本書は、コピーして使えるテンプレートを提供するだけのパッケージ関連本とは全く異なる。デザイナーが既存のデザインをベースに箱やパッケージを制作するのではなく、それぞれ固有の用件にかなったオリジナルの立体形状を自ら作り出せるように導くものだ。 順を追って論理的かつ丁寧に解説される、完璧な展開図のデザイン方法とその応用を身に付けることで、高強度で実用的、創造性豊かな箱・パッケージ・立体形状を自在に生み出せるようになるというもの。実際に手を動かしながら理解を進めるため、展開図のダウンロードデータが用意されている。 「心に留めておいてほしい。この本は”何を”デザインするかは教えない。あなたがデザインしたものを”どのように作るか”を教えている。」─ ポール・ジャクソン