2016年8月5日のブックマーク (1件)

  • 北海道内献血者におけるHEV感染の状況

    北海道においては、ALT値が500 IU/Lを超える献血者から高い頻度でHEV RNAが検出され、2001年には国内初となる輸血後E型肝炎が確認された1)。また、2004年には道内の飲店でブタレバーやホルモンをした家族13名のうち7名がHEVに感染し、1人が劇症肝炎で死亡するという事例が発生した(IASR 26: 266-267, 2005)。その後家族の1人が献血し、その血液を輸血された患者が急性肝炎を発症するという2例目の輸血後E型肝炎が確認された2)。この他にも、道内では原因不明肝炎患者の多くからHEV RNAが検出され、北海道はE型肝炎の侵淫地区と考えられている3)。これらの状況を踏まえ、日赤十字社では献血者のHEV感染実態調査として、2005年から試行的に20プール検体を用いたリアルタイムRT-PCR法によるHEV RNAスクリーニング調査(HEV NAT)を北海道で開始

    DrPooh
    DrPooh 2016/08/05
    のべ240万人を対象としたスクリーニング。遺伝子型による発症形式の違い,経口感染以外の経路も示唆される。