イルカの音響脂肪はもともと筋肉だった~イルカは噛むことをやめることで、水中で高度にはたらく聴覚を進化させた~(地球環境科学研究院 助教 早川卓志) 2024年1月30日 ポイント ●イルカが持つ特殊な頭部脂肪である「音響脂肪」の網羅的な遺伝子発現解析に成功。 ●遺伝子発現パターンは、音響脂肪が筋内脂肪として進化したことを明示。 ●イルカは音響脂肪が咀嚼筋にとって代わることで、聴覚を進化させたということを発見。 概要 北海道大学大学院環境科学院修士課程の竹内 颯氏、同大学大学院地球環境科学研究院の早川卓志助教、同大学大学院水産科学研究院の松石 隆教授の研究グループは、鯨類(イルカ、クジラの仲間)が頭部に持つ「音響脂肪」が、陸生動物が持つ咀嚼筋などの頭部筋肉に由来することを解明しました。 鯨類は約5000万年前に海洋環境へ進出した哺乳類で、多様な新奇形質を進化させることで、水中生活を送ることが
「パラサイト惑星」 スタンリイ・G・ワインボウム (大和田始・訳) スタンリイ・G・ワインボウム(Stanley Grauman Weinbaum)は1902年4月に生まれ、1935年12月に死去した。 SFの処女作「火星のオデッセイ」が1934年7月号のスリリング・ワンダー誌に発表されるやたちまち大評判となり、太陽系惑星を舞台にした短...
火星の飛行探査 太陽系惑星の中で地球の隣に位置し、かつて生命が存在したのではないかと考えられている火星は私たちを強く魅了する。これまでの探査によって、エベレストの約3倍の標高を誇るオリンポス山や長さが約4,000kmにもわたるマリネリス峡谷など、起伏に富んだ火星のダイナミックな地形や、地球と同様にプレートテクトニクスの可能性を示唆する残留磁場分布など、火星の様々な様相が明らかになってきた。これらの成果はNASAやESAが中心となって送り込んできた人工衛星や着陸探査機によるものだ。筆者らはこのような人工衛星や着陸探査機ではできない新しい探査手法として、火星探査航空機を使った上空からの飛行探査を構想している。航空機探査が可能となれば、探査ローバーのように火星の複雑な地形に左右されることなく、水平・垂直方向に自由に探査することができる。また人工衛星では撮影が困難な場所、例えば峡谷の断層面の画像撮
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2024年1月20日午前0:20(日本標準時)に小型月着陸実証機(SLIM)を月面に着陸させ、地球との通信を確立させました。 しかしながら、SLIMの着陸時の姿勢等が計画通りではなかったことから、太陽電池からの電力発生ができず、同日午前2:57(日本標準時)に地上からのコマンドにより探査機の電源をオフにしました。 電源をオフにするまでに取得した各データの分析を行った結果、SLIMが当初の目標着地地点から東側に55m程度の位置で月面に到達していることが確認できました。また、ピンポイント着陸性能を示す障害物回避マヌーバ開始前(高度50m付近)の位置精度としては、10m程度以下、恐らく3~4m程度と評価しています。詳細データ評価は継続する必要があるものの、SLIMの主ミッションであった100m精度のピンポイント着陸の技術実証は達成できたものと考
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川宏)と株式会社タカラトミー(代表取締役社長 COO:小島 一洋)、ソニーグループ株式会社(代表執行役 会長 CEO:吉田 憲一郎)、同志社大学(学長 植木 朝子)の4者で共同開発※1した変形型月面ロボット(Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)、愛称「SORA-Q」、以下「LEV-2」)は、小型月着陸実証機(SLIM、以下「SLIM」)※2の撮影に成功しました。これにより、LEV-2は超小型月面探査ローバ(Lunar Excursion Vehicle 1(LEV-1)、以下「LEV-1」)※3と共に、日本初※4の月面探査ロボットになり、世界初※4の完全自律ロボットによる月面探査、世界初※4の複数ロボットによる同時月面探査を達成しました。さらに、LEV-2は世界最小・最軽量※4の月面探査ロボットとなりました。 LE
Graphic: Matt Patches/Polygon | Source images: Chengdu Worldcon; HarperCollins Publishers; Penguin Random House; Netflix; Getty Images Hugo Awards under fire over censorship accusations, and SFF writers want answers The 2023 awards, held in China, saw several nominees mysteriously declared ineligible The science fiction and fantasy literature community is in uproar this week after the release of t
Babel, which won fiction book of the year at the British book awards in 2023, is a speculative fiction novel by Kuang, a Chinese-American author also known for her novel Yellowface. No reason was given for the exclusions, which were revealed only on 20 January when the Hugo awards published the full nomination statistics for last year’s prize. Certain titles were listed as having been given votes,
Sierra Space has achieved a major milestone in the development of the first commercial space station. The first Ultimate Burst Pressure test of our full-scale LIFE™ structure at NASA Marshall Space Flight Center exceeded #NASA's recommended x4 safety levels by 27%. The article was one third the volume of the International #Space Station and will be an integral part of future commercial space desti
「なんだか5人が動きたがっているような気がする」そのキャラクターは、亡くなった京アニの監督が残したものでした。再び動き出した物語に込められた思いとは。 (京都放送局 記者 福原健) 「もう1人の作者」の存在 去年11月に京都アニメーションから出版された小説「MOON FIGHTERS!」。宇宙旅行ができるようになった未来、月面で救助隊として働く5人のキャラクターがトラブルに立ち向かいながら絆を深める物語です。 執筆した作家、賀東招二さんは、これまで小説「フルメタル・パニック!」などの数々のヒット作を手がけてきました。その賀東さんが、小説のあとがきのほとんどを使って明らかにしたのが、「もう1人の作者」、京都アニメーションの人気監督だった武本康弘さんの存在です。 武本監督“よりよいものを” 事件で亡くなった武本さんは、賀東さんと15年以上にわたってタッグを組んできました。武本さんが監督としてア
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