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ブックマーク / www.titech.ac.jp (8)

  • 土星衛星エンセラダスの海に生命必須元素リンが異常濃集 生命誕生の鍵を宇宙で突き止める

    要点 カッシーニ探査機による観測により、土星衛星エンセラダスの地下海から噴出される海水中に、超高濃度のリン酸が含まれていることを発見。 リン酸の異常濃集を起こす要因が、アルカリ性かつ高炭酸濃度のエンセラダス海水と、岩石との間の化学反応にあることを、独自の実験から特定。 リンはDNAなどを作る重要元素で、その濃集は生命誕生の鍵。これが濃集した場を地球外で初めて発見した事例であり、地球生命誕生の場の特定につながる。 概要 東京工業大学 国際先駆研究機構 地球生命研究所の関根康人所長/教授、丹秀也研究員(現 海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 ヤング・リサーチ・フェロー(Young Research Fellow))、海洋研究開発機構の渋谷岳造主任研究員らの研究チームは、日欧米による探査と実験の綿密な連携によって、エンセラダスの海に地球生命の必須元素であるリンが、地球海水の数千から数万倍という

    土星衛星エンセラダスの海に生命必須元素リンが異常濃集 生命誕生の鍵を宇宙で突き止める
  • たくさんの小惑星の衝突が地球の大気と海水の量を決定づけた 地球の炭素・窒素・水の量を再現する形成モデルを構築

    要点 多数の小惑星の衝突によって地球大気の大部分が宇宙空間へと失われたとする仮説を理論モデルで実証 水や有機物の起源とされる小惑星と地球では、炭素・窒素・水の存在比が異なる謎を解明 今後の小惑星リュウグウ試料の分析結果の価値をさらに高める研究成果 概要 東京工業大学 理学院 地球惑星科学系の櫻庭遥大学院生(博士後期課程3年)、太田健二准教授、地球生命研究所(ELSI)の黒川宏之特任助教および玄田英典准教授らは、地球の炭素・窒素・水の量の起源を理論的に研究し、地球の大気と海を同時に再現する地球形成モデルを構築することに成功した。 地球の大気や海水は、はやぶさ2が探査した小惑星リュウグウ[用語1]のようなC型小惑星[用語2]によって供給されたと考えられている。しかし、地球とC型小惑星の炭素・窒素・水の存在比が異なることは大きな謎であった。そこで櫻庭遥大学院生らの研究チームは、天体衝突によって地

    たくさんの小惑星の衝突が地球の大気と海水の量を決定づけた 地球の炭素・窒素・水の量を再現する形成モデルを構築
    Ditty
    Ditty 2022/07/08
  • 生命の材料をもたらした小惑星の9億 kmにも及ぶ長旅 アンモニア含有鉱物を手がかりに太陽系形成史を解読

    要点 日の赤外線天文衛星「あかり」による観測と理論計算から、小惑星帯の天体の誕生時の化学組成と環境を推測 多数の小惑星が土星軌道以遠に相当する極寒の環境で誕生したことを示唆 小惑星リュウグウ試料の分析による、さらなる証拠の発見に期待 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)の黒川宏之特任助教、海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究開発部門 超先鋭研究プログラムの渋谷岳造主任研究員、カリフォルニア工科大学 地質学・惑星科学専攻のエルマン・ベサニー(Bethany L. Ehlmann)教授、神戸大学大学院 理学研究科 惑星科学研究センター 臼井文彦特命助教(研究当時。現、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 宇宙科学プログラム室 主任研究開発員)らの研究チームは、太陽系の小惑星帯[用語1]の観測と理論計算を組み合わせることで、太陽から遠く離れた極寒の環境で誕生した天体

    生命の材料をもたらした小惑星の9億 kmにも及ぶ長旅 アンモニア含有鉱物を手がかりに太陽系形成史を解読
  • 火星の水はミネラル豊富な塩味だった 太古の火星が生命生存に適した星だったことを 水の水質復元から立証!

    金沢大学環日海域環境研究センターの福士圭介准教授、大学院自然科学研究科 博士前期課程1年の森田康暉さん、東京工業大学 地球生命研究所の関根康人教授(金沢大学環日海域環境研究センター客員教授)、米国・ハーバード大学のRobin Wordsworth(ロビン・ワーズワース)准教授、物質・材料研究機構の佐久間博主幹研究員らの共同研究グループは、太古の火星に存在した水の水質復元に世界で初めて成功し、塩分やpHといった火星の水質が生命の誕生と生存に適したものであることを明らかにしました。 これまでの欧米による周回衛星や探査車の調査から、火星表面には河川跡などの流水地形や、水の作用で生成する鉱物が存在することが確認されており、約40~35億年前の太古の火星には液体の水があったことが確実視されています。しかし、生命の存否にとって重要となる、当時の水の塩分やpHなどの水質は分かっていませんでした。

    火星の水はミネラル豊富な塩味だった 太古の火星が生命生存に適した星だったことを 水の水質復元から立証!
  • 40億年前の火星は厚い大気に覆われていた ―太古の隕石に刻まれた火星環境の大変動―

    要点 理論計算と火星隕石の化学分析データの比較から太古の火星大気圧を推定 40億年前の火星は地球と同程度(約0.5気圧以上)の厚い大気に覆われていたことが判明 40億年前以降に起きた大気量の減少が地球との運命を隔てた可能性を示唆 概要 東京工業大学 地球生命研究所の黒川宏之研究員と千葉工業大学惑星探査研究センターの黒澤耕介研究員らの研究グループは、40億年前の火星が地球と同程度の約0.5気圧以上の厚い大気に覆われていたことを突き止めた。この成果は、火星の磁場消失に伴う大規模な大気流出など、40億年前以降に地球と火星の運命を隔てる環境変動が起きた可能性を示唆している。 火星大気が宇宙空間に流出する過程においては軽い同位体が優先的に失われるため、大気への重い同位体の濃集として記録される。研究はこの濃集度が大気圧(量)に依存することに着目した。40億年前の火星隕石に記録されていた当時の窒素や希

    40億年前の火星は厚い大気に覆われていた ―太古の隕石に刻まれた火星環境の大変動―
  • 火星衛星フォボスとディモスの形成過程を解明―JAXA火星衛星サンプルリターン計画への期待高まる―

    要点 火星衛星は地球の月の起源と同様に巨大天体衝突により誕生 火星にかつて存在した巨大衛星がフォボスとディモスの形成に重要な役割 JAXAの火星衛星サンプルリターン計画で火星物質の持ち帰りに期待 概要 東京工業大学 地球生命研究所の玄田英典特任准教授、神戸大学の兵頭龍樹院生、ベルギー王立天文台のRosenblatt(ローゼンブラット)博士、パリ地球物理研究所/パリ・ディドゥロ大学のCharnoz(シャノーズ)博士、レンヌ第1大学の研究者らの国際共同研究チームは、火星の衛星「フォボス」と「ディモス」が月の起源と同じように巨大天体衝突(ジャイアントインパクト)で形成可能なことを明らかにした。火星で起こった巨大天体衝突による円盤形成とその円盤から衛星が作られる過程をコンピュータシミュレーションによって解明した。 火星の北半球には天体衝突で作られたと考えられている太陽系最大のクレータ(ボレアレス平

    火星衛星フォボスとディモスの形成過程を解明―JAXA火星衛星サンプルリターン計画への期待高まる―
    Ditty
    Ditty 2016/07/05
    "火星衛星が巨大天体衝突によって形成可能" http://dx.doi.org/10.1038/ngeo2742
  • 系外惑星の深すぎる海と砂漠 ―地球のような惑星は低質量星のまわりではなく、やはり太陽型星のまわりにある?―

    東工大と清華大学(中国)の研究者のシミュレーションによると、惑星の含水量の観点で考えた場合、地球のような惑星は、観測的に現在注目されている低質量星のまわりではなく、太陽くらいの質量の恒星のまわり多く存在しそうだということがわかった。 生命が住める惑星(ハビタブル惑星)の探索は、現在、太陽質量の半分以下の質量のM型矮星と呼ばれる恒星に対して集中して行われようとしている。なぜならば、これらの恒星では、太陽と同程度の質量のG型矮星にくらべて、ハビタブル惑星を検出しやすいと考えられてきたからである。しかし、東工大の井田茂と中国清華大学のFeng Tianによるシミュレーションは、地球のような惑星を探すにはM型矮星は適していないであろうということを示す。 惑星が生命居住可能になるためには、その惑星の軌道が液体の水が表面に存在するのに温度が高すぎず低すぎずの軌道範囲(ハビタブル・ゾーン)に入っているこ

    系外惑星の深すぎる海と砂漠 ―地球のような惑星は低質量星のまわりではなく、やはり太陽型星のまわりにある?―
  • 東京工業大学

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