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書評に関するDukeKのブックマーク (14)

  • 「もう少し面白い文章を書きたい人」に、読んでみてほしい7冊 - いつか電池がきれるまで

    前回、「うまい文章」について考えてみたのですが、「文章の書きかた」って、考えれば考えるほど、よくわからなくなってくるのです。 僕は「文章術」を書店で見かけると、つい購入してしまう、「自分では拙い文章しか書けないけれど、文章術を読んで『その気』になるのが好きなワナビーブログ野郎」なんですよね。 そこで、どこかで誰かがこの僕の屍を越えてくれることを願って、「文章」を書くことに興味がある人へオススメしたい7冊を御紹介します。 おとなの小論文教室。 (河出文庫) 作者: 山田ズーニー出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/02/04メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (19件) を見る以下は、こののなかで著者が紹介されていた、画家の横尾忠則さんのデザイナー時代の「おはぎ」というエピソードです。 日デザインセンターでのぼくの暴力沙汰はもう一つ

    「もう少し面白い文章を書きたい人」に、読んでみてほしい7冊 - いつか電池がきれるまで
  • 一般向けの科学の本、最良の本はこれです。 - takumi296's diary

    10年前の2004年12月31日に初版が発行されたですが、『ガリレオの指』-(ピーター アトキンス著:斉藤隆央訳-早川書房)と言うがあります。サブタイトルは「現代科学を動かす10大理論」、3,456円で今でも購入できるです。原題も『GALILEO'S FINGER』(The Ten Great Ideas of Science)ですから、ほぼそのままと言ってよいでしょう。 私は、を読むと最初のページの空き部分に数行の感想と点数を付けます。100点満点で5点刻み、最低は30点ぐらいです。現在PDF化しているは30年間で購入したですがおよそ3,000冊あります。その3,000冊の中で100点満点を付けたはこの『ガリレオの指』だけです。ただし、点数付けを始めたのは、30歳ぐらいからですので、その前20代の時に読んだには点数が付いていません。また、今から点数を付ける気にもなりません

    一般向けの科学の本、最良の本はこれです。 - takumi296's diary
  • 天才数学者の青春 『定理が生まれる 天才数学者の思索と生活』 - HONZ

    数学のノーベル賞と言われる「フィールズ賞」を受賞した天才数学者による、定理を証明するまでの舞台裏と日常――このの内容を一言でいうと、そうなるだろう。ただ、ほとんどの人が、なんとも不思議で神秘的な瞳を持つ、の帯の著者写真(こちらでどうぞ)に目を奪われるように思う。 写真では、肩まで下りるワンレングスの漆黒のストレートヘアと、細面の顔に浮かぶ深い黒の瞳が印象的だ。服装はといえば、数学者というよりも、おしゃれな手品師のようで、白いシャツにドレッシーな黒のスーツ。おまけにトレードマークのクモのブローチは、繊細に左胸を飾っている。おでこに手をあてるポーズ自体、なかなかビシッと決められる人は少ないだろう。 1973年生まれのこのフランス人が、2010年のフィールズ賞受賞者での著者、セドリック・ヴィラーニだ。弱冠28歳でリヨン高等師範学校数学教授となり、ポアンカレ賞など、とにかくすごい数学賞を総な

    天才数学者の青春 『定理が生まれる 天才数学者の思索と生活』 - HONZ
  • 『人にはどれだけの物が必要か―ミニマム生活のすすめ』 文庫解説 by 浜 矩子 - HONZ

    実はひねくれ大先生へのオマージュ 映画になるな。書を読み終えて、ただちにそう思った。 オープニング・シーン。人品卑しからぬオジサマが、道を行く。正体不明だ。時折り、かがむ。その動作が何回か繰り返される。何をやっているのか。手元にぐっとカメラが迫る。お、なんと。空き缶を拾っている。釘を拾っている。紙切れを束ね集めている。 次第にフェードアウト。そして、森林が、山脈が、大地が、里山が画面一杯に広がる。それらはやがて地球のイメージに集約されて行く。 こんな感じで始まった映画は、中盤で手に汗握るサスペンス物になる。その時点では、当然ながら、正体不明の紳士は正体不明ではなくなっている。「地球を救う」すなわち「地救」を唱える彼は、グローバル資と、その手先たる政治家どもに命を狙われる。だが、無数のグローバル市民サポーターたちの一致団結が、彼を地球破壊主義者たちの毒牙から守り抜く。 イメージはどんどん

    『人にはどれだけの物が必要か―ミニマム生活のすすめ』 文庫解説 by 浜 矩子 - HONZ
  • 『一瞬のアジア』 - HONZ

    写真は被写体のどこまでを表現することができるのであろうか。人間という存在はその体内に無限ともいえるような心の広がりと、どこまでも続く深淵のような精神を宿しながら、それでいてごく些末な日常の中を生きている。誰しもが自身の心の広がりと精神の深さを感じつつも自己の精神の中に深く潜る事を避け、表層の部分に現れる些細な感情の中に生きる。自身の中に深く潜り、心の表層に現れる感情の根底を探ることは、とても時間のかかる行為であり、また多くの苦しみを要する。だがその広がりと深みがなければきっと人間という存在は、もっとつまらないものであったであろう。 人間の中に宿る精神の神秘を時に写真家という職業は、見事なまでに炙り出す時がある。だが、それは決してどのような写真家にでも可能な行為ではないであろう。当に自身の心の深みと対峙したことのある者にしかそのような芸当はできないのではないか。人間という名の小宇宙が、外界

    『一瞬のアジア』 - HONZ
  • 『琥珀色の戯言』 BOOK OF THE YEAR 2012 - 琥珀色の戯言

    今年も残り少なくなりました。 恒例の「今年僕が面白いと思ったベスト10」です。 いちおう「ベスト10」ということで順位はつけていますが、ジャンルもまちまちですし、どれも「当に多くの人に読んでみていただきたい」です。 2012年に発売されたものではないも含まれていますが、「このブログで2012年に紹介したのなかで」ということで。 (ちなみに、このブログで2012年中(12/26まで)に感想を書いたは、241冊。ちなみに去年は155冊、一昨年は146冊だったので、かなり増えました。 読書量が増えた、というよりは、このブログにの感想中心に書くようになったためだと思われます。 いままでずっと1年の半分以下だったので、実際に数えてみて、けっこう驚きました。 今年は、ちょっと短めにまとめてみました(毎年「このエントリ長すぎ!」って言われるので) まず、10位から6位まで。 <第10位>僕

    『琥珀色の戯言』 BOOK OF THE YEAR 2012 - 琥珀色の戯言
  • 『親なるもの 断崖』曽根富美子 - 古本屋の覚え書き

    漫画家協会賞の優秀賞に輝き、曽根富美子の名を不動にした名作を読んだ。長らく絶版になっていたが、やっと復刊された。昭和初期の遊郭が史実に基づいて描かれている。 一度目で挫けた。意を決して再読したが、私の精神力が耐え切れず、飛ばし読みをするのがやっとだった。“地獄”という名の現実が、そこにあった。 貧困が罪であることを思い知らされた。16歳で幕西(まくにし)遊郭に売られた松恵は、着いたその日に客を取らされ、首を吊った。 青森から室蘭へ4人の少女を引き連れた男は言った―― 地球岬(ポロ・チケウ)―― “親である(ポロ)断崖(チケウ)” という意味だ 少しはなれたところに そら あそこが ポン・チケウ “子供である・断崖”だ 死にたくなったら 断崖(ここ)に来い どの土地にも その土に 血をにじませながら 生きた者がいる よく 見ておけ これから おまえたちが 創って いくであろう この土地を

    『親なるもの 断崖』曽根富美子 - 古本屋の覚え書き
  • 性はなぜ神に捧げるものだったのか? | 考えるための書評集

    大和岩雄の『遊女と天皇』(白水社)を読んでいるのだが、むかしの日の性風俗におどろかされる。同様なに夜這いをとりあげた赤松啓介の『夜這いの民俗学・性愛論』があるわけだが、前者ののほうがよりその目的・理由に迫っているといえるだろう。 表面上は乱交や貞操観念のまったくない性的放縦がくりひろげられるのだが、ほんらいの目的は死と再生の思想を再演することであったり、豊穣や繁栄を祈願したものだと思われる。 人間の性をさかんにすることによって動植物の繁栄や豊穣ももたらされると考えたのが古代人だ。現代人が商売繁盛を願うときは神社に賽銭を投げ込むのだが、むかしの人はみずからが性的行為をおこなうことによって自然界の繁栄を願ったり、または衰弱し衰えた自然界の活力と再生をうながすために人は性行為をおこなったと思われる。自分たちの性行為は自然界の活性化をもたらすものであったのである。 このような思想のもとに乱交

  • [書評]出ない順 試験に出ない英単語(中山・著、千野エー・イラスト): 極東ブログ

    物好きを誘うバカバカしいらしいんで、「出ない順 試験に出ない英単語」(参照)、中も見ないで予約で即決でポチっと買いましたよ。買ってから買ったことを忘れて、先日届いてびっくりしたけど。で、開いてまたびっくりしましたよ。何が? こ、これは、使えるじゃないですか。そんなぁ。 military advisor あそこでステファニーと一緒に踊っている トップレスの男性は、 劉備の軍師諸葛亮です。 The topless man dancing over there with Stefanie is Liu Bei's military advisor, Zhuge Liang. いい感じじゃないですか。使えるじゃないですか。コメントに「何やってるんですか、伏龍さん、魏が攻めてきますよ」とあるのも味わい深い。若いな、亮。 これ、ほんとに「出ない順」なんすかね。ほかにはというと、アマゾンの紹介とかが無

  • 「薔薇の名前」はスゴ本

    推理小説の皮を被った衒学迷宮。 中世の修道院の連続殺人事件の話という入口から、知の宝庫(だけど大迷宮)へ誘われる、これぞスゴ。 二十年前と一緒だった、知恵熱で寝込んだ。というのも、ただ物語を追うだけでなく、自分の既読を強制して引き出させられる体験が強烈だったから。 「読む」というのは目の前の一冊に対する単独の行為ではない。台詞や描写やモチーフ通じて、関連するや自分の記憶を掘り出しては照射しながら、くんずほぐれつ再構成する、一種の格闘なのだ。ひっくり返すと、あらゆるにはネタ元がある。「読む」とは、ネタ元を探しては裏切られながら、『再発見』する行為なのだ。 ヨハネの黙示録の引用に始まり、ヴィトゲンシュタインの論理哲学考の模倣で終わる書は、縦横無尽の借用、置換、暗示、物真似で綴られており、科学・文学・哲学の壮大なパッチワークを見ているようだ。 だいたい、探偵役が「バスカヴィルのウィリアム

    「薔薇の名前」はスゴ本
  • あたらしい本との出会いかた

    ブログのおかげ、ネットのおかげで、質量・世界ともに広がった。ここでは、あたらしいとの出会いかたについていくつか、紹介する。 昔は書店通い・ハシゴをするか、書評を漁るしかなかった。Popで店員さんのシュミを探るとか、文庫の解説からの目利きを探すのも(地味ながら)有効だった。通いつめるうちに、「に呼ばれ」て即買い→アタリだったという経験もある。無意識のうちに背表紙を読んでいたのだろうか? 今は、blogやtwitterやfacebook経由で触手を伸ばしたり、amazonのオススメに誘惑されたりと忙しい。大型書店や出版社の新刊情報も外せないが、玉と糞が混交しており仕分けほうが大変だ。との出会いのチャネルが増えたのは嬉しいが、フィルタリングが要となる。「あたらしいとの出会いかた」に共通するのは、そこに「人」が介在するところ。ネットの向こうの人を介して、を探す。「わたしが知らないスゴ

    あたらしい本との出会いかた
  • いまさらブログで書評を書きたい人のための5つのアドバイス - 技術教師ブログ

    大学生のころ僕の中でのアルファブロガー、東大の中原先生のブログを見て、を読んで記録することでそれがインセンティブになること、自分の思ったことをアウトソーシングしておいて後で検索した方が効率がいいこと、などを知り、を読んだら必ず書評をつけることにした。2〜3年間でだいたい200冊くらい読むとある程度の事についてわかったような物言いはできるようになるし、語れないものには沈黙する、その沈黙の基準が見えてくる。ブログでも書評記事自体は書き方を失敗してあまり注目されないこともいまだによくあるが、一時期はてな書評ブログ16位にまで上り詰めた実績が一応ある。簡単に普段意識していることを書きとめておきたい。 一番大事なことは未熟であることを意識し、背伸びをすることである。未熟だからと縮こまらずに背伸びをすることで、自分が考えていた以上の文章が書けることがある。そうして出てきた文章をもう一度読みなすこ

    いまさらブログで書評を書きたい人のための5つのアドバイス - 技術教師ブログ
  • 「おもしろい書評」を書くために必要な7つの知識

    書評は当ブログのメインのコンテンツとなっています。毎日ブログを更新する(平日のみ)と決めている私にとって、書評は計算できるコンテンツです。一冊読めれば、確実に一記事を更新できるからです。 書評にはコツがあります。私が書く書評が面白いかの判断は皆さんに任せるとして、もし当ブログのような書評を書きたい方は、これからご紹介するポイントを抑えておけば、誰でも書評が書けるはずです。 Tagged! / laszlo-photo 1.「自分が主役」を強く意識する のあらすじを順番に書いて、その都度「私もそう思いました」「共感しました」のような平凡なコメントを付けていく書評が多いです。このパターンの書評は「」の内容が主役になってしまい、凡庸な文章になりがちです。絶対にこういう書評は書かないことです。 個性というのは、ある種の「無理」や「歪み」だと思います。無理や歪みが一切ない整然たるものというのは、

    「おもしろい書評」を書くために必要な7つの知識
  • この本がスゴい2010: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    今年もお世話になりました、すべて「あなた」のおかげ。 ともすると似たようなばかりに淫するわたしに、「それがスゴいならコレは?」と教えていただいたおかげ。もちろん、好きなだけ・屋さんだけで完結しても問題ない。それでも全部読むのに一生以上かかるだろう。だけど、自分の地平を拡張するため、あえて知らない趣味、行かない場所に足を運ぶ。その収穫が、沢山の「あなた」からのオススメになる。昨年までの探索結果はこの通り。 このがスゴい!2009 このがスゴい!2008 このがスゴい!2007 このがスゴい!2006 このがスゴい!2005 このがスゴい!2004 さらに、今年は「スゴ」のチャネルを増やしたぞ。「スゴオフ」と銘打って、リアルでの交流を図ってきた(直近だとスゴオフ@ミステリを12/3にするよ)。ネット越しと違うのは、圧倒的な情報量。おすすめをプッシュする熱とエントロピーが

    この本がスゴい2010: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
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