痙攣的に動かしていた。彼はうっかりと脱ぐのを忘れていた帽子を脱いで席から立ち壁際の帽子かけに帽子を掛けて鍋を二つ持ってくると一つは私の前に置いてもう一つは頭にかぶった。そのまま席についてまた神経質そうに眉間を歪め、震えさせながら、無言で私を見つめていた。私はちらと彼の持ってきてくれた鍋を一瞥し、さっきの廊下にあった自動販売機で買ったオレンジジュースの栓を開けると鍋の中に注いだ。彼は驚いたように顔をしかめたが、その表情がセメントで固定されたみたいに固まってからは苛立っているように見えたし、実際苛立っていたのだろう。私は更にメロンソーダも栓を開けてから鍋の中へ流し込んだ。ソーダが白い気泡と無数の虫がざわめき蠢くような音を立てて

    断片:自明性の彼方に - 備忘録の集積
  • 変換ミス・解答変 - 備忘録の集積

    2009-08-09 - 備忘録の集積 出題編とか要らないよなー、と思いながら。 ざっくりいきます。 初−上級編の解答変 誤)お互いか大人前くらいは見知っていて ↓ 語)おたがいかおとなまえくらいはみしっていて ↓ 正)お互い顔と名前くらいは見知っていて 誤)相手害虫の彼女*1 ↓ 語)あいてがいちゅうのかのじょ ↓ 正)相手が意中の彼女 「害虫の彼女」って酷すぎる。 誤)つき合い片側からなくなる ↓ 語)つきあいかたがわからなくなる ↓ 正)つき合い方が分からなくなる 誤)枯れ葉や針目を逸らした ↓ 語)かれはやはりめをそらした ↓ 正)彼はやはり目を逸らした 誤)小磯の物 ↓ 語)こいそのもの ↓ 正)恋そのもの 「小磯の物」ってなんですか、貝殻的なアクセサリーですか。 誤)何か言い足そう舐め ↓ 語)なにかいいたそうなめ ↓ 正)何か言いたそうな目 舐めることを足したら言いたかったこ

    変換ミス・解答変 - 備忘録の集積
    Delete_All
    Delete_All 2009/08/10
    変換ミスが面白かったりするとそのままにしておきたい気持ちが沸き起こるZE!
  • 【批評】お見合い日記が面白すぎて【うひょー】 - 備忘録の集積

    2009-06-23を読んで - 既読の意味を込めてスターを付けることのよくあるわたくしめは、あんた読んだっていうけどタイトルだけと違う? と窓よりおいでなすった風に吹かれてベッドの下からこんにちはをしている埃に囁かれたような気がして謂われなき後ろめたさを覚え、これを払拭せんとばかり気に入った文章を反転させ中身をきちんと読んだ証たるスターを捧げるのであるが、困ったことにフミオ氏(Delete_All)のブログに関してはその手が使えないのだ。そんなことをしようものならすべての文章が青に反転し、かのブログはスターで埋まってしまう。それゆえに普段はやむにやまれぬ思いでスターを一個か二個捧げ、足下に擦り寄ってくる埃をゴミ箱へ移してやり終いにするのだが、今回ばかりはそうもいかなかった。誇張抜きで全文を反転させねばならない。それほどに各センテンスが幻惑の光を放っていた。 さて困った、私の目の前をふわふ

    【批評】お見合い日記が面白すぎて【うひょー】 - 備忘録の集積
    Delete_All
    Delete_All 2009/06/28
    フミコフミオ評
  • お瑕疵い木目ちゃん、出逢いと別れと再会とこれから - 備忘録の集積

    親指の腹の中央から少しはずれたところに、象が踏みつけてぺしゃんこにした目玉焼きのような茶色がある。指紋と相まって木目のように見えるそいつを弟や妹たちはほくろと呼んだ。お兄ちゃんは指にほくろがあるんだね、指にほくろなんてできたんだね。そのたびに思ったものだ、馬鹿いうな、ほくろであるものか、と。皮膚が変色してできたものが即座にほくろと呼ばれることはない。でもそんなことをいったところで他に名前があるわけでもなかったから、それはほくろと呼ばれていた。 やつが僕の親指にできたのは、僕が高校生の頃、格闘ゲームに熱中してプレステのコントローラーをしこたま擦ったからだ。火傷したあとに水ぶくれができることがあるが、僕の指にも同じものができた。キーと指の摩擦熱で火傷? 放っておいてよかったのだが、気になって医者にかかった。針のようなもので水袋を破裂させ、はいお終い。数日後、真っ平らに復帰した親指には木目くん(

    お瑕疵い木目ちゃん、出逢いと別れと再会とこれから - 備忘録の集積
  • 君を助手席に乗せたいな。 - 備忘録の集積

    タイトルは電波。実際には「最近の創作に関するエントリを読んで思ったこと」が適切。 最近読んだエントリから思いついたことを。 とりとめなく、つれづれなるままに。 すなわち、読んだエントリの内容とは関係のないことであっても、思いついた限りは書いてしまう。 カヴァー 音楽には原曲に対してカヴァーという行為がある。文学にはそれがない。パクリが基の文学にとって、カヴァーというのはある意味、悪手なのかも。パクリ方がヘタすぎるというわけ。 とはいっても、翻訳は、ある意味カヴァー。 それならば同言語でも翻訳的活動=カヴァーがあってもよさそうなものだが、それがしがたいところに文学の質がある。すなわち内容と文体*1が表裏一体の密接な関係を築き上げているという質があるため、「○○ver」が作りにくい。そのため文学的カヴァーというものは、同じような質を投影する目論見を持ちながらも内容と文体は原作と別のもの

    君を助手席に乗せたいな。 - 備忘録の集積
  • 私が山を好きなのは - 備忘録の集積

    あっれえ? 一般的じゃないのかな? 登山が好きというと驚かれる。そりゃあうちの会社の社員が一般的な感性の持ち主かといえばそういうわけでもないので、これを一般論とするわけにはいかないのだけど、でもそんな、ねえ、「登山の一体なにが面白いの?」て顔をされるとこちらとしてはもう話す気なんて失せてしまう。好きなことに理由なんてないという場合がほとんどだけど、登山なんかはその最たるものだ。少年がサッカーを好きであることに誰も「なぜ?」と思わない。「少年よ、君はなぜサッカーを好きなのだね?」だなんて訊いたって、その質問は社交辞令的で、なんというか、中身のない問いだ(何かとんでもない真実が明らかになると期待して問うているのではなく、問うという行為、すなわちコミュニケーションとしての表れに過ぎずそこに議題などない)。 登山の楽しみが分からないってのは、いいよ、別に構わない。でも、「へえ、俺には分からないけど

    私が山を好きなのは - 備忘録の集積
    Delete_All
    Delete_All 2009/04/29
    ラヴ・マウンテン男/なんでウルトラマンとバルタンがいるのか?
  • 淡い緑に包まれた散歩道 - 備忘録の集積

    テキスト 朝の湿り気と森の保湿力が土に落ち着きある深い味わいと冷たくも柔らかなあの茶色を持たせていたし、顔を見上げることなしには実直で逞しい幹しか見えることのない立派な樹木も長い時と強固さを感じさせる岩肌のごとき質感を持っていたが、象のごとき巨大な生き物の足を思わせる樹木の踏みしめる大地に恭しく頭を垂れている低い葉や樹木の外皮および石畳の表面をうっすら覆っている苔の緑が幽(かそけ)し霧の乳白色と相まって生じたこの世のものならざる幻想的ヴェールに包まれその輪郭と色彩をむしろ淡い緑の神秘に染めていた。石畳は私一人が歩くには不足を知らない幅を持ち真っ直ぐ正面へ続いていたがその先は神秘に呑まれて定かではなかった。 呟き 今回のは成功かと、自分では思っている。画像も一人称視点にはもってこいで焦点が定まりやすかった。 言葉が十分なイメージを内包するように比喩表現をふんだんに取り入れてみると実に書きやす

    淡い緑に包まれた散歩道 - 備忘録の集積
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