600の化学物質分析へ=患者の職種調査も−印刷会社の胆管がん・厚労省 600の化学物質分析へ=患者の職種調査も−印刷会社の胆管がん・厚労省 大阪市の校正印刷会社の元従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、厚生労働省は11日までに、発がん性物質による職場の健康被害を防ぐため、10年かけて約600の化学物質について調査する計画をまとめた。 職場で規制されず使用されている約6万の化学物質のうち、年間の製造・輸入量が1トンを超えるものについて発がん性を検討。文献などで危険性を絞り込んだ約600の化学物質について、発がんの危険性を調べる。危険性が確認されれば、防毒マスクの着用や排気装置の設置といった規制措置を取るとしている。 また、印刷会社以外にも胆管がんを多く発症する職種がないか、病院を通じて患者の職種も調べる。(2012/07/11-05:35)