日本維新の会の橋下共同代表は23日、野党再編について「維新の会とか、みんなの党とか民主党という看板はなくさないと駄目だ。一つにまとまれば国民の声をくみ上げる政党になる」と述べ、新党結成が望ましいとの考えを示した。 大阪市役所で記者団に語った。再編時期について橋下氏は「国会議員が今動くメリットはない。衆院選前になって、当選するかどうかという話になってきてから、ざわざわし始めるのではないか」との見方を示した。
国内の主要大学・大学院にある原子力関係の3学科と9専攻のうち、2学科5専攻で今年度の入学者(4月末現在)が定員割れになっていることがわかった。 背景には、原発事故によるイメージ悪化に加え、国の原子力政策が定まらず、将来が描けない学生の原子力離れがある。人材育成が滞れば今後の原発の廃炉作業にも影響が及びかねないため、関係者は危機感を強めている。 文部科学省が入学状況を調査している、「原子」のつく学科・専攻は、大学で3学科、大学院(修士課程)で9専攻ある。読売新聞がこれらに今年度の入学者を聞いたところ、福井工業大や東海大、東京工業大、京都大など、4月末現在で7大・大学院の2学科5専攻(早稲田大は9月入学を含まず)が定員割れしていた。東京大などは定員を満たしていた。 定員割れした大学は、原発事故直後の2011年度は大学院の2専攻だけだったが、12年度は6学科・専攻に増加。2年連続で定員割れした東
茨城県警笠間署は6日、今年2月に窃盗容疑で逮捕した笠間市笠間、無職小貫秀雄被告(72)(窃盗罪で公判中)について、余罪約560件(被害総額約1100万円)を裏付けたと発表した。 発表によると、小貫被告は2006年6月から今年2月、笠間市や水戸市、桜川市などで車上狙いを繰り返し現金などを盗んだ疑い。 小貫被告は「生活費のために盗んだ」と供述。質素な生活を送っており、「生活保護を受けるのは恥ずかしい」とも話しており、生活費が厳しくなると犯行に及んでいた。 小貫被告は当初、石や金づちで車のガラスを割っていたが、途中からガラスを割る際の音が小さくなるようなハンマーを自作して使っていた。 笠間署管内では、昨年1年間で233件の被害があり、うち97件が小貫被告によるものだった。
【ワシントン=中島達雄】甘い物が好きなはずのチャバネゴキブリに、甘みを苦いと感じて食べないグループがいることを、米ノーカロライナ州立大の勝又綾子主任研究員らが見つけたと、米科学誌サイエンスに発表した。 駆除剤による絶滅を逃れるための生存戦略とみられ、こうしたゴキブリの対策には、駆除剤を改良しなければならないかもしれない。 ゴキブリ駆除剤の多くは、食い付きを良くするため、ブドウ糖で包んでいる。しかし、約20年前から効果が落ちたと指摘されていた。 ゴキブリは物を食べる前に、口の周りにあるヒゲのような器官で触って味を確かめる。甘みを感じた時と苦みの時で、神経回路の反応が異なり、苦みを感じた場合は食べない。
宿泊客の減少に悩む鳥取県倉吉市関金町の関金温泉が活性化の起爆剤にと、東京や大阪などの都市部で暮らす20~30歳代の女性を対象に、接客や温泉のPRを行う若女将(おかみ)として、市の非常勤職員で雇用する公募を始めたが、反響がほとんどなく低調だ。 市の担当者は「ここまで知名度不足だったとは」と頭を抱えており、応募締め切りの27日までに“救世主”は現れるのか――。 若女将は旅館での接客をはじめ、各地への観光キャラバンに参加したり、インターネットで温泉をPRしたりするほか、地域の活性化に向けた提言も行う。任期は最長3年で、給与は月額14万5000円。住む場所や着物、移動手段の軽自動車も市が用意する。 4月8日に募集を始め、5月10~12日に大阪、名古屋、東京の3大都市圏で説明会を開いたが、参加者は大阪会場の4人だけで、東京、名古屋はゼロだった。電話での問い合わせは23日現在で1件のみで、応募は1件も
青森県立中央病院(青森市)で2011年4月、宗教団体「エホバの証人」の女性信者(当時65歳)の家族が、女性の信仰上の理由で手術中の輸血を拒否し、途中で打ち切られた手術後に、女性が死亡していたことが分かった。 病院によると、女性は同月28日昼頃に体調が悪化して入院。急性硬膜下血腫と診断され、手術が必要となった。女性自身は意識不明だったため意思表示はなく、女性の息子が輸血拒否を申し出て、書面を提出したという。 手術中に出血が止まらなくなり、病院側が説得したが、息子は応じなかった。手術は打ち切られ、女性は同日夜に死亡した。 教団関係者によると、息子は信者ではなく、女性は輸血拒否の意思表示カードを作成していたという。ただ、病院側は入院時は持っていなかったとしている。
自動販売機に内蔵されたリモコンを不正操作して缶ジュースを盗み出す新手の自販機荒らしが、東京都内の中高生らの間に口コミで広がり、今年初めまでの約2年間に中高生ら計33人が窃盗容疑などで摘発されていたことが、警視庁への取材でわかった。 遊び半分で一度に100本以上を抜き取った悪質なケースもあり、業界団体は、再発防止に向けて対策に乗り出した。 捜査関係者によると、新手の自販機荒らしは、2011年6月~昨年10月、品川、大田、板橋、北の4区と、府中、調布、八王子の3市で計31件発生した。機械前面の一部をこじ開け、作動確認や温度調整のため内部に設置されたリモコンを抜き取り、不正操作するという。現金などは盗まれていない。同庁で捜査を進め、うち18件に関与したとして、今年初めまでに、中学生19人や高校生10人ら少年少女計33人を窃盗や器物損壊などの容疑で逮捕、補導するなどした。 このうち府中市の中学生ら
政府は1日、プロ野球読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏(77)と、大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(38)の2人に国民栄誉賞を贈る方針を固めた。 長嶋氏は人々の記憶に残るプレーで、プロ野球の発展に貢献し、松井氏は大リーグの名門ヤンキースで活躍するなど日本野球の価値を大いに高めたことを評価した。同日午後に正式発表する。 長嶋氏は1958年に立教大から巨人入りし、翌年、初の天覧試合でサヨナラ本塁打を放つなど勝負強い打撃で活躍した。プロ野球を国民的スポーツに発展させた最大の功労者として、「ミスター・プロ野球」と呼ばれた。現役17年間で2186試合に出場、通算打率は3割5厘、444本塁打、1522打点。首位打者を6回、本塁打王2回、打点王5回、最優秀選手(MVP)5回を獲得した。 74年に引退後、2度にわたり巨人軍監督を務めた。2001年に退任後は巨人軍終身名誉監督に就任して、後進の指
世界屈指の金輸入国とされるインドで、西部プネ近郊の資産家ダッタ・プージさん(32)が金製の豪華な半袖シャツを考案し、このほど完成させた。地元紙が伝えた。 インドの大王マハラジャをイメージし、金細工師が15人がかりでビロードに大量の金の小片を貼り付けた労作で、1着2万2000ドル(約200万円)。プージさんは「顔ではもてない私に女性の目をくぎ付けにするために作った。目がくらまない女はいない」と自信たっぷり。(ニューデリー支局)
山梨県甲州市の東山梨消防本部が、職員の情報提供から不祥事が報道されたとして、全職員に個人の携帯電話の発信履歴明細を提出するよう求めていたことが18日、同本部への取材で分かった。 同本部は「告発者を処分するつもりだった」としており、識者からは「告発者を保護する公益通報者保護法の趣旨を理解していない」との批判が出ている。 同本部などによると、男性職員が同市内の観光果樹園でアルバイトをし、副業を禁じた地方公務員法に違反したとして1月下旬に訓告処分を受けた。処分は未発表だったが、地元テレビ局が2月14日に報じたため、楠照雄消防長は翌15日、全職員を集めて「告発者に転職を勧める」と述べたうえ、今月12日には「通話履歴を調査する。行為者以外の職員は身の潔白を証明するいい機会」という内容の文書を配布した。
民主党の海江田代表は10日、北海道旭川市で記者団に、環太平洋経済連携協定(TPP)へ新たに交渉参加する国に対して「議論を蒸し返さない」などの3条件が出されていたことについて、「日本の国益を守るという観点での(政府の)主張はだいぶ緩くなる。そこはチェックしていかなければいけない」と懸念を示した。 岸田外相は3条件について、民主党政権時代の昨年3月には政府が把握していたとしたが、海江田氏は「全くつかんでいなかった」と述べた。 一方、安倍首相が国連軍への参加を想定して憲法9条改正に意欲を示したことについて、「これまで国連軍が編成されたのは、朝鮮戦争の時だ。ああいう戦争に日本が出て行くのか。国民の意識とかなり違うのではないか」と批判した。
厚生労働省は来年度から、正社員と非正規労働者の中間に位置する新たな雇用形態の創出に乗り出す。 働く期間に定めがない無期雇用にして賃金を上げ、正社員に近づける一方、昇進などは制限する「准正規労働者」ともいえる形態で、増え続ける非正規労働者の労働条件の改善につなげる狙いがある。非正規労働者を准正規労働者に引き上げるなどした企業に対し、総額54億円を助成する方針だ。 「正社員を増やすことにこだわっていても、不安定な非正規労働者が増えるだけだ」。厚労省幹部は危機感をあらわにし、今回の対策を打ち出した背景を語る。 同省では、これまで非正規労働者を正社員にした企業に助成金を出すなど様々な対策を講じてきた。だが、非正規労働者はこの10年間に年平均約30万人のペースで増え続け、昨年は約1813万人と労働者全体の35・2%を占めるまでになった。このうち約400万人は正社員を希望しながらかなわずにいる非正規労
民主党三重県連は23日、党本部から海江田代表を招いて津市のホテルで定期大会を開き、「政権運営の経験と反省を踏まえ、地域をくまなく歩いて国民の信頼を取り戻す」などとする大会決議を採択した。 大会には党員ら約190人が出席。海江田代表は24日の党本部大会で決定する党綱領について、「これまで、生活者、納税者、消費者の立場に立って政治を行ってきたが、そこに新たに『働く者』を加えた」などと説明した。 あいさつに立った岡田克也・県連代表は「与党として行った社会保障と税の一体改革は評価されるべき。自民党政権は長くは続かない。国民の期待に応えられるのは民主党だ」と語った。 続いて議事にうつり、夏の参院選に向け、連合三重や県議会最大会派「新政みえ」と協力して政治活動を進めることなど、今年の活動方針を決めた。
長時間労働でうつ病になったとして、「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)の男性社員(27)(京都府)が同社を相手取り、休業中の給与や慰謝料など約2300万円の損害賠償を求める訴えを5日、京都地裁に起こした。 訴状によると、男性は同府八幡市の店舗で2009年から勤務。平日は11時間、休日などは12時間働き、時間外労働が月平均で約135時間あった。11年4月に抑うつ状態と診断された。 同店では10時間を超える勤務時間の記録がコンピューターに入力できない仕組みといい、時間外労働は、男性の手書きメモで算出したという。 男性は京都南労働基準監督署から12年2月、半年間にわたる月平均約108時間の時間外労働と精神的ストレスで、うつ病になったとして労災認定された。 代理人の佐藤克昭弁護士は「会社側は恒常的な長時間労働を当然視している。男性が健康を害すると認識していたはずで安全配慮の義務に違
三重県鳥羽市の鳥羽水族館で4日、2009年1月2日以来絶食を続けているダイオウグソクムシに餌が与えられた。 職員らが「きょうこそは」と期待をかけたが、この日も何も食べずに終わった。 餌を食べないのは同館が飼育する2個体のうちの「No.1」(体長29センチ)。飼育研究部の森滝丈也係長(43)が口の前にサバを何度か運んだが、食べるそぶりを見せただけ。 同館は餌を食べてもらうため、飼育に適した水温を探ってきた。昨年末には7度から10度に上げてみたが、動きが緩慢になり、先月4日の餌やりでは食べるそぶりも見せなかった。 このため、今度は時間をかけて5度まで下げたところ元気に動き出したため、この日の餌やりに期待がかかっていた。森滝係長は「いい加減に食べてほしい」と頭を抱えていた。
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