クーラーの効いたマクドナルドを食べながら赤ペンで猛烈に電気配線図を書き写していた。店内はガラガラなのにわたしの死角に一人いて噛む音が聞こえた。見られている。熱視線よりもっと強い、ころされるんではないかみたいな心地悪さが、小一時間ほど。トレイを片付けて去る背中を遠目に見た。元夫だった。
オートサロンに行ってきました!オートサロンといえばすてきなおねえさん。でも・・・会場にいるのはほとんどおじさん!!89%お じ さ ん ! ! ! というわけでもちもちおねいまんがいいねっ!と思ったおじさんと車たちをランキングで発表します。 ではまず第3位!! 親指立ててこっち向いてくれたすてきなおじさん!このおじさんはただのおじさんではないのだ!たぶん!おそらく!!レーサー。この車はラリーで実際走った車か?!と良く見てみたけどわからなかった!ピカピカだった! 富士重工業矢島工場 万歳! 続いて第2位! 車を丸ごとスピーカーにしてしまうすてきなおじさんふたり!こちらの展示では音楽が大音量でびんびんハウスだった!内装もラグジュアリーでマイルドでドレッシーだった!いい音!大好き!! 最優秀賞記念撮影!おめでとうございました!! そして第1位!大きな車とその周りにいるおじさん!おじさんが小さく見
山小屋の中は暗くランプの明かりだけである。居合わせた人とは話すこともこれと言って無く時間をもてあましている。ふと見ると防寒用に着込んだベストは細い糸で密に編みこまれていた。これ意外と暖かく重いのです・・・と独り言のように男の人に話しかけた。すると「織物は好きですか?」とたずねられたので、ええ好きですと答えると「弟は遠いところでキャラコを織っています」と言う。キャラコという布地がすぐには思い浮かばずに戸惑っていると、「その布は一日に2センチしか織り進まないのです。」と説明された。わたしは頷きながら遠い外国で色とりどりの糸を使って一日中織物をする孤独な人のことを思った。 その後、町に戻って布地を探した。キャラコはシンプルな織りの純白の布で機械でならば一日600メートルは織れそうなものだったのでキャラコにもいろいろあるのだろうか・・・と混乱した。しかし気を取り直して、一日2センチだけ仕事をしてそ
家の天井のどこにどんなふうに穴が開いたっていじゃないか、ダウンライト!と叫んだ。仕事も粗品も放り投げてしまいたかった。もうどこにも行きたくてどこにも行きたくなかった。夜十時頃から朝明るくなるまでの時間乗っていられるバスはありますか?あります、青春ドリ−ムまるまる3号です。6時間時間をつぶした東京の地下は暖かくもぐらたちはこれからどこかへ出かけるらしいのだった。足柄サービスエリアから6時間わたしは犬のように眠り、灰色の駅に捨てられて電車を乗り継ぎ途方にくれた。どこにいるの?どこにもいないよ。線路の果てに止まった電車から電車へ。 お風呂に入りたいと切望すると赤いバスが現れた。山道を通り抜けるとそこは温泉旅館だった。昨日もらった粗品は偶然にもタオルだった。高血圧に効くというぬるいお湯に入りながらこれ以上低血圧になったら献血できないなあと考えた。それだけ考えるとあとはもう考えることは何もない気がし
自分の人生だけでいっぱいいっぱいなもちもちおねいまんが、珍しく映画を見てきましたのでみなさんに解説します。 まだ見ていない人は読んでもいい気もするけど読まないほうがいいかもね! 【バケツから世界へ接続する】 ポニョは井の中の蛙ならぬポリバケツ金魚で、バケツほどの狭い世界の中で警戒しながら、宗介を見つめ好きになりました。ポニョは宗介のどこがよかったのだろうとわたしは思うのですが、人を好きになるのになにがどうだからという理由は必要ありません。ただ自分の中に好きという気持ちがあるだけ。その好きの針が大きく振れればバケツから出て大きな世界と接続することも怖くないし、手だって足だって生やすことは簡単なのですね。女の子にとっては。 思い返せば宗介なんて、ジャムのびんを割るときに腹のほうから割ったし、海水じゃなくて水道水を入れました。水を代えようとしてポニョを滑り落とすし、僕が守ってあげるからね って言
今日朝起きたときに「今晩は絶対に早寝しよう」と誓いながら絵を描いた。今日も西へ東へ南へ北へマージャンの最初のじゃらじゃらみたいないちにちだった。こういうまるで苦手で向いていないと思うようなことだけど、行動範囲がまるで猫のようなわたしだから、神様が旅をしなさい、遠回りしなさい、迷いなさいって与えてくれたものだと思うのーだからがんばるとこの間のゴールデンウィーク明け来てくれた妹に思いつくまま言ったら、ねいまんいい子だなああまりがんばらねいでと言われた。そう問題はいい子なところ。休み時間にぱっと散財したものの買ったのは結局紺色のいい子服だ。夜 会社から自分宛に リストをつくってメモして見直すだけだよがんばて とメッセージを添えて添付メールした。受け取って作成して件名もメッセージも無しで送り返しておいた。明日ハ早朝東ヘ。西ヘ戻リ北西ノ来客ヲ待ツ。 ・・・
才能と意思の強さに気づきなさい。きみは乗り越えることも手放すことも手に入れることも自由だ。ハードル形の障害を超えるのが怖ければ、頭を低くして潜ってゆけばいい。そっちのきみは、いつかそのメガネを外しなさい。世界が変わるその瞬間を見守ってる。それでもぼくはそんなつもりじゃなかったんだ、なんて100や200のブックマークでうろたえるはてな男子諸君。要避妊ブクマコントロール。ぶくまは爆発だ。熱の多いほうにそれらは集まる。エントリは不死鳥だ。燃え尽きても灰の中から蘇るものだ。 わたしはお空を飛べないけれどと悩まないこと。マッチョは君のように地べたを早くは走れない。みんな違ってみんないい。そんな詩を朗読しながら、冒険をしよう。だけど、みんなを引き連れてどんどん暗いほうに行かぬよう。トンネル遊びはすぎてはいけない。今夜はシチューだよ、帰っておいでーの声に耳を澄まそう、帰って寝ようね。 書いて消して書いて
更新日数1000日を目指して……、でも肩の力を抜いて適当にで取り上げていただいたようにはやいもので・・・。2005年6月に書き始める前は、いろいろな人のプロフィール&ユーザー登録から本日までに日記をつけた日数を良く見ていました。当時楽しそうに書いていた先輩たちは300日〜500日代の方が多かったので*1、わたしもそのあたりを目標にして書いてみようと思い、大体100日単位で目標を決めていました。以下どうぞご利用ください。 日数 ブログを始める前の目標 実際の出来事 001 書く 書いた。 100 とにかく200まで書く キーワードやおとなり日記・リンクを気にしながら書いてみたりした 200 300を目指して書く アンテナで見てくれている人の存在に気づいた*2 300 500くらいを見据えて書く ブックマークなどで「はてなってこういうところなの」と驚愕した*3 400 ここ大事 ブックマークを
ある晴れた雪上がりの朝 森の片隅でカカオがチョコレートのお店を出していました。 白こんこんはちょっと迷って こんこんにチョコをあげようと思いました。 こんこんはチョコを見てどんな顔するだろう。 いまさら改まった贈り物なんて・・・ どうなんだろう ・・・ なんて考えながら橋をわたっていたら ・・・チョコレートは白こんこんの手からすべり落ちてしまいました。 流れは速く 白こんこんは 走りました はしって走って走る 白こんこんを まるで待つかのように ・・・チョコレートは川の淵に引っかかっていました。 ・・・・・・・・・。 白こんこんがこんこんのもとにたどり着いたのは 星が輝き こんこんが大きなあくびをしはじめる頃。 こんこん・・・はい これ (ああ、よかったあ)・・・白こんこんはそんな風に思いました。 ・・・
朝通る新しい道で楽しみなのは二つの線路を越えること。右を向いても左を向いても見通しがよい。どちらもそうどうこまでも野を越えて続く。いまは干からびているようにみえるなしとももの畑。実りからは遠いけれど春になれば葉っぱが出ていずれ必ず実る、秋になれば。そうやて決まっているのっていいなあと羨ましく思ってしまう。 もう一つの楽しみは、牛小屋。牛小屋から牛が顔を出していたらラッキー!で出していなかったらちょっと残念・・・まあでもなんとかなるさという占い。今朝は三頭が顔を出していた。首まで長く見せてすこし白目をむいてこっちを見ていた。 そしてもうひとつの楽しみは山。晴れた日はなんだか高い雪かぶった山らしい山が北のほうに見える。 さらにもうひとつの楽しみは「いつかきっと」という曲を聴くこと。いつかきっとなんなのか?というと、その答えは自分らしく、なのだ。自分らしくという言葉のあまりにありふれた感じをどう
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