新型コロナの感染症法上の位置づけを原則としてことし春に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する政府の方針を受けて、厚生労働省は専門家による部会の議論を踏まえて、移行する時期については早ければ今月中にも判断する見通しです。 移行にあたっては何が論点となっているのか。専門家からはこれまでにどのような意見が出たのか。 詳しくまとめました。 専門家は賛成意見が多数 政府の方針を受けた厚生労働省の専門家らによる感染症部会は23日にも開かれました。 この中では、「5類」への移行について、 ▽流行によって定期的に医療ひっ迫が起きる状況を踏まえると、新たな分類をつくるべきだという意見が出されたものの、 ▽重症化率が低下している中で法律で厳しい措置を続けるのは妥当ではないなどとして賛成する意見が多数を占めました。