昨今のイヤホンは、耳の穴の中にイヤーピースを差し込むカナル型(耳栓型)が大半だ。カナル型には、遮音性が高く細かな音が聞き取りやすいというメリットがあり、急速に普及した。一昔前は主流だった、軽い装着感だが音漏れが多いオープン型(開放型)は少なくなり、スマートフォンの付属イヤホンくらいにしか見かけなくなってきている。 一方、カナル型にも大きな弱点がある。「外耳道」という耳の穴をふさいでしまうので、耳穴の中で共振が起きる。そのため「サシスセソ」の声の子音がキンキンするような、ストレスを感じる音になりがちになるのだ。 このカナル型の弱点を克服し、キンキンした音をなくしたイヤホンがある。元ソニーの技術者が立ち上げた、「音茶楽(おちゃらく)」という小さなメーカーの製品だ。一般にはまだ知名度が低いが、新製品が出るとわざわざ来日して購入する海外ユーザーがいるほど、オーディオマニアの間でとても名高い存在なの
「HOTデシュラン」6980円。0\.5合から最大1\.4合までご飯が炊け、炊き込みご飯やおかゆも調理可能(画像クリックで拡大) 琳聡堂(東京都板橋区)から、いつでもどこでも炊きたてご飯が食べられる炊飯機能付きの弁当箱「HOTデシュラン」が今年5月末に発売された。記録的な猛暑という“逆風”にもかかわらず、発売後3カ月で約1万個も売れるヒット商品となっている。 使い方は簡単。おかずケースにおかずだけを詰めて持参し、会社や学校に着いたら本体に無洗米と水をセット。あとは昼休み30分前に炊飯スイッチを入れるだけ。炊飯時に出る蒸気でおかずケースが加熱され、炊きたてご飯と熱々のおかずが同時に食べられる。おかずケースは特殊な作りになっているので、おかずは蒸気で湿ることなくじっくり加熱される。おかずケースに具を入れれば、職場で熱々のカレーや牛丼も食べられる。 同社によるとによると、弁当箱としてよりむしろ、
日本初のカプセルホテルが大阪に開業したのは1979年のこと。それから30年。カプセルホテルといえば、“どうせ寝るだけだから”とか、“金もないし今夜はカプセルで我慢しておこう”とか、どうも積極的に利用するのではない宿泊施設という、ネガティブなイメージが強くなってしまったように思われる。そんななか、12月9日に従来のイメージを一新するようなカプセルホテルが京都にできると聞き、一足早く体験した。 そのホテルは、「9h(ナインアワーズ)」。9hというネーミングは「汗を洗い流す」「眠る」「身支度する」という宿泊施設を利用する際に、最低限欠かせない3つの行為にかかる所要時間をそれぞれ1時間、7時間、1時間と見積もり、それを合計した時間からとられている。その名が表す通り、9hはこの3つの機能だけに大胆に絞り込んだ宿泊施設だ。 「9h(ナインアワーズ)」京都寺町店の正面外観。真っ白な内装の1階が夜の街に浮
マイクロソフトの次世代Windows OS「Windows 7」は、現行のWindows Vistaをベースに開発された。「Vistaよりも動作が軽い」というのがベータ版を試した多くのユーザーの評価だ。実際にどれぐらい軽快なのだろうか。素朴な疑問を解決すべく、様々なスペックのVistaパソコンにWindows 7 ベータ版をインストールして、起動とシャットダウンにかかる時間を比較した。 ※編集部注:Windows 7 ベータ版のインストールについてはメーカーの保証外の行為になります。インストールは自己責任でお願いします。何らかのトラブルが起きても編集部では一切責任を持ちません。 Atom搭載の「FMV-BIBLO LOOX U」で比較 最初に富士通のミニノート「FMV-BIBLO LOOX U/B50」にWindows 7 ベータ版をインストールした。2008年の冬モデルで、筆者がWeb直
・19.8mm、588gの薄型軽量ボディー ・1600×768ドットの8型ウルトラワイド液晶 ・16.5mmピッチのキーボード搭載 ・職人的こだわりのデザイン ソニーからポケットサイズのミニノート「VAIO type P」が登場した。スリムでスタイリッシュなボディーに、1600×768ドットの8型ウルトラワイド液晶と16.5mmピッチの打ちやすいキーボードを搭載する。ワンセグやワイヤレスWAN、GPSなどの付加機能を搭載するモデルもある。ライバル機種のどれにも似ていないVAIO type Pを隅々まで、早速チェックしてみよう。 ダイレクトメールサイズの横長ボディー 目を引くのはボディーの形とサイズだ。245(W)×120(D)×19.8(H)mmと非常にコンパクトで薄い。ダイレクトメールで使われる封筒ぐらいの大きさで、片手で楽につかめる。古いモバイルユーザーには、NECのPDA「モバイルギ
(編集部より)本コラムは2008年8月20日掲載したものですが、読者の皆様に豪雨に対する注意を促すため、本日、再度掲載させていただきました。あらかじめご了承ください。 真っ黒な雲が突如とわき出し、突然、バケツをひっくり返したような雨が降る。南国特有のスコールならまだ許せるが、日本のそれは「ゲリラ豪雨」などと呼ばれる招かざる客だ。降雨量は1時間に数十mm、ときには100mmを超えるような豪雨も最近は珍しくなくなった。 ゲリラ豪雨の恐ろしいところは、いつどこで、どのくらいの雨が降るのか予想しづらいことにある。「今日は一部で雷雨が起きます」とお天気お姉さんに言われても、具体的にどこでどのくらいの雨が降るかは分からない。正直、ものの数十分で局所的に天気が一変するゲリラ豪雨に、既存の天気予報は歯が立たないのだ。 現状のゲリラ豪雨対策と言えば、早めに非難することしかない。そこで今回は、近年増加傾向にあ
いよいよ発売となった「iPhone 3G」。これまで様々なメディアで取り上げられてきたが、実際のところ誰にとって便利なのか? という点は意外と見えてこない。そこで今回、「iPhoneって何ができる? できない?」、そして「使うなら1台目? それとも2台目のサブケータイ?」といった疑問について、前・後編2回にわたって考えてみる。 一度契約すると、2年間でトータル20万円は超える買い物だけに、本当にiPhoneが必要なのか、どう使うのか、機能別にしっかりチェックしておこう。 なお、記事内の機能解説や画面写真などは、特に断りがない限りiPod touchの同等機能を基に分析・撮影したものを掲載している。iPhoneの登場に併せて、対応サイトなどが続々登場しているが、今回の情報は記事掲載時(7月上旬)のものであることをご了承いただきたい。最新動向などについては、実機入手後に改めて報告する予定だ。
日本のインターネットは、PCを所有する社会人層を中心として築かれている「PC文化圏」と、PCをあまり利用せず、携帯電話を中心にネットを使う若者を中心として築かれている「ケータイ文化圏」の2つの世界に大きく分かれていることはご存じだろうか(「MP3」と「着うた」、「mixi」と「モバゲータウン」の違い、と言えば分かりやすいだろうか)。そこで今回、話題のiPhone 3Gについて、筆者は後者のケータイ文化圏におけるネット文化を追いかけている立場上、あえて今回はケータイ文化圏の視点から見たiPhoneの印象を書いてみたいと思う。 予想以上にハードルが高い初期設定 結論から先に言ってしまうと、ケータイ文化圏の立場からすると、iPhoneは「非常にハードルが高い端末」ということになる。大きな理由の一つは「PCがほぼ必須」ということだ。筆者はiPhoneを量販店で購入したのだが、購入後自身のPCにiT
ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回は、最近、急増しているAtom搭載の「ネットブック」について。ほとんどがインターネットに用途を割り切った安価な製品だが、「パソコンの進化と逆行しているモデルも多い」と戸田氏は久々に警鐘を鳴らすのであった! 僕は、価格チェックや新製品の動向をチェックするために、大手パソコンショップに出かける機会がよくある。最近目立つのが、ノートパソコンコーナーの一角を占める激安製品のエリアだ。以前、この連載でも取り上げた「EeePC」を皮切りに、ネットブックと呼ばれるノートが続々登場している。インターネットを用途の中心に割り切った安価なモデルだ。 店頭での価格は衝撃的だ。ちょっぴり安っぽいけど、見た目にはまともなノートパソコンが5万円前後で買えるのだ。ぱっと見では、モバイル用にも映るわけで、なかなか魅力的だ。しかも、通信回線とのセットなら、1万9800
当研究所の目的は1万円で手に入る商品のレビューだ。連載前に「安価なデジカメも手に入るだろう」と考えていたのだが、考えが甘かった。実際に探してみると、激安のデジカメはあまり存在しないのだ。安くても1万7000円程度のコンパクトタイプが限界だ。そんな状況でも必死にアンテナを張っていてかかってきたのが、今回紹介する「exemode」だった。 価格は、驚異の7580円である。これで、ちゃんとした液晶の付いたデジカメが買えるというのだから、素晴らしいじゃないか。しかも、500万画素というから恐れ入る。ところが、ヨドバシカメラなどのWeb通販をチェックしても、商品がなかなか見あたらなかった。ようやく発見したAmazon.co.jpに発注。2週間ほどたってようやく送られてきたのだった。 箱は、価格からは想像できないほどの立派さ。3万円クラスのデジカメと比べても全く見劣りしない。 箱を開けてまた驚いた。格
コクヨ、コクヨS&T、コクヨファニチャーは、文具/オフィス家具カタログに掲載する自社ブランド商品のうち、環境に対する配慮が不十分なものにマーク「エコ×(バツ)マーク」を付けて注意を喚起する取り組みを始める。2008年からの3年間で商品の環境配慮を推進し、2011年以降のカタログ掲載自社ブランド商品の環境配慮100%達成を目指す。 12月13日発行の2008年版「コクヨ総合カタログ(ステーショナリー編)」および「コクヨ総合カタログ(ファニチャー編)」より、エコ×マーク添付を開始する。ステーショナリー編は「エコマーク、グリーン購入法適合マークなどの一般的な環境マーク基準と、同社独自の環境マーク基準のいずれも満足しない商品」、ファニチャー編は「商品サイクルの3段階『つくる時』『つかう時』『すてる時』のどれか1つでも環境配慮が不十分な商品」にマークを付ける。 具体的には、例えば「つくる時」は森林保
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