厚生労働省は、メンタルヘルス対策に関する通知を都道府県にあてて出した。「過労死ゼロ」の緊急対策を踏まえた措置。長時間労働については、健康障害の防止対策が講じられていない場合、都道府県は事業者に対し、長時間労働者全員を対象にした医師による「緊急の面接」(臨時健康診断の問診)の実施を指示するよう求めている。【新井哉】 過労が原因の自殺が相次いでいることを踏まえ、厚労省の長時間労働削減推進本部は昨年12月、「過労死ゼロ」の緊急対策を行うことを決定。メンタルヘルスに関しては、「複数の精神障害の労災認定があった場合には、企業本社に対して...