沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する勢力「オール沖縄」は22日、任期満了に伴う那覇市長選(10月16日告示、23日投開票)で、県議の翁長雄治氏(35)の擁立を決め、出馬を要請した。翁長氏は那覇市長も務めた故翁長雄志前知事の次男。記者団に「前向きに検討する」と述べ、意欲を示した。 雄治氏は辺野古移設を巡り、普天間所属の輸送機オスプレイは那覇市上空も飛んでいると指摘。「辺野古移設が那覇に関係ない話とは言えない」と述べ、争点の一つとの認識を示した。 オール沖縄は現職の城間幹子氏(71)が5月に勇退を表明したのを受けて選考を開始した。