人を高く評価する場合、大きく分けると「いい人」「できる人」に分かれるように思う。パッと見た時の印象で、「ああ、優しいな、いい人だな」と感じさせる“好かれるタイプ”の人と、「この人はできるな、頭が切れるな」と思わせる“畏怖されるタイプ”の人の2つだ。 たいていの人はどちらか一方の印象が強く、たまに、どちらでもなかったり、まれに両方の資質を兼ね備えていたりする人もいる。周囲の人に、自分は「いい人か、できる人か」を聞いてみるといい。案外、誰もが自分に対して同じ印象を持っていることが多く、驚くはずだ。 どちらのタイプにも強みがある どちらのタイプにも強みがあり、弱みがある。ただ、こと、企業の「出世街道」(なんて昭和レトロな響き!)、つまり、企業の昇進レースで、勝ち上っていく人は、この「できる」タイプが多い。正確に言えば、「できるように見える人」「できそうな人」で、必ずしも「できる」わけではないこと