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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (180)

  • 第11回 小さくて大きな可能性をもつ群知能

    光る木 『ナショナル ジオグラフィック』の2007年7月号を見ていたら嬉しくなった。ホタルが大量に集まって木全体が光っている写真が出ていたからだ。雑誌の写真だから夜光性の樹木かなにかのように見えるが、写真説明にも書いてあるとおり、この巨大な樹木いっぱいにとりついているホタルは点滅しているのだ。 それも全体が同じタイミングで点滅している。まるでクリスマスに樹木を飾るイルミネーションが電気仕掛けでシンクロしているようにだ。 これはインドネシアの写真だったが、ぼくはそれと同じ「ホタルの木」をパプアニューギニアのニューアイルランド島で見ている。 真夜中に島の人が「面白いものを見せてやる」というのでトラックの荷台に乗せてもらって山のなかに入っていったらそれがあったのだ。 最初は、ダミーのホタルで、1匹ずつが細いコードに繋がれていて、一定のリズムで点滅させているに違いない、と思ったが、近くにいってよく

  • 【研究室】研究室に行ってみた。国立精神・神経医療研究センター 睡眠学 三島和夫

    睡眠はとても日常的な「行動」だ。特別な事情がない限り、誰だって毎日眠る。でも、そんな当たり前の睡眠なのに、日人の5人に1人が問題を抱えているらしい。何が問題なのか。どうすればぐっすり眠れるのか。その答えを探しに国立精神・神経医療研究センターの三島和夫先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 眠らなくなった日人 2012年12月3日 第2回 体内時計25時間はウソだった! 2012年12月4日 第3回 理想は8時間睡眠もウソだった! 2012年12月5日 第4回 目からウロコの不眠症治療法 2012年12月6日 第5回 世界初!睡眠・覚醒リズム障害の原因を解明 2012年12月7日 第6回 健やかな睡眠のための12の指針 2012年12月10日 第7回 “働くママ”の子の約半数が22時以降に寝るという事実 2013年3月11日 第8回 寝不足の子どもは多動や学習

    【研究室】研究室に行ってみた。国立精神・神経医療研究センター 睡眠学 三島和夫
    Ditty
    Ditty 2013/06/07
  • 【研究室】研究室に行ってみた。理化学研究所 超重元素合成研究チーム 森田浩介

    地球上のありとあらゆるものは、様々な元素でできている。なかでも「大きな元素」は自然には存在せず、人工的につくったものだ。世界の研究者がしのぎを削るなか、日人ではじめて新元素の合成に成功し、命名権を獲得する可能性がある「超重元素の錬金術師」、森田浩介先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 日人初!の“超重元素の錬金術師” 2013年5月17日 第2回 「我々が見つけた、113番元素はここですね」 2013年5月20日 第3回 「光速の10%でそっとくっつける」超重元素合成 2013年5月21日 第4回 とある超重元素の検出装置 2013年5月22日 第5回 「17年間空振りしても平気な男」ゆえの新元素 2013年5月23日 第6回 113番新元素の名前は何になる? 2013年5月24日

    【研究室】研究室に行ってみた。理化学研究所 超重元素合成研究チーム 森田浩介
  • 【研究室】研究室に行ってみた。国立科学博物館 人類史研究グループ 海部陽介

    猿人、原人、旧人、新人――何百万年も前から進化してきた人類のなかで、ホモ・サピエンス、つまり、我々だけがなぜ地球上に拡散し、文明を発展させたのか。人類進化の「常識」を覆したフローレス原人をはじめ、アジアを舞台に人類進化・拡散史の解明に挑む海部陽介先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 人類進化の「常識」を覆した“小さな巨人”、フローレス原人 2013年6月3日 第2回 3Dプリンタでフローレス原人の脳サイズを測定 2013年6月4日 第3回 次の「未知の人類」もアジアから発見される!? 2013年6月5日 第4回 アジアに来たとき、ヒトは何をしていたのか 2013年6月6日 第5回 実は世界の最先端だった旧石器時代の日列島 2013年6月7日 第6回 人類進化から見る、いまとは違うヒトの世界 2013年6月10日

    【研究室】研究室に行ってみた。国立科学博物館 人類史研究グループ 海部陽介
  • 【研究室】研究室に行ってみた。宇宙ベンチャー 開発エンジニア 高橋有希

    2012年5月、国際宇宙ステーションに補給物資を届けた宇宙船を、民間企業として世界ではじめて開発した宇宙ベンチャー企業、スペースX社。物資だけでなく、将来的には宇宙飛行士を運ぶ計画もあるという。2012年のミッション達成後まで、そのスペースX社で働いていた日エンジニアである高橋有希さんの研究室に行ってみた!(文、写真=川端裕人) 第1回 世界初の民間商用宇宙船開発に携った日人 2013年1月7日 第2回 「月の南極」から「地球の南極」へ 2013年1月8日 第3回 ビッグバンはどうやって始まったのかを探しに 2013年1月9日 第4回 民間の宇宙船で宇宙に行きたい 2013年1月10日 第5回 ふたたび開かれた宇宙への扉 2013年1月11日 第6回 米国宇宙ベンチャー最新レポート モハベ宇宙港編 2013年1月15日 第7回 米国宇宙ベンチャー最新レポート パサデナ編 2013年1

    【研究室】研究室に行ってみた。宇宙ベンチャー 開発エンジニア 高橋有希
  • 【インタビュー】Webナショジオ・インタビュー 堀江貴文

    約1年9カ月の収監を終えて仮釈放された堀江貴文さんが、すぐに向かった先は北海道大樹町のロケット発射場。今や宇宙開発はアメリカをはじめ、各国で民間企業の参入が活発になりつつある。「技術力を生かせば、日の宇宙ビジネスは世界に対抗できるものになりうる」というホリエモン流の民間宇宙ビジネス構想を聞いた。(インタビュー・文=高橋盛男/写真=的野弘路/ヘアメイク=中田有美) 第1回 宇宙ビジネス、勝算あり 2013年4月22日 第2回 きっかけは“有人宇宙船” 2013年4月23日 第3回 最大の課題は法整備と人材確保 2013年4月24日 第4回 小惑星探査と太陽系クルージング 2013年4月25日

    【インタビュー】Webナショジオ・インタビュー 堀江貴文
  • 第5回 世界初!睡眠・覚醒リズム障害の原因を解明

    「被験者の方々から、皮膚や毛根の細胞をもらって5日間くらい培養しまして、遺伝子が転写される周期を観察するんです。時計遺伝子、クロックジーンと呼ばれる一群の遺伝子があって、それらが転写されるサイクルが絡み合うように1周するのを蛍光で見る特殊な方法があります。すると、採血してホルモンで測っていた周期と見事に一致するんですよね」 皮膚や毛根などの細胞を培養して時計遺伝子の転写周期を生物発光を使って計測すると、遺伝子の転写とホルモンの周期が見事に一致した。左下のグラフの横軸は経過日数で、縦軸は1分あたりの発光回数。(画像クリックで拡大) というわけで、今まで、隔離実験室で厳密にホルモンなどの測定をしたり、日々の睡眠習慣を質問することで個々人の体内時計リズムを測定したり推測していた体内時計の周期が、皮膚や毛根の細胞で確認出来るようになることが原理的にははっきりした。 臨床の現場で、それが活かされるが

    Ditty
    Ditty 2012/12/08
    "体内時計の周期が、皮膚や毛根の細胞で確認出来る"
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。長妻努

    天気予報を知らない人はいないけど、宇宙にも天気予報があることを知っている人は少ないのでは。でも、宇宙天気予報がないと困る人たちが、実はこの地球にはたくさんいる。日々、予報を発表し、そして、「太陽嵐」によるさまざまなキケンから人類の安全と安心を守る研究にいそしむ長努先生の研究室に行ってみた!!(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 ずばり、宇宙天気予報とは 2012年6月4日 第2回 太陽嵐でパソコンのデータが消失する? 2012年6月5日 第3回 太陽嵐で大規模停電が起きるわけ 2012年6月6日 第4回 太陽活動は活発化? それとも沈静化? 2012年6月7日 第5回 巨大津波もリアルタイムに検出可能! 2012年6月8日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。長妻努
    Ditty
    Ditty 2012/12/06
    宇宙天気予報。
  • 第2回 体内時計25時間はウソだった!

    「シフト勤務ですとかフレックスタイムですとか、中には時間がまったく一定しない職種ですとかいろいろありますが、実は、ある人に眠りやすい時間というのはかなり固定されているんです。非常に宵っ張り型の人から早寝早起き型の人まで、ほぼ遺伝的に決定されてるものなんですよ。体内時計に関係することでその体内時計自体、遺伝子によってかなりきちんと制御されていると分かっているんです。横綱、関脇級に大きな影響がある遺伝子が10と幾つか特定できていまして。ほら、私達の中で体内時計はよく25時間とかいわれてますでしょう。でも、あれは嘘なんですよ」 たしかに、体内時計は25時間であるという話は聞いたことがある。今、ウェブで検索すると、まことしやかにそう書いてあるサイトがある。ただ、これは、今の知見では否定されているというのだ。実は、ぼくは三島さんとの対話の中で、いくつも俗説が単なる「神話」だと知らされることになるのだ

  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。篠田謙一

    DNAを分析すると、生物の進化の歴史をたどることができる。それは人間でも同じこと。人間の細胞にある「ミトコンドリアDNA」というモノを扱って、インカ帝国のミイラや日人の古い人骨などからそのルーツを解明しつつ、人類の歴史や「人間とは何か」を問い続ける篠田謙一先生の研究室に行ってみた! (文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 インカ帝国の拡大はミイラのしわざ!? 2012年3月5日 第2回 インカ帝国は「不死の国」だった! 2012年3月6日 第3回 インカ帝国の神話をミイラで証明! 2012年3月7日 第4回 ミトコンドリアDNAでわかった人類の歴史 2012年3月8日 第5回 ヒトの進化はアフリカ限定だった! 2012年3月9日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。篠田謙一
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。今村文彦

    2011年3月11日。日の東北地方沖で発生したマグニチュード9の巨大地震による巨大津波は、宮城県、岩手県、福島県の3県を中心に、北海道から関東地方の太平洋岸にかけて大きな被害をもたらした。場所によっては波高10メートル以上、遡上高40メートル以上を記録。これだけの津波が近代都市を襲ったのは史上はじめてである。3.11からおよそ1年。私たちは何を学び、これから何をすべきなのか。津波工学研究の第一人者が解明した巨大津波の真相と対策。(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 津波研究者が見た“悪夢” 2012年2月20日 第2回 実は“2つの津波”が重なっていた 2012年2月21日 第3回 これだけある“都市を襲う津波”の脅威 2012年2月22日 第4回 車は危険! すぐに高台かビルの上階へ 2012年2月23日 第5回 “悪夢”を二度と繰り返さないために 2012年2月24日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。今村文彦
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。 行動遺伝学・教育心理学 安藤寿康

    見た目はホントにそっくりな双子。それってつまり遺伝子が100%同じ一卵性双生児なわけだけど、性格や気質も見た目ぐらい同じなの? 違うとしたら、どのぐらい? もっと言うと、個人の形成に遺伝と環境はどんなふうにかかわっているのだろうか――。双子を対象として、遺伝と環境が人間に与える影響を調べる「双生児法」により、これまで7000組以上の双子を調査してきた安藤寿康先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=的野弘路) 第1回 遺伝か環境か、それがモンダイだ 2012年1月23日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。 行動遺伝学・教育心理学 安藤寿康
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。パリ第5大学・フランス国立衛生医学研究所 堀川大樹

    低温にも負けず、高圧にも負けず、乾燥にも放射線の照射にも負けず、丈夫な体を持ち、2700メートルの海底から標高5000メートルくらいの山まで、地球上のありとあらゆるところにいるけれど、ちょっと間抜けで憎めない、いや、愛すべき容貌をしたクマムシ。華の都パリでそんな“かわいいけど最強”の生物を研究している堀川大樹さんの研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=川端裕人・堀川大樹) 第1回 かわいい。けど、地上最強? 2011年12月19日 第2回 クマムシに出会ってひと目ぼれ 2011年12月20日 第3回 ヨコヅナクマムシ登場 2011年12月21日 第4回 宇宙生物学のためにNASAへ! そして、パリへ! 2011年12月22日 第5回 いつも心にクマムシ愛 2011年12月26日 番外編 エッフェル塔でクマムシ探し 2011年12月27日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。パリ第5大学・フランス国立衛生医学研究所 堀川大樹
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。日本ハンザキ研究所 栃本武良

    国の特別天然記念物でありながら、その生態がほとんどわかっていなかったオオサンショウウオ。自分がかつて勤めていた水族館で、オオサンショウウオの水槽の前で子どもたちによく聞かれた「これは何歳?」「何年生きるの?」などの素朴な疑問に答えようと研究をはじめ、ついには「日ハンザキ研究所」を作ってしまった栃武良さんの研究室に行ってみた!(野生のオオサンショウウオを撮影した貴重な動画もあります)(文・動画=川端裕人/写真=的野弘路) 第1回 激録・オオサンショウウオ夜間調査 2011年11月21日 第2回 「オオサンショウウオって何年生きるの?」 2011年11月22日 第3回 オオサンショウウオの知られざる生態 2011年11月24日 第4回 「謎の首切り死体事件」の犯人は? 2011年11月25日 第5回 オオサンショウウオの未来を守れ 2011年11月28日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。日本ハンザキ研究所 栃本武良
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。 奈良大学  文学部地理学科  堀信行

    『ナショナル ジオグラフィック』は直訳すれば「米国地理学雑誌」か。それなのに、ちっとも地理学らしくない記事もある。でも待てよ。そもそも地理学ってなんだろう。そんな疑問をたずさえて、世界をまたにかけて活躍する研究者であると同時に、『ナショナル ジオグラフィック』のバックナンバーをすべてそろえ、ナショジオにまつわる展示会まで開催した地理学者の堀信行さんの研究室に行ってみた。(文=川端裕人/写真=的野弘路、堀信行) 第1回 ナショジオ=「米国地理学雑誌」? 2011年10月11日 第2回 ライバルはチャールズ・ダーウィン!! 2011年10月12日 第3回 アフリカの熱帯雨林でも大発見 2011年10月13日 第4回 すべては地理学だった 2011年10月14日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。 奈良大学  文学部地理学科  堀信行
    Ditty
    Ditty 2012/03/09
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。 国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室 田村元秀

    太陽系の外にある惑星はどんなところなのか。そして、私たちと似た生命は存在するのだろうか。私たちは孤独なのか。それとも仲間はいるのだろうか――。そんな大いなる疑問の解明に、国立天文台のすばる望遠鏡を使って挑む田村元秀先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美、国立天文台) 第1回 世界初、系外惑星候補の撮影に成功! 2011年9月20日 第2回 世界最高の性能を誇るすばる望遠鏡 2011年9月21日 第3回 かつて太陽は連星だった!? 2011年9月22日 第4回 系外惑星探査の大革命が進行中! 2011年9月26日 第5回 これが新しい宇宙の常識だ 2011年9月27日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。 国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室 田村元秀
  • 【研究室】“双子もどき”ジェミノイドに会ってみた。 ATR石黒浩特別研究室

    人と関わるロボットを作ろうと思ったら、見かけはどれだけ重要だとか、何をもって我々が人を人らしいと認識するのかをまず研究しなくちゃいけないんじゃないか――そう考えて、自分自身を型にとり、自分そっくりのアンドロイドを作ってしまった石黒浩先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=的野弘路) 第1回 「自分そっくり」のアンドロイド 2011年8月22日 第2回 ジェミノイドができるまで 2011年8月23日 第3回 自分とは何か、人とは何か 2011年8月24日 第4回 ロボットと類人猿 2011年8月25日 第5回 癒しキャラ!? 登場 2011年8月26日

    【研究室】“双子もどき”ジェミノイドに会ってみた。 ATR石黒浩特別研究室
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。 愛知県立大学 アフリカ文化人類学 亀井伸孝

    カメルーン南東部のピグミー系狩猟採集民“バカ”。格的な狩猟採集活動を研究しようと足を踏み入れたものの、目を奪われ、魅了されたのは、大人たちとは異質な独自の文化を持つ子どもたちの「遊び」だった。その豊かで深遠なる楽しい世界に、我知らず深入りしてしまったという亀井伸孝先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美、写真・イラストアフリカ)=亀井伸孝) 第1回 めくるめく遊びの世界 2011年7月19日 第2回 遊びたおそう! 2011年7月20日 第3回 弟子入りで世界は変わる 2011年7月21日 第4回 夢は「世界遊びの大百科事典」 2011年7月22日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。 愛知県立大学 アフリカ文化人類学 亀井伸孝
    Ditty
    Ditty 2012/03/09
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。 国立極地研究所 渡辺佑基

    北極圏のアザラシから、中国のチョウザメ、マレーシアのウナギ、フロリダのワニ、南極のペンギンまで――インディ・ジョーンズばりに世界の極地を飛び回り、「データロガー」と呼ばれる機器を野生動物につけまくる。そして、驚くべきデータを次々に発表している渡辺佑基先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美、渡辺佑基(動物)) 第1回 ペンギンカメラの衝撃 2011年6月20日 第2回 学界のインディ・ジョーンズ 2011年6月21日 第3回 おぼれるチョウザメ、翼を持ったマンボウ 2011年6月22日 第4回 フィールドは「未踏の大地」 2011年6月23日 第5回 マグロは時速80キロで泳がない!? 2011年6月24日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。 国立極地研究所 渡辺佑基
  • 第4回 宇宙生物学のためにNASAへ! そして、パリへ!

    アストロバイオロジー(宇宙生物学)というのは、一般には馴染みのない研究領域かもしれない。決して宇宙人を探そうという話ではなく(もちろん宇宙人が目の前にいれば、アストロバイオロジストは研究対象にしたがるだろうが)、生命の起源を知るため、地球の枠を外した探究をする一連の研究、というイメージか。興味のある方は、横浜国立大学の小林憲正教授による『アストロバイオロジー・宇宙が語る“生命の起源”』(岩波 科学ライブラリー)をお奨めする。堀川さんも同意見。 ちなみに、アストロバイオロジーという研究の枠組みを提唱したのはアメリカNASAで、1995年のことだという。いわく「地球、および地球外での生命の起源・進化・分布・未来、を研究する学問領域」。クマムシは、十中八九、というかほぼ100%、地球起源でありながら、極限状態の宇宙に「分布」可能かもしれない耐性を持った動物の筆頭として、アストロバイオロジーの興