随分昔の話ですが、漫画家志望の後輩からある質問をされました。 それは… 『漫画絵が上手くなるのにデッサンは必要なのか?』 というものでした。 先に答えを申し上げますと僕の考え方ではプロの漫画家になる前提ならば 『漫画絵においてデッサンは必要である』と回答します。 人によって捉え方が違うので一概には言えませんが、 今から話すのはあくまで僕個人が今までの人生や経験に裏づけされた一つの考え方としての 『デッサン』や『漫画絵と美術絵』に関しての考え方と思って聞いてください。 まずはそもそも何故デッサンをするのかを考えてみましょう。 美術としてのデッサンは主に被写体(絵を描く対象物)の陰影、質感の訓練をしたり、 また被写体を正確に写し取る訓練として行われます。 よくデッサンが狂っているという言葉が使われますが、これは美術において 基礎技術として人体のバランスが正確に描けなくてはならないからです。 人
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