動物検疫所は、家畜等の輸出入に係る検疫を実施し、我が国の家畜衛生における水際防疫を担当していますが、家畜衛生に係る国際機関や各国家畜衛生当局との情報交換や家畜衛生に係る取り決めについては、農林水産省消費・安全局動物衛生課が担当していることから、動物衛生課と常に密接な連絡調整を図り、業務を推進しています。また、輸出入検疫は、国内の防疫体制とも密接に関連し、国内防疫を担当する都道府県の畜産主務課との連絡調整も行っています。 さらに、動物検疫は、狂犬病を対象疾病として犬、猫、あらいぐま、きつね、スカンクについて、また、エボラ出血熱及びマールブルグ病を対象疾病としてサルについて検疫を実施しており、厚生労働省との連携を図るとともに、家畜の疾病の病性鑑定や精密検査による診断も重要であることから、家畜の伝染性疾病にかかる研究等を行っている国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門と