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ブックマーク / www.cnn.co.jp (58)

  • 人間の全ゲノム、5Dの「メモリークリスタル」に保存 数十億年残る可能性

    人間の全ゲノムを保存し、視覚的なキーも備えた「5Dメモリークリスタル」/University of Southampton/PA ロンドン(CNN) 英国の科学者がこのほど、人類を絶滅から救う設計図として将来活用できる可能性を期待して、人間の全ゲノムを「5Dメモリークリスタル」に保存した。 このクリスタルは英サウサンプトン大学の光エレクトロニクス研究センターが開発したもので、絶滅の危機に直面している動植物の記録を作成する目的に使える可能性もある。 19日に発表された大学の声明によると、最大360テラバイトの情報を数十億年保管することができ、凍結や火災、衝突の衝撃、放射線、最大1000度に達する高温などの極限状態に耐えることも可能だ。 このクリスタルは2014年、「最も耐久性の高いデジタル記録媒体」としてギネス記録に認定された。 研究チームは超高速レーザーを駆使して、人間のゲノムデータを20

    人間の全ゲノム、5Dの「メモリークリスタル」に保存 数十億年残る可能性
  • 地球から240億キロ、ボイジャー1号システム復旧に成功 5カ月ぶりに解読可能データ受信

    (CNN) 地球から最も遠い宇宙空間を飛行する米航空宇宙局(NASA)の探査機「ボイジャー1号」から、5カ月ぶりに解読可能なデータが地球に届いた。NASAのチームが試行錯誤を繰り返し、通信問題を引き起こした原因が1個のチップにあることを突き止めて、解決策を編み出した結果だった。 ボイジャー1号は現在、地球から240億キロメートル離れた宇宙空間を飛行中。打ち上げから46年を経て、さまざまな不具合や老朽化の兆候が見えている。 今回の問題は2023年11月に発生。飛行データシステムの遠隔測定モジュールから送られてくるデータが解読不可能になった。 ボイジャー1号の飛行データシステムは、現在の健康状態を表す工学データを科学計器の情報と組み合わせて収集している。地球上の管制室はそのデータを、0と1で構成される2進コードで受信する。 ところが11月以来、この飛行データシステムがループ状態に陥り、無線信号

    地球から240億キロ、ボイジャー1号システム復旧に成功 5カ月ぶりに解読可能データ受信
    Ditty
    Ditty 2024/04/24
  • 冷戦時代のリアル「トップガン」、30分でソ連のミグ4機撃墜も戦闘の事実を50年口外せず

    ソ連軍機と空中戦を戦った自機のレプリカと共に写真に収まるR・ウィリアムズさん/From Royce Williams/Facebook 韓国・ソウル(CNN) ロイス・ウィリアムズ(97)さんは、まさに実在する「トップガン」だった。トム・クルーズが生まれる10年前のことだ。 1952年11月のある肌寒い日、ウィリアムズさんはソ連のジェット戦闘機4機を撃墜し伝説になったが、その事実は50年以上誰にも知られることがなかった。 元海軍飛行士として、ウィリアムズさんには今月20日の式典で海軍十字章が授与された。同軍で2番目の高位に当たる勲章だ。 以下、ウィリアムズさんがどれだけの功績によりこうした名誉を獲得するに至ったのかを見て行こう。 数でも性能でも劣勢 52年11月18日、ウィリアムズさんは米海軍のジェット戦闘機「F9Fパンサー」を操縦し、朝鮮戦争中の任務に従事していた。 発艦した空母「オリス

    冷戦時代のリアル「トップガン」、30分でソ連のミグ4機撃墜も戦闘の事実を50年口外せず
  • 火星の塵旋風の音、米NASA探査車が初めて収録

    (CNN) 火星の塵(ちり)がつむじ風に巻き上げられ、太古の湖の地を探査する米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーサビアランス」の上空を吹き抜けた。探査車は搭載のマイクを使ってこの火星の塵旋風(じんせんぷう)の音を初めて収録した。 塵旋風は火星の気象パターンの一部で、頻繁に発生する。これまでに画像や気象データは収集され、塵の測定が行われて、NASAの火星探査機「インサイト」は塵旋風が発生させた地震信号や磁気信号も記録していた。しかし今回収録されるまで、音声のみが欠けていた。 2021年2月に火星に着陸したパーサビアランスは、火星に初めてマイクを持ち込んだ。 同年9月27日、塵旋風が真上を通過した時に、たまたまマイクのスイッチが入っていたことから音声が収録できた。この研究は13日の科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。 フランス・トゥールーズ大学の研究者によると、マイクがと

    火星の塵旋風の音、米NASA探査車が初めて収録
    Ditty
    Ditty 2022/12/15
  • モルディブの水上都市、その全容が徐々に明らかに

    インド洋上に都市が建設されつつある。モルディブの首都マレからボートでわずか10分の場所にあるターコイズブルーのラグーン(潟)に浮かぶこの水上都市には2万人が居住可能だ。 脳サンゴの模様に似たデザインのこの都市は、住居、レストラン、店舗、学校など、5000もの水上ユニットで構成されており、ユニットとユニットの間には運河が流れている。6月に最初の数ユニットが発表されたが、2024年はじめに住民が入居を開始する。そして27年までに都市全体が完成予定だ。 不動産開発業者ダッチ・ドックランズとモルディブ政府との合弁事業であるこのプロジェクトは、とっぴな実験でも革新的な構想でもない。この都市は、海面上昇という厳しい現実に対する実用的な解決策として建設されている。 1190もの低地の島々で構成されているモルディブは、世界で最も気候変動に対して脆弱(ぜいじゃく)な国のひとつで、陸地部分の8割が海抜1メート

    モルディブの水上都市、その全容が徐々に明らかに
    Ditty
    Ditty 2022/10/10
  • 一時減光のベテルギウス、前例ない規模の「噴火」発生か 

    ベテルギウスから光球の塊が放出され、ちりの雲となる様子を表した説明図/NASA, ESA, Elizabeth Wheatley (STScI) (CNN) 一時大幅な減光が観測されたオリオン座の赤色超巨星「ベテルギウス」は、過去に例がないほど大規模な恒星の「噴火」を起こしていた――。天文学者らがそんな見解を明らかにした。 ベテルギウスが最初に注目を集めたのは2019年後半。オリオンの右肩で赤く輝くこの恒星は予想外に暗くなり、20年にも減光が続いた。 一部の科学者からはベテルギウスが超新星爆発を起こすと推測する声も上がり、以来、何が起きたのかを解明する研究が続いている。 天文学者らは今回、ハッブル宇宙望遠鏡などから得られたデータを解析。ベテルギウスは大規模な表面質量放出を起こし、目に見える表面のかなりの部分を失ったとの見方に至った。 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのアンドレア

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  • 火星に「大量の水」発見、グランドキャニオンより巨大な渓谷で 

    NASAの探査機オデッセイが撮影したマリネリス峡谷/Handout/Getty Images North America/Getty Images (CNN) 火星にあるグランドキャニオンより大きな渓谷を周回機で調べた結果、地表付近に「大量の水」が存在することが分かった――。欧州宇宙機関(ESA)がそんな調査結果を明らかにした。 ESAとロスコスモスの共同ミッションで2016年に打ち上げられた周回機「エクソマーズ微量ガス周回探査機」が、火星のマリネリス峡谷で水を検出した。この渓谷は米国のグランドキャニオンに比べ全長10倍、深さ5倍、幅20倍の大きさを誇る。 水はこの渓谷の下に位置しており、探査機に搭載された高分解能エピサーマル中性子検出器「FREND」によって検出された。同機器は火星の地表下約1メートルにある水素の分布を調査できる。 火星の水の大半は極地方に存在し、氷として固まったままの状

    火星に「大量の水」発見、グランドキャニオンより巨大な渓谷で 
  • 世界初の生体ロボット、「生殖」が可能に 米研究チーム

    (CNN) 史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作製した米国の研究者らがこのほど、ゼノボットは今や「生殖」が可能だとする論文を発表した。その生殖方法というのは、動植物では見られない異例のものだった。 ゼノボットは名前の由来となったアフリカツメガエル(学名ゼノパス・ラエビス)の幹細胞から形成され、幅は1ミリ以下。実験の結果、動く、群れで協力する、自己修復するといった能力を持つことが判明し、2020年に初公開された。 そして今回、ゼノボットを開発したバーモント大学やタフツ大学、ハーバード大学ビース研究所の研究チームは、科学的に知られているどの動植物とも異なる全く新しい生物学的な生殖形式を発見した。 「これには仰天した」。タフツ大学アレン・ディスカバリー・センターの責任者で、論文の共同筆頭著者を務めたマイケル・レビン教授(生物学)はそう驚きを語る。 「カエルには通常使う生殖方法があるが、(幹細胞

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    Ditty
    Ditty 2021/12/01
  • 旧ソ連の幻の「空飛ぶ怪物」、垂直離陸水陸両用機VVA14

    (CNN) 旧ソ連の異色の航空機「バルティーニ・ベリエフVVA14」。今ではモスクワ近郊の野原に朽ちた状態で1機が残るのみだが、かつては米国の潜水艦攻撃への対抗手段としてソ連が望みを託した機体だった。 VVA14のVVAは「垂直離陸水陸両用機」の略で、14はエンジンの数を意味する。滑走路なしであらゆる場所から離陸し、水面ぎりぎりの高度を飛び続けることができるように設計された。 同機は1960年代、ポラリス弾道ミサイルに対抗して設計された。米国は61年、核抑止の一環で潜水艦隊にポラリスを導入。VVA14の設計者ロベルト・バルティーニの構想では、水陸両用の同機はポラリスを搭載した潜水艦の捜索と破壊に最適な機体になるはずだった。 しかし、この計画はうまくいかなかった。提案された試作機3機のうち製造にこぎ着けたのはわずか2機で、空を飛んだのは1機のみだった。バルティーニが1974年に死去するとプロ

    旧ソ連の幻の「空飛ぶ怪物」、垂直離陸水陸両用機VVA14
  • 高速輸送システム「ハイパーループ」、初の有人試験を実施

    ワシントンDC(CNN Business) ヴァージン・ハイパーループが開発を進める高速輸送システム「ハイパーループ」が米ネバダ州ラスベガスで初の有人による試験運用を実施した。商用化に向けた大きな節目となった。 ハイパーループはまだ実証されていない輸送システムで、乗り物に乗った利用者は真空のチューブの中を最高時速600マイル(約965キロ)で移動する。このシステムには磁気浮上などの技術が使われている。 今回の試験運用では時速100マイルまでの到達となった。軌道が500メートルの長さしかなかったためで、速度が制限された。 それでも、ヴァージン・ハイパーループの幹部は今回の試験を大きな節目であり、商用化に向けた前進とみている。 最初の試験運用には同社の幹部2人が搭乗した。2人乗りの乗り物でシートベルト、シート、小さな窓がついている。 同社幹部はCNN Businessの取材に対し、ハイパールー

    高速輸送システム「ハイパーループ」、初の有人試験を実施
  • 金属「食べる」細菌、米研究者が偶然見つける 長年の仮説を裏付け

    (CNN) 米国の細菌学者らがこのほど、金属のマンガンを「べて」カロリーを得ている細菌を偶然発見した。そのような細菌が存在するのではないかという説は100年以上にわたり唱えられてきたが、これまで証明されたことはなかった。 米カリフォルニア工科大学で環境細菌学を専攻するジャレッド・リードベター教授は、ある実験のため粉末状になった金属元素のマンガンを使用した。実験の後、同教授はマンガンにまみれたガラス容器を水道水で満たし、研究室のシンク内に放置。そのまま学外での活動に出かけて数カ月戻らなかった。 数カ月ぶりに研究室に戻ったリードベター教授は、ガラス容器が黒ずんだ物質に覆われているのに気が付いた。最初はそれが何なのか見当もつかなかったが、かねて探し求めていた細菌によるものかもしれないと思い、系統立ったテストをして確かめることにしたという。 その結果、容器を覆った黒ずんだものは酸化マンガンで、新

    金属「食べる」細菌、米研究者が偶然見つける 長年の仮説を裏付け
    Ditty
    Ditty 2020/08/05
  • 宇宙から届く謎の電波信号、16日周期で反復と研究者

    (CNN) 5億光年離れた宇宙から地球に放射される高速電波バースト(FRB)について、研究者らがこのほど、約16日間の周期で繰り返し起きていることを突き止めた。単発で終わらず反復するFRBの存在はこれまでにも知られていたが、研究者が周期のパターンを明らかにしたのは初めて。 FRBは1000分の1秒単位の非常に短い時間で電波が銀河系外から放出される現象。今回研究者らがカナダにある電波望遠鏡「CHIME」を使って2018年9月16日から19年10月30日まであるFRBのパターンを観測したところ、16.35日の頻度で発生していることがわかった。 観測データによると、この発生源は4日の間1時間に1~2回電波を放射した後、12日間の沈黙を経て再び信号を発する。この16日間の動きに周期性が認められるという。 FRB 180916.J0158+65と呼ばれるこの信号は、同プロジェクトが昨年観測した反復す

    宇宙から届く謎の電波信号、16日周期で反復と研究者
  • 地球に最も近い惑星系で新たな惑星の徴候、スーパーアースか

    (CNN) 地球から4.2光年しか離れていない恒星「プロキシマ・ケンタウリ」を周回する惑星について、研究者らがこのほど、2016年に見つかった「プロキシマb」に次ぐ2つ目の惑星が存在する兆候をとらえた。巨大な地球型惑星を意味する「スーパーアース」に分類される可能性があるという。 プロキシマ・ケンタウリは、南天のケンタウルス座にあるケンタウルス座アルファ星という3重連星の1つで、質量の小さい赤色矮星(わいせい)として知られる。上記のプロキシマb以外にも周回する惑星があるとみられていたが、今回、南米チリのアタカマ砂漠にある大型の電波干渉計による観測から、もう1つの惑星「プロキシマc」の存在を示唆する信号が検出された。 研究に関する論文は、15日刊行の科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載されている。 プロキシマcはスーパーアースである公算が大きい。その質量は地球を上回るものの天王星や海王星よりは

    地球に最も近い惑星系で新たな惑星の徴候、スーパーアースか
  • 地球から100光年に生命存在しうる惑星、NASAの探査衛星で初の発見

    NASAの惑星探査衛星が、生命が存在可能とみられる系外惑星を初めて発見した/NASA's Goddard Space Flight Ctr (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は6日、惑星探査衛星「TESS(テス)」による観測の結果、地球と同等の大きさで生命が存在できるとみられる系外惑星を初めて発見したと発表した。地球から約100光年離れた恒星の周りを回っているという。 この惑星は「TOI 700」と呼ばれる恒星を周回する複数の惑星の1つ。TOI 700は、かじき座を構成する低温かつ小型のM型矮星(わいせい)で、その質量は太陽の4割ほど、表面温度は半分にとどまる。 「TOI 700d」と名付けられた当該の惑星は、上記の恒星の惑星系に属する3つの惑星のうちの1つで、最も外側の軌道を周回する。公転周期は地球の日数に換算して37日。自転周期と公転周期が等しいため、惑星の一方の面は常に恒星の方を向

    地球から100光年に生命存在しうる惑星、NASAの探査衛星で初の発見
  • 鎮痛薬で血液が青色に 米病院が報告

    歯の痛みを止めるために市販の鎮痛用局所麻酔薬を使用したら血液が青くなった/New England Journal of Medicine (CNN) 歯の痛みを止めるために市販の鎮痛薬を使用したところ血液が青くなったという症例が、19日の米医学誌に発表された。 この症例はロードアイランド州プロビデンスにある病院の医師が報告した。患者は25歳の女性で、全身の脱力感や疲労感、息苦しさなどを訴えて救急病院を受診。女性はさらに、血液が青くなるという特異な症状を発症していた。 女性には皮膚が青く見えるチアノーゼの症状があり、医師はこの症状について、皮膚の末端神経を麻痺させる鎮痛薬が原因だったと診断した。 女性はこの前日の夜、歯の痛みを止めるために局所麻酔薬のベンゾカインを大量に使用していた。 症例を報告した救急医のオーティス・ウォレン氏はCNNの取材に対し、患者が「青くなる」症例はこれまでに1度しか

    鎮痛薬で血液が青色に 米病院が報告
  • 米空軍、「極超音速ソリ」の試験映像公開 時速1万キロ超

    (CNN) 米空軍試験センターはこのほど、「極超音速ソリ」を時速約1万620キロ(マッハ8.6)で走行させる試験の映像を公開した。 動画はニューメキシコ州のホロマン空軍基地にある全長約16キロの試験軌道で撮影された。この軌道は極超音速兵器の試験に使用されるもので、同種の軌道の中で世界最長。 当局者によると、ソリは1秒当たり1マイル(約1.6キロ)進むスピードに達したという。 動画の再生速度を4分の1に落としても、試験中のソリを視認するのは不可能に近い。

    米空軍、「極超音速ソリ」の試験映像公開 時速1万キロ超
    Ditty
    Ditty 2019/09/18
    3km/s弱だとこう見えるのか。
  • あるはずのない領域に「禁断の惑星」、国際チームが発見

    恒星からの放射を受けつつ海王星並みの大きさを維持する希少な系外惑星が見つかった/Mark A. Garlick/University of Warwick (CNN) このほど刊行された英王立天文学会の学術誌が、新たに見つかった系外惑星の詳細な研究論文を掲載した。従来存在するはずがないとみられていた領域での発見を受けて、天文学者の間ではこの天体を「禁断の惑星」と呼ぶ声が上がっている。 学問的な名称を「NGTS-4b」とするこの系外惑星は地球の3倍の大きさで、海王星より20%小さい。温度は1000度と水星よりも高く、固有の大気を持つ。 NGTS-4bの位置する領域は「ネプチュニア砂漠」と呼ばれる。ここで海王星サイズの惑星が見つかるのは今回が初めて。従来の学説では、この領域に存在する惑星は恒星からの放射を受けて表面の大気を吹き飛ばされ、岩石でできた中心部分しか残らないと考えられてきた。 NGT

    あるはずのない領域に「禁断の惑星」、国際チームが発見
  • アポロ14号が持ち帰った月面の岩石、「実は地球由来」と研究者

    アポロ飛行士が月から持ち帰った岩石、最初期の地球で形成か/Dr. David A. Kring/Center for Lunar Science and Exploration (CNN) 48年前にアポロ14号で月面に着陸した飛行士が持ち帰った岩石のサンプルが、実際には地球由来のものであったとする研究論文が、このほど科学誌に掲載された。彗星(すいせい)か小惑星が地球に衝突した衝撃で岩石が宇宙空間へと飛ばされ、偶然その先にあった月に激突したという。 当該の岩石には石英、長石、ジルコンといった鉱物が含まれている。これらは地球なら非常にありふれた鉱物だが、月の地質における含有量はあまり多くない。 また岩石が形成された温度や環境を分析したところ、月ではなく地球の特徴との関連を示す結果が得られた。岩石の結晶化は地球がまだ若かった40億~41億年前に、地表から約20キロの深さで起こったという。 当時

    アポロ14号が持ち帰った月面の岩石、「実は地球由来」と研究者
  • CNN.co.jp : 雪が積もった火星のクレーター、探査機が撮影 地震計設置も

    (CNN) 欧州宇宙機関(ESA)は20日、火星探査機「マーズ・エクスプレス」が撮影した火星のクレーターの写真を公開した。クレーターの中に真っ白な雪が積もった様子はスケートリンクのようにも見える。 「コロリョフ」と呼ばれるこのクレーターの中には、年間を通じて深さ1800メートルの氷が堆積(たいせき)している。 コロリョフは火星の北極付近にあり、直径は約80キロ、深さ約1.9キロ。中に堆積した氷によって上空の大気が冷却され、沈殿して氷を覆う寒気の層を形成、氷が解けることなく残り続けている。 同クレーターは、旧ソ連の宇宙技術の父と呼ばれたセルゲイ・コロリョフ氏にちなんで命名された。 マーズ・エクスプレスは2003年6月に打ち上げられ、同年12月25日に火星軌道に到達。今回の写真は高精細カメラを使って撮影された。 火星には米航空宇宙局(NASA)の探査機「インサイト」も11月26日に着陸し、写真

    CNN.co.jp : 雪が積もった火星のクレーター、探査機が撮影 地震計設置も
  • タイタニック発見、米軍の極秘作戦だった 原潜調査の隠蔽狙い

    (CNN) 海の底に沈んだ豪華客船「タイタニック」を発見した1985年の捜索は、沈没した原子力潜水艦を調査する目的で米軍が実施した極秘作戦の一環だった――。タイタニック発見者のロバート・バラード氏が13日、CNNの取材に応じ、作戦が遂行された経緯を明らかにした。 タイタニックの捜索は当時、純粋な科学探査と思われていた。しかしバラード氏は、「世界にこのことを知られないよう、隠蔽(いんぺい)話をしなければならなかった」と告白した。 タイタニック発見にまつわる機密指定は既に解除され、ワシントンにあるナショナル・ジオグラフィック博物館で年末まで関連資料の展示が行われている。 バラード氏は米海軍の司令官で、ウッズホール海洋学研究所の研究者だった。海軍は、同氏にタイタニック捜索のための資金提供を申し出た。ただし、1960年代に沈没した米原子力潜水艦「スレッシャー」と「スコーピオン」の2隻をまず捜索する

    タイタニック発見、米軍の極秘作戦だった 原潜調査の隠蔽狙い