ブックマーク / tonishi0610.blogspot.com (3)

  • 少量抗がん剤治療(休眠療法)には有効性を示すエビデンスがないのか

    癌治療学会が、「がん撲滅サミット2016」と称して、少量抗がん剤治療や免疫療法などを提供しているクリニックを演者として市民公開講座の共催を予定している問題で、すでに各方面から抗議の声が上がっていますが、この記事を書いている時点では特に学会部からの回答は見られていません。 ここで、私自身「少量抗がん剤治療(休眠療法)は有効性を示すエビデンスがない」と言っていますが、当にエビデンスがないのかもう一度確認するべく、論文のレビューを行いました(栃木がんセンターにいた2009か2010年に一度行って以来です)。その内容について、他の方々にとってもご参考になるかもしれないと思い、ここに記す所存です(ただし、患者さんが読むにはやや専門的な内容です)。 最初にお断りしておきますが、今回行った文献レビューは、きちんとしたシステマティックレビューではなく、ナラティブレビューになりますので、落としている論文

    DrPooh
    DrPooh 2016/10/07
    標準治療から外れているとはいえ根拠が「ない」ことを示すのは大変ですね。
  • 医療の呪縛

    緩和医療は治癒が困難となった疾患を抱える患者さんに対して「命の長さを延ばすことも、縮めることもしない」医療であるとされている。 緩和医療の考え方は、だいぶ世の中に広まってきて、死を見据えてどうやって充実した生を生きるか、という部分が重要視されるようになってきた。 結果として、延命効果の判然としない人工呼吸器の装着や胃ろう造設については、患者さん側も希望しない、こちら側も勧めない、という事例が増えてきたと思う。 そういった部分をとらえて「緩和では、検査とか治療とかは何もしてくれないんですか」と問われることもある。もちろん、患者さんに対して「何もしない」というのは極論である。 ただ、「どこまでやるべきか」という部分については、常に悩まされるところではある。 私はそれを「医療の呪縛」だと思っている。 私が、最初に研修を受けた病院では、緩和医療を教えてくれた先生は極力医療的なことをしない、という方

    DrPooh
    DrPooh 2014/01/05
    『「何もしない」ことは、誰からも評価されず、「何かしておいた方が良かったのか」という苦悩とひとりたたかわなければならない』
  • 「待合室から医療を変えようシンポジウム」

    日、東大で行われた「待合室から医療を変えようシンポジウム」に参加してきた。 これは、全国の医療機関にある「待合室」30万カ所を、数が多いだけでなく社会的に信頼できる空間であるところの「有効な医療資源」と考え、しかも待合室ではある一定の時間を強制的に過ごさないとならないわけであるから、その「待たされる」マイナス面ばかりを強調するのではなく、発想の転換によりプラス面を引き出すことがミッションとされている。 全部で4時間のシンポジウムだったので、全内容をここに書くことはできず、印象的だったことのみを抜き出して記録する。 最初の演者は、東大病院も設計された建築家の岡和彦先生である。 岡先生の講演では、建築設計がもつ可能性に触れつつ、しかし待合室については建築学の教科書でも半ページ~1ページくらいしか割かれていない事実に触れ、そういった中でどのような研究がされてきたか、ということについて話して

    DrPooh
    DrPooh 2013/03/25
    待合室学会ちょっと面白そう。
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