単行本や副読本などで作品について説明することはあったが、士郎正宗がインタビューという形で『攻殻機動隊』について語ったことは、皆無に等しい。’95年の『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』公開時に「ヤングマガジン」誌面で押井守監督と対談をしているが、映画についての話がメインで、マンガのことは語られていない。ヤングマガジン増刊「赤BUTA」の記事も、大半がマンガ家の仕事についてのインタビューで最後にほんの少し作品に触れている程度だ。その後、フランスのGlénat社経由で依頼があったインタビューだが、表現と絵の描き方についての質疑応答なので、マンガの内容については触れられていない。 つまり士郎正宗がマンガ『攻殻機動隊』について、インタビューという形で詳しく語るのは、今回が初めてとなる。作品を描くことになったきっかけから、注目している最新技術まで、30年以上の時を経て原作者自らが『
※後部に追記あり 1970年代に、アニメーターとして『宇宙戦艦ヤマト』『勇者ライディーン』などに携わり、『機動戦士ガンダム』ではアニメーションディレクターとキャラクターデザインに携わった安彦良和は、1989年から専業漫画家へと転身した。 80年代中期の『巨神ゴーグ』『アリオン』を経て、アニメ業界から身を引くタイミングを窺っていたという安彦だったが、結果的にアニメ監督の引退作となった『ヴイナス戦記』は、なぜ彼の中で封印作品になったのか? 2018年11月20日発売の『CONTINUE Vol.56』で、安彦は当時の状況についてこう振り返っている。 「当時、相手にしてくれるメディアが学研しかなかったから。徳間書店の『アニメージュ』からはそっぽを向かれ、角川書店の『ニュータイプ』は永野護あたりを盛り立てて自社ブランド志向を打ち出してた。アニメ誌を出している出版社を何とか頼りにしようと思ったら、あ
毎度正月も仕事です。くぅう… なんでこうスケジュール調整が上手く出来ないんでしょうかね。 担当編集さんに一話分先行します!とか豪語していたのに。 大法螺もいいところです。 さて2010年を振り返りますと、 何より夏に連載が終わり、あまり間を置かず次の連載をいただけたことでしょう。 担当編集さんの尽力にただただ感謝するばかりです。 来年の抱負は言うまでもなく、新連載「つきロボ」を頑張るのみです。 それでは今年一年、ありがとうございました。 来年も何卒宜しくお願いします。 もう少しブログの更新頻度を上げたいなあ。 今回の連載にあたってメカ関係は巨大ロボ・グラドゥルス以外、 全面的に3DCGを使う予定です。 使用ソフトはShade、実寸ではなく1/10スケールでデータを作成し、 トゥーンレンダリングで出力。 画像はゲージとして作成した宇宙服姿の主人公です。およそ150センチ。 すげえどうでもいい
2月25日(土)に都内で行われた選考会の結果、第37回日本SF大賞は漫画家・白井弓子さんによる『WOMBS(ウームズ)』に決定しました。4月21日(金)にはニコニコ生放送にて『第37回日本SF大賞贈賞式』が中継され、受賞者の方へのインタビューなどの様子が放送されました。 贈賞式で司会進行を務めた声優の池澤春菜さんの、大賞受賞者である白井弓子さんへのインタビューでは、作品を描くうえでの苦労や大賞受賞に寄せられたコメントが紹介されました。白井さんの予想する来年のSF大賞のタイトルにも迫ります。 『WOMBS』Amazonより。昨年の受賞者が予言していたWOMBSの受賞左から池澤春菜さん、白井弓子さん。池澤: 実はWOMBSの受賞は昨年の受賞者である森岡さんが予言していました。白井さんはその様子を見ていらしたとお伺いしました。 白井: そうなんです。実は。Twitterでフォロワーさんが教えてく
とにかくスケールのでかい漫画を描きたかったのよ
<P273> P254で、ゴッドフリーとシーモアの二人が懸命に仕上げていたのがこれらの紙面。 ポール・リヴィアの夜行:アメリカ独立戦争初の武力衝突となったレキシントンの戦いにおいて、伝令ポール・リヴィアは、イギリス軍の襲来を夜を徹して各地に伝え続け、後に愛国者の鑑と称えられた。 アラモの戦い:1835年、メキシコ領テキサスにおいて、アメリカ人入植者がメキシコからの独立を目指し蜂起。テキサス独立戦争が始まった。翌36年、アラモ砦に立てこもった155人のテキサス守備隊を、4千人のメキシコ軍が包囲。激戦の末、守備隊は全滅したが、復讐に燃えるテキサス独立軍はメキシコ軍を破り、独立を達成。1845年にアメリカ合衆国に加盟した。 ゲティスバーグの演説:1863年11月19日、南北戦争(1861〜1865)の天王山となったゲティスバーグの戦いの戦死者を弔う式典で、時のリンカーン大統領が行った演説。「人民
田中芳樹が1982年に世に放ったスペースオペラ小説「銀河英雄伝説」。“常勝の天才”と謳われるラインハルトと、“不敗の魔術師”ことヤンの2人を軸に、英雄たちが戦いを繰り広げる姿を綴った壮大なSF作品だ。昨年9月に藤崎竜が週刊ヤングジャンプ(集英社)にて今作のコミカライズを手がけることが発表され、話題をさらった(参照:藤崎竜が田中芳樹の「銀河英雄伝説」を独自の視点でマンガ化、YJで連載)。 コミックナタリーでは単行本1巻の発売を記念し、藤崎と田中の対談を実施。作品や登場キャラクターの魅力、原作とは違う構成にした意図など制作秘話を語り合ってもらった。 取材・文 / 三木美波 遥か遠い未来。人類は地球を飛び出し、宇宙を駆け巡る。そんな時代に2つの大きな勢力が台頭してきた。皇帝を戴く銀河帝国と、それに異を唱える自由惑星同盟。銀河帝国に生を受けたラインハルトは、皇帝の寵姫となった姉のアンネローゼを解放
丸川トモヒロの「成恵の世界」が、第45回星雲賞コミック部門を受賞した。本日8月4日に発売されたヤングエース9月号(角川書店)には、受賞を記念したイラストとメッセージが掲載されている。 「成恵の世界」の第45回星雲賞コミック部門受賞を記念して描かれたイラスト。ナタリーストアでは、このイラストを使用したTシャツが販売されている。(c)2014 Tomohiro Marukawa 大きなサイズで見る(全4件) 「成恵の世界」は1999年から2012年にかけて、月刊少年エース(角川書店)で執筆された長編作品。普通の少年・飯塚和人と、宇宙人と地球人のハーフであるヒロイン・七瀬成恵の恋愛を壮大なスケールで描いたSFラブコメだ。2013年に最終13巻が発売になり、2003年にはTVアニメ化もされた。 丸川は受賞メッセージにて「成恵の世界は大好きなSFやファンタジーに触れる人が増えて欲しいと願って描きまし
「漫画家が命を込めた一コマ」にフォーカスした独占インタビュー企画「わが生涯に一片のコマあり」!第3回はアニメも話題沸騰の『シドニアの騎士』弐瓶勉先生! [インタビュー公開日:2014/06/13] 今回のゲスト弐瓶勉 先生 福島県出身。1995年に講談社のアフタヌーン四季賞で『BLAME!』が審査員特別賞を受賞。バンド・デシネを思わせる日本人離れした作風で描くハードSFを得意とする。代表作に『BLAME!』『BIOMEGA』などがある。 最新作『シドニアの騎士』はTVアニメ化され、現在MBS、TBSほか“アニメイズム”枠で放送中。20代を中心に高い評価を得ている。 今回の「一コマ」作品『シドニアの騎士』 月刊『アフタヌーン』(講談社)で2009年より連載中のハードSF。 奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって、太陽系が滅亡して1000年が経過した宇宙。地球を脱出した少数の人類は播種船
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く