新たに化石が発見された9000万年前のカニ、Callichimaera perplexaの復元図。史上最も奇妙なカニかもしれない。(ILLUSTRATION BY OKSANA VERNYGORA, UNIVERSITY OF ALBERTA) カニとは何か? カニをカニたらしめるものはいったい何だろうか? 奇妙なカニの化石の発見によって、その答えが簡単ではないことがはっきりした。さらに、大規模な遺伝子研究とあわせ、カニの進化にいま新たな光が当てられようとしている。 4月24日付けの学術誌「Science Advances」に、現在のコロンビアで発掘された約9000万年前の化石に関する論文が発表された。この場所で発掘された化石の保存状態は素晴らしく、1センチ以下の小さなエビが見つかるほどだ。そんなことは極めて珍しく、熱帯ではこれまでに数カ所しか見つかっていない。 この場所から、ある奇妙なカ
★11月16日更新古生物 イラスト差し替え プロトスクス ★10月16日更新現生動物 飛べるダチョウの仲間 オオシギダチョウ ★9月26日更新古生物 イラスト差し替え、追記 メガラプトル ★9月23日更新古生物 名付けられホヤホヤ角竜 フルカトケラトプス ★9月22日更新古生物 イラスト差し替え、追記 ワイマヌ ★9月15日更新現生動物 イラスト差し替え、追記 コガタペンギン ★8月23日更新古生物 保存状態極みの恐竜 ズール ★8月5日更新古生物 史上最重量級?動物 ペルケタス ★8月3日更新古生物 イラスト差し替え ポリプチコケラス ★7月31日更新古生物 絶滅したクモガタ類 ファランギオターブス ★7月27日更新古生物 最古のパンダ クレトゾイアルクトス ★7月25日更新古生物 ほぼほぼ最古のサメ ドリオダス ★7月10日更新古生物 イラスト差し替え ディノニクス ★7月6日更新古生
大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックスの骨格標本。独ベルリン自然史博物館(2015年12月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/John MACDOUGALL 【6月8日 AFP】哺乳類が繁栄するようになったのは6600万年前に地球への小惑星衝突で恐竜が絶滅した後だとする通説は誤っていると主張する論文が8日、発表された。 この論文によると、われわれの祖先の温血動物は、大型肉食恐竜ティラノサウルス(Tyrannosaurus)や他の肉食恐竜がわが物顔で地球を闊歩(かっぽ)していた数百万年の間も繁栄し、拡散していた。さらに、小惑星が地球に衝突して半球に大嵐が巻き起こり、長期にわたる骨まで凍りつく地球の温度低下で、哺乳類は大きな打撃を受けていた。 論文の共著者で、米シカゴ大学(University of Chicago)進化生物学博士課程学生のエリス・ニューアム(Elis Newham)氏による
哺乳類は,爬虫類から進化したのではないのですか? 文部科学省からの検定意見により,平成24年度用教科書から,哺乳類は爬虫類から進化したと記述しておりません。 今までの教科書では,哺乳類は爬虫類から進化したと説明していました。しかし近年の研究の成果から,哺乳類と爬虫類は,別物であるという考えが主流となっています。 現在では,両生類から羊膜類(羊膜と卵殻をもつ四肢動物)が進化し,そのときに双弓類と単弓類が進化したと考えられています。 双弓類は頭骨の左右に2つずつ,双弓型側頭窓という穴をもち,『爬虫類と鳥類の共通の祖先とそのすべての子孫を含む単系統群。(生物学辞典 東京化学同人 2010)』と定義されています。 単弓類は頭骨の左右に1つずつ,単弓型側頭窓という穴をもち,『すべての哺乳類の共通の祖先とそのすべての子孫を含む単系統群。かつてはディメトロドンやキノドン類などを哺乳類型爬虫類とよんでいた
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化石の日々オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。 化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。 現生生物でも,古生物でも,新種がみつかると,学名がメディア上を踊ります。 例えば,こんな感じ↓ Anomalocaris canadensis 今回は,そんな「学名」のお話。 最近増えてきた,個人のホームページで学名を記載している方にも,ぜひ,知っておいていただきたい基本の「キ」のお話です。 基本的に学名は,世界共通のものです。 18世紀の博物学者,カール・フォン・リンネが考案した「二命名法」というものが使われています。 これは,「属名」と「種小名」の二つで構成するものです。 誤解を恐れず,メディア関係者が学名を紹介するときのざっくり認識で考えれば,「属名」は私たちにとっての「姓(last name)」であり,「種小名」は「名(fir
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