「イノベーションを起こしたいのなら自分たちの市場の枠を越えていくしかない」~野村恭彦氏・フューチャーセッションズ代表取締役 「今の時代、本当にインパクトを与えるようなイノベーションを起こそうというのであれば、自分たちがこれまで商品やサービスの対象としてきた市場の枠をいったん越えていくしかない」。 フューチャーセッションズ代表取締役の野村恭彦氏はこう語る。野村氏は日本における「フューチャーセッション」の第一人者。フューチャーセッションは、異なるステークホルダー(利害関係者)が対話しながら、新しい価値を見いだすための取り組みあるいは手法を指す。 IT分野ではNTTデータ、東京海上日動システムズ、富士通研究所などがフューチャーセッションを導入し、組織改革や新商品・サービスのアイデア創出などに適用し始めている。フューチャーセッションの概要や適用例などについては、筆者が書いた記事や、野村氏の著書『フ