就職活動などで使う「履歴書」について、日本規格協会は、これまで、性別欄が記載されたものをJIS規格の様式例として提示してきましたが、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人たちの要望を受けて様式例自体を削除しました。これによって、今後、性別欄のない履歴書を販売しようというメーカーも出てきています。こうした状況を受けて、厚生労働省は、国として履歴書の新たな様式例を作成するかどうかを含め、対応を検討しています。 履歴書の様式は法律で定められてはいませんが、市販の履歴書の多くはJIS=日本産業規格の様式例に基づいて作られています。 JIS規格の開発などにあたる日本規格協会は、昭和31年から、性別欄が記載された履歴書をJIS規格の様式例として示してきたということです。 しかし、トランスジェンダーの人たちが履歴書記載の性別と外見が異なることを理由に内定を取り消されたりするケースがあるとして、こと