東日本大震災で被災した酒蔵の地酒を味わい、復興を支援する「呑みボラ」の関連イベントが今月21日、石川県七尾市で始まる。 もともと能登半島地震(2007年)に遭った輪島市の酒造店を応援しようと始められた活動で、主催者は「今度は恩返しを」と意気込んでいる。 まちづくり会社などでつくる「能登旨美オンパクうまみん実行委員会」(七尾市)が主催する。 呑みボラは「呑んでボランティア」の略。酒蔵を通じた活性化に取り組むNPO「酒蔵環境研究会」(東京都国分寺市、世古一穂代表幹事)が提唱している。被災した蔵元の日本酒販売を研究会が取り次ぎ、商品の発送も研究会メンバーがボランティアで手伝う仕組みだ。07年の能登半島地震をきっかけに始まり、被災地の酒蔵と全国の日本酒ファンを取り持ってきた。 今回は、うまみん実行委が福島県矢吹町の「大木代吉本店」、同県いわき市の「四家酒造店」、同市の「太平桜酒造合資会社」、宮城県