タグ

ブックマーク / www.yamdas.org (5)

  • yomoyomoの読書記録 - アリアナ・ハフィントン『誰が中流を殺すのか アメリカが第三世界に堕ちる日』(阪急コミュニケーションズ)

    アリアナ・ハフィントン『誰が中流を殺すのか アメリカが第三世界に堕ちる日』(阪急コミュニケーションズ) 書のことは冷泉彰彦氏の「アメリカは「第三世界に堕ちる」のか?」で知ったのだが、江坂健さんに献いただいた。 読んでいて何とも憂になるだった。このは「第三世界アメリカ」という嫌な感じの言葉を最初に掲げ、アメリカは富めるものと貧しいその他大勢が二極化する第三世界のような国になるぞと訴える警告の書である。書が憂うのはアメリカにおける中流層は「絶滅危惧種」になろうとしている現実である。 多くのアメリカ人は親の世代よりも貧しい、下層に生まれながら上にのし上がれるアメリカ人は少数、といった話は日でも言われる話だが、書がターゲットとする「安定した職を持っていた人、大学卒の学歴を持っている人、税金をきちんと払い、老後のために貯金し」ていた中流層が80年代以降ずっと痛めつけられ、そして200

    Desperado
    Desperado 2012/01/02
  • yomoyomoの読書記録 - 池田純一『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』(講談社現代新書)

    池田純一『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』(講談社現代新書) 著者の池田純一さんの存在を知ったのはいつだったか。確か「iPadを待ちながら:我々はどれくらい自由であるべきなのか」を書く少し前だったと思う。以来その見識を参考にさせてもらっているが、著書が出たので買ってみた。書については江渡浩一郎さんが最新号の『新潮』に書評を書いているそうなのでそちらも読んでみるつもり。 書名だけ見て、またアメリカのソーシャルネットサービスをしたり顔で解説する新書かと思われる人がいるかもしれないが、そんなちょろいではまったくない。 書は、GoogleApple がウェブにおける二強であり、そのウェブは成熟という名の曲がり角にあるという現状認識(クリス・アンダーソンの "The Web is dead" 論など)に始まり、アメリカの東海岸と西海岸、現在から90年代から19世紀ま

    Desperado
    Desperado 2011/05/20
  • yomoyomoの読書記録 - ロバート・スコーブル、シェル・イスラエル『ブログスフィア:アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』(日経BP)

    ロバート・スコーブル、シェル・イスラエル『ブログスフィア:アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』(日経BP) 以前書の共著者であるロバート・スコーブル、並びに書の原書について少し書いた縁で日経BPの竹内さんから献いただいた。竹内さんは「Microsoftの著名ブロガー退社に思う」という文章を書いており、書の良いイントロダクションになっている。 書を読んで痛感したのは、Cluetrain Manifesto(書籍版の邦訳は『これまでのビジネスのやり方は終わりだ―あなたの会社を絶滅恐竜にしない95の法則』)の影響の大きさである。以前ワタシはダン・ギルモアの We The Media(邦訳は『ブログ 世界を変える個人メディア』)について「ジャーナリズム版クルートレイン宣言」と評したことがあるが、それに倣うなら書は「ビジネスブログ版クルートレイン宣言」と言える(当然ながら二冊とも

  • 明日はてなに吹く風は

    先日、株式会社はてなよりTシャツが届いた。はてなのグリーン電力化への取り組みの一貫として販売されたものである。 はてなの風力発電への肩入れについてのワタシの感想は、「うーーーーーぅん、いいんじゃないですか?」というものである。この手の話は一筋縄にはいかない。文章は、その「うーーーーーぅん」という唸りに含まれるいろいろな想いを言語化するものである、と書くと大げさだが。 はじめに書いておくと、ワタシは「地球に優しく」といったエコ的お題目に興味はない。というか、はっきりいえば好きではない。これはそうしたお題目を唱える人たちの多くに共通する(と当方が感じる)気質への違和感によるのだけど、しかしこの星で生きる以上、地球環境の問題から逃げられないのも確かである。 最近では多くの企業が環境への取り組みを明言するよう社会的に要請されており、IT 企業も例外ではない。その企業のサービスの利用者としては、で

    Desperado
    Desperado 2006/07/18
    わざわざこんなに嫌味な終わり方にしなくてもいいのに。
  • 明日近藤さんが見る空は

    I believe in heroes I believe in stars I believe that we'll meet one day say hello in some astral bar Seahorses, "Love Me And Leave Me" 先月、株式会社はてなの近藤淳也さんと少しメールのやりとりをする機会があり、近藤さんは「7月にちょっと動きがあるので、それに向けてどたばたしています。」と書かれていた。氏とメールのやり取りをすること自体稀なため高揚していたのか、ワタシは深く考えずに「恐らくは面白い動きがはてなの中で準備されていると思いますので、何よりそれを楽しみに待ちます。」と返信に書いた。しかし考えてみれば、はてなはいつも「ちょっと動きがある」会社なわけで、そんなんいつものことやんけと後になって苦笑したのを覚えている。 ご存知のように7月14日、はてなが米

    Desperado
    Desperado 2006/07/18
  • 1