2013年度の国民医療費が40兆円を超えました。 名目GDPが増えない一方で、国民医療費は増え続けています。*1 医療費増加の元凶はフリーアクセスにあるという記事がありました。 blogos.com この記事の文末から、高齢者の医療費が突出していることが分かる。その理由は後述する「医療機関へのフリーアクセス」であると自分は考えている。 医療費を押し上げている一番の原因は「医療機関へのフリーアクセス」、つまり軽度のけがや病気でも安易に受診してしまう患者や、それに応じた無用の診察・投薬をする医療機関や薬局ではないかと自分は考えているのだ。 高齢になるほど医療費が増えるのは、「寿命が近づく→“壊れやすく”なる→“修理費”が嵩む」ためであり、フリーアクセスとは別の話です。フリーアクセスは高齢者限定ではありません。 普通の機械の場合、「故障が頻発する→寿命が来たと諦める→修理せず廃棄」ですが、人間の
エムスリーは在宅医療を手掛ける開業医向けに、夜間休日時間帯の診療を代行するサービスを開始した。夜間や休日など、開業医が一人で対応しづらい時間帯を在宅医療の専門機関に所属する医師らが引き受ける。まずは東京23区と多摩地区の一部や川崎市でサービスを始め、来年度以降、大阪や名古屋などの大都市へ事業を拡大する。高齢化による病院のベッド不足を受け、国は在宅医療を推進している。ただ在宅医療サービスを提供す
1968年、千葉県生まれ、茨城県在住。フリーランスライターとして、新聞や週刊誌、医療専門誌などに、医療費や年金、家計費の節約など、身の回りのお金をテーマにした記事を寄稿。本コラムのほか、医薬経済社「医薬経済ONLINE」に連載中。著書に「読むだけで200万円節約できる!医療費と医療保険&介護保険のトクする裏ワザ30」(ダイヤモンド社)など。ライター業のかたわら、庭で野菜作りも行う「半農半ライター」として、農的な暮らしを実践中。 知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴 国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。 バックナンバー一覧 9月30日、厚生労働省は「患者申出療養(かんじゃもうしでりょうよ
昨年6月の医療法の改正で創設が決まった「医療事故調査制度」が、今年10月からスタートしました。 この制度は、診療行為に関連した患者の予期せぬ死亡事例や死産があった場合、医療機関は、厚生労働省の指定機関である「医療事故調査・支援センター(日本医療安全調査機構)」に報告をして、院内で事故調査を実施し、遺族に調査結果を説明するというものです。遺族は、調査結果に不服がある場合、「医療事故調査・支援センター」に再調査を依頼することができます。全国のすべての病院・診療所・助産所が、この制度の対象になります。 しかし、「予期せぬ死亡事例や死産」というのが、どの範囲の死亡事故を指すのか、また、院内での事故調査はどのように進められるのか、遺族とどのように情報共有するのか、などがきちんと定まっておらず、それぞれの医療機関の管理者に判断が委ねられています。そのために、医療機関ごとにこの制度の運用が大きく異なって
Angus Deaton “The great escape from death and deprivation” (VOX, 20 March, 2014) 平均寿命と一人当たりGDPで計った場合、1960年以降世界はより健康的でより豊かになってきている。本稿では、アンガス・ディートンが自らの新著を紹介する中で、大きな後退はあるものの世界はかつてよりも実際に良くなっているということとともに、そうした進歩が膨大な格差への道を開いていることを述べる。 40年近く前、人口学者のサミュエル・プレストン(1975)は、世界における平均寿命と所得のパターンの変化について記した。この論文により、世界の保健と世界の富について考えるための議題が設定された。この論文の主要な数値は依然として、保健と富における過去と現在の進展、すなわち私たちが今までどうであったのかということと、これからどうなるのかということ
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