鶴保庸介・沖縄北方担当相(49)が、大臣就任前の今年7月、大阪府内の高速道路で大幅な速度超過をしたとして、道交法違反容疑で大阪府警に摘発されていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、鶴保氏は7月、大阪府内の高速道路で制限速度を40キロ以上超過して乗用車を運転し、道交法違反容疑で書類送検された。速度違反自動取り締まり装置「オービス」に記録されており、反則切符の中でもより重い「赤切符」が交付されたという。今後、罰金が命じられるとみられる。 鶴保氏の事務所関係者は「現在、事実関係を確認している」と話した。 鶴保氏は平成10年の参院選に自由党公認として和歌山県選挙区から出馬し、当時最年少の31歳で初当選。その後自民党に移り、通算4期連続当選。国土交通副大臣などを歴任し、今年8月に発足した安倍改造内閣で、沖縄北方担当相として初入閣を果たしていた。