ラ・パルマ島は、アフリカ北西海岸から約1000km離れた火山の多いカナリア諸島の一部だ。当地で行われた欧州宇宙生物学学会(EAI)の例会には約250人の研究者が集まった。宇宙生物学とは、生命がいかにして、ここ地球あるいはそれ以外のどこで誕生したかを理解するための探求であり、ここにいる人々全員を繋ぐ共通項だ。そして、この会で最も興味深かった発表は、ある銀河環境が、太陽系外惑星の特質や居住可能性にどんな影響を与えるのかを推定するものだった。 私たちの発見は、居住可能な惑星は、位相空間密度の低い環境で見つかる可能性が高いことを示していると英国・リバプール・ジョン・ムーア大学大学院生のスカーレット・ロイルが学会で発表した論文で述べている。広義には、位相空間密度が低いというのは銀河として密度の低い環境で恒星が生まれていることを意味するのに対し、高い位相空間密度は銀河としてより高密度な環境であることを
![太陽系はやはりレア、天の川銀河の動力学的環境が居住可能な惑星系形成を妨害 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6a1e552a24f587cb0dd696380991c7971c674a6f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F63321%2Fimages%2Fmain_image_b42b029355d9afbaf31a0b6ef6b3bb545af83453.jpg)